ある女性社員が席を立った。 いつもの時間だったので、 「あっはーん、トイレだな。」 と思っていると、すぐに帰ってきた。 なんだかとっても辛そうな顔だ。 恐らく誰かが入っていたのだろう。 一旦席につくと私の所に来た。 「この本面白かったぽよ。ありがとぽよ。」 と言って、昨日貸してあげた”夢をかなえるゾウ”を返しに来た。 やけに読むの早いな、と思ったがそれよりなんだかやけに臭い。 うんこの臭いに近い、屁の臭いだ。 俺はすぐに悟った。 「ちゃんと読んで勉強してるじゃねえか・・・」 恐らくこうだ。 屁をしようとトイレに行ったが誰かが入っていて困った。 こんな時、ガネーシャだったらなんと言うだろう・・・ 考えた結果、シュレッダー娘は俺のところに来て屁をこいて帰っていったのだ。 自分が屁をこいたとは思われないし、俺に屁のにほいをかがせることも出来る。 それに喜んだ昇給神マスーダが昇給するかもしれない。
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