昨年の「東大教官がすすめる100冊」の2007年版。企画の趣旨は以下のとおり。 ■企画「東大教師が新入生にすすめる100冊」の趣旨 東大教師が選んだ新入生向けのブックリストとして、新書「東大教官が新入生すすめる本」と、紀伊國屋書店のサイト[参照]がある。全部で2100冊程と膨大なので、まとめる。まとめるだけでは面白くないので、100冊に絞ってランキングする。 新書もサイトも、「ただ並べてあるだけ」なので非常に見づらい。さらに、くりかえしオススメされる本の「重み」が見えないため、以下の基準で編集→ランキングする。 年を越えてオススメされる本は、それぞれ1票としてカウント 複数の教官にオススメされる本は、それぞれ1票としてカウント 全集・分冊は丸めて1冊にした。ただし、全集の中の特定巻を指してある場合は「ソコを読め」というメッセージなので別枠とした 参照元では「文系」「理系」と分けているが、混
魚住昭「官僚とメディア」 著者の作を読むのは「野中広務 差別と権力」に次いで2冊目なのですが、「野中広務」を読んだときに思ったとおり、著者は優秀なジャーナリストなのだな、と実感させる一冊です。検察に食い込んでいった様の描写など、プロとはかくあるべしと感心してしまいます。 しかしながら、本書の醍醐味は、そこにはありません‐あるいは、優秀なるがゆえに著者の狙いとは違った問題をも図らずも抉り出してしまった、というべきでしょうか。つまりは、優秀である著者であっても逃れられないということから、今のマスメディアの抱える問題の深刻さがあぶりだされてくるのです。 歴史は繰り返す 今なおメディアの世界においては、昭和初期の全体主義体制の確立に当たって、被害者意識のみを持つ人も多いように見受けられますが。 私がまだ共同通信の記者をやめる直前の『沈黙のファイル』の取材で、同僚と一緒に太平洋戦争開戦前夜の参謀本部
本日は、久々に書評でも。 最近は経営史に凝っているので、よく経営史関連の書籍を読むんだけど、本日は、比較経営についての本の書評でもしてみようかな、と思う。 で、本日書評するのは、吉森 賢著の「 日本の経営・欧米の経営―比較経営への招待」で、読みやすくて面白かったんでご紹介。 本書を読むことで、簡単に日米欧の経営文化やその違いを簡単に把握できる。本日のエントリはそれらの簡単なまとめてきなものでもあるので、ご了承を。 本書によれば、フランスなどにおいて、特に特徴的な考え方であるが、技術・生産中心の考え方は、「良い商品は何もしなくても口コミだけで売れる」というのがある。 一方で、アメリカ型の考え方は「良い製品は良い広告から」といった形で、マーケティング要素が製品と一体化されて語られることがある。マーケティングや経営的な要素が重要になり、販売手法や広告の重要性が理解されているのである。 「わが社は
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