今回の地震の避難所の状況について、NHKが調べたところ、自治体が地域防災計画で指定していないのに、事実上、避難所となっている場所が、少なくとも170か所あり、2万人を超える人が避難していることが分かりました。この中にはスーパーの駐車場など、自治体が把握できていない場所もあり、どう支援を行き渡らせるかが課題となっています。 その結果、地震が起きる前に地域防災計画で指定されていた避難所は合わせておよそ250か所だったのに対し、地震のあと、住民が避難してくるなどして、事実上避難所となっている場所が、熊本市で113か所、益城町で4か所、阿蘇市で9か所、御船町で27か所、大津町で19か所と、少なくとも172か所に上り、こうした場所に避難している人は合わせて2万人を超えることが分かりました。 地域防災計画外の避難所が多くなっていることについて、自治体や避難所で理由を取材したところ、収容しきれないほど多