ことし2月、東京の東京女子医科大学病院で、2歳の男の子が子どもへの使用が禁止されている麻酔薬を投与されて死亡した医療事故で12日、病院の理事長らが記者会見し、去年までの5年間に、同じ薬が63人の子どもに使われこのうち12人がその後、死亡していたことを明らかにしました。 病院側は「因果関係はないとみられるが詳しく調査したい」としています。 東京・新宿区の東京女子医科大学病院ではことし2月、首の手術を受けた当時2歳の男の子が、集中治療室で子どもへの使用が禁止されている麻酔薬「プロポフォール」を投与されたあと容体が急変して死亡し、警視庁が業務上過失致死の疑いで捜査を進めているほか、病院も調査を行っています。 12日は、病院を運営する法人の吉岡俊正理事長らが記者会見し、「責任を痛感しており、亡くなったお子様とご遺族に本当に申し訳なく思います」と謝罪しました。そのうえで、去年までの5年間に、同じ薬が