暗号通貨ビットコインがまた急激に息を吹き返しつつある。このビットコインについて日本ではほとんど語られていない、電力消費量の観点からその持続性についての課題を本稿では提起したい。 注目を集めるビットコイン2014年初頭のMt. Goxの破綻依頼、日本ではしばらく取引が警戒されていたビットコインであるが、ここ半年で再び投資先として人気を集めている。最近では6月に1ビットコインあたり、最高で33万円を超える相場となったこともあり、1年前に6~7万円程度であったことと比較してもその期待の大きさが窺える。 ビットコインの特徴管理者が不在改めて、ビットコインの特徴について少しだけおさらいしたい。 ビットコインは政府や中央銀行などの中央機関を持たない分散型の暗号通貨で、インターネット上で取引や通貨発行が行われる。 また、P2P (Peer to Peer) 型のネットワークで取引が行われる。 そのため、
![電力消費から見たビットコインの持続性 | InfoComニューズレター](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/7d6a561e4c71ec7691cf8f3f184b4a57005dcf6f/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fwww.icr.co.jp%2Fnewsletter%2Fwp-content%2Fuploads%2F2017%2F08%2Fwtr340-20170809-maekawa_1.png)