大阪府警東淀川署は29日、コンビニ店で食品を奪ったとして、強盗の現行犯で長野市吉田の無職、河村良治容疑者(63)を逮捕した。同署によると「刑務所を出たばかりだが、体力、気力もなく、(刑務所に)戻りたかった」などと供述しているという。 逮捕容疑は29日午前4時50分ごろ、大阪市東淀川区のコンビニ店に買い物客を装って入店し、レジカウンター付近で男性店員(33)にカッターナイフ(刃渡り約5センチ)を突きつけ、「強盗だ」などと脅したうえ、おにぎりとお茶の2点(計246円相当)を奪った疑い。 河村容疑者は4月末まで愛知県内の拘置支所にいた。所持金はわずか30円しかなく、男性店員を脅す際にわざわざ「警察を呼べ」などと“告知”していた。 大阪府警によると、捜査関係者は、自ら刑務所に戻ることを目的にした犯行を「飯食い(めしくい)」と呼んでいるが、同容疑者はちゃんと罪が重くなるように、店から逃走し、約