特許庁は1日、トンボ鉛筆とセブン―イレブン・ジャパンが出願していた「色彩」の商標の登録を認めたと発表した。色彩の登録を認めるのは初めて。 登録が認められたのは、トンボ鉛筆が、消しゴム「MONO」のケースに使っている色彩と、セブン―イレブン・ジャパンがコンビニの看板などにしている色彩の2件。トンボ鉛筆は約半世紀、セブン―イレブン・ジャパンは約30年、それぞれの色彩を使っているという。 特許庁は2015年4月、商標の登録対象を拡大。文字やロゴマークに加え、色彩やCMなどの「音」、動画の「動き」なども登録できるようになった。だが、特許庁は約500件ある色彩の出願の登録をこれまで認めていなかった。色だけで商品やサービスの識別が難しいことに加え、「お茶の商品に緑色」といった申請は簡単に認められないと考えていたためだ。 特許庁は今回の2件について、複数の色を使っているうえ、「長く使用され、認知度が高い