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ブックマーク / book.asahi.com (131)

  • asahi.com(朝日新聞社):「寄り道作家」花開く 冲方丁さん、吉川英治新人賞 - ひと・流行・話題 - BOOK

    「寄り道作家」花開く 冲方丁さん、吉川英治新人賞2010年3月30日冲方丁さん 作家・冲方丁(うぶかた・とう)さん(33)が、時代小説『天地明察』(角川書店)で吉川英治文学新人賞の受賞を決め、屋大賞にもノミネートされた。才能を開花させるまで、努力と失敗を重ねてきた姿は、作品の主人公、渋川春海の人生とも重なる。 『天地明察』は江戸時代前期が舞台。算術を愛する碁打ちの渋川が、誤謬(ごびゅう)が明らかだった従来の暦を改めるまでを語る。何度も改暦に失敗したが、あきらめずに達成した実在の人物だ。 暦への関心は、海外生活が原点だ。4〜14歳、シンガポールやネパールで過ごした。学校で「宗教は?」と尋ねられた。仕方なく「フリー」と答えてきたが、心に引っかかっていた。帰国後にカレンダーを見て気付いた。「これが日人の信仰心なんじゃないか」と。「陰陽五行も、クリスマスもうまく取り込んでいますよね。この『無節

  • asahi.com(朝日新聞社):「不妊治療と命」現場で考える 受精卵扱う培養士ルポ - ひと・流行・話題 - BOOK

    不妊治療と命」現場で考える 受精卵扱う培養士ルポ「エンブリオロジスト」について語る須藤みかさん=東京都中央区築地 エンブリオロジストと呼ばれる技師がいる。体外受精に用いる受精卵の培養などをする人のことだ。自身も体外受精を経験したライターの須藤みかさん(44)は、このほど小学館ノンフィクション大賞を受賞した著作『エンブリオロジスト』(小学館)で、その実態を追った。不妊治療を通して見えた家族や命の“今”とは――。 須藤さんは2005年末から07年夏まで、二つの病院で不妊治療を受けた。体外受精にも挑んだが、失敗。それが取材のきっかけになった。 「疑問だらけでした」 自分の卵子を扱ったのがどんな人たちなのか、分かりやすい資料は見つからなかった。「その人たちが一生懸命やってくれたのだと確認したかった。そうすれば治療を終えられる、と思いました」 二十数人に取材をした。直径0.1ミリの卵子を、体温と同

  • asahi.com(朝日新聞社):〈本の舞台裏〉加速する責任販売制 - 出版ニュース - BOOK

    の舞台裏〉加速する責任販売制[掲載]2010年2月14日 出版界の大問題の一つがの返品率の高止まりだ。昨年は4割ものが書店から出版社に返された。運送費や廃棄費用、倉庫代など業界の損失額は1700億円以上と言われ、出版社の経営も圧迫している。返品率を下げようと、いくつかの出版社が昨年から格的に取り組んだのが「責任販売制」と呼ばれる方法。今年は、この動きが加速しそうだ。 ふつうはの値段の22〜23%が書店の取り分だが、それを大幅に上げて書店が希望する数だけ配するかわりに、返品の際の負担を書店に求めるのが責任販売制。書店の販売意欲が向上し、消費者も欲しいが確実に手元に届く利点がある。 小学館は昨年、4点を刊行。通常の委託制か、35%の取り分がある責任販売制か、書店が選べるようにした。4点の中では『くらべる図鑑』が責任販売制で10万部、委託制で36万部のヒットとなった。 今年もこの

  • 【レビュー・書評】天地明察 [著]冲方丁(うぶかた・とう) - 売れてる本 - BOOK:asahi.com(朝日新聞社)

    天地明察 [著]冲方丁(うぶかた・とう)[掲載]2010年1月31日[評者]斎藤環(精神科医)■キャラ全開 堂々時代小説 冲方丁といえば2003年に『マルドゥック・スクランブル』で第24回日SF大賞を受賞した新進気鋭だ。漫画原作やゲームライトノベルの書き方指南も手がけるメディアミックス展開も、SF者なら納得がいく。それだけにこの新作には完全に意表を突かれた。なんと時代物である。 これが実に堂々たる時代小説で、しかも圧倒的に面白い。474頁(ページ)にも及ぶ長編を、引きこまれるように一気に読んでしまった。 主人公の渋川春海は、江戸時代前期に実在した人物で、囲碁の名人にして算術に長(た)け、天文暦を専門としつつ神道にも通ずるという、大変な才人だ。それまで日で採用されていた「宣明暦」の不正確さを指摘し、その生涯を賭して初の国産暦である「大和暦」(のちの「貞享暦」)を作り上げた。 正確な暦を

  • asahi.com(朝日新聞社):1日15冊、義務感は禁物 ブロガー・小飼弾さん - 特集 - BOOK

    1日15冊、義務感は禁物 ブロガー・小飼弾さん[掲載]2009年1月1日朝刊小飼弾さんの自宅の居間は一面が棚。上部のは専用の脚立で取り出す=東京都中央区佃、鬼室黎撮影 ■〈新年の読書特集〉私の「読む」スタイル 書評を中心としたブログ「404 Blog Not Found」を手がける小飼弾さん。影響力のあるブログを書く“アルファブロガー”で、一日平均15冊のを読む。 幼少のころから図書館を借り、おぼれるように読んでいた。「ぼくには読書事と同じような行為」。ブログを始めた当初は、ついでのつもりで読んだの感想を書いていた。すると次第に、それで「が動く」(売れる)ことがわかるようになった。「そうすると、ますます読んでは書き、読んでは書き、となって……」 小飼さんは、かつて読書はひとりでする“閉じた行為”というイメージがあったが、ネットで多くの人の書評や感想を読めるようになったいま

  • asahi.com(朝日新聞社):〈本の舞台裏〉20年後の再ヒット - 出版ニュース - BOOK

    の舞台裏〉20年後の再ヒット[掲載]2009年12月20日 1988年に刊行されベストセラーになった岩波新書の『日人の英語』=写真=が、20年以上たった今年、再びヒットの兆しを見せている。今年の売り上げは例年の倍以上の1万8千部に届きそうな勢いだ。 同書は、当時、東京工業大学で日文学を研究していたマーク・ピーターセン明治大学教授が、日人科学者の英語論文の添削をしていて、同じような誤りが多いことに気づき執筆。不定冠詞と定冠詞の使い方や、前置詞の使い分け、完了形と進行形など、日人が何年勉強してもわかりにくいポイントを英語の論理から説き起こし説明している。 刊行数カ月後から口コミで広がり、発売から5年で50万部のベストセラーに。その後、売れ行きは落ち着いていき、ここ数年は毎年5千〜8千部、岩波新書の創刊70周年のフェアを大々的に打った昨年は約1万部だった。 通常なら注文の先いでフェ

  • asahi.com(朝日新聞社):本・グッズ求め歴チルも出没 「歴ドル」サイン会も - ひと・流行・話題 - BOOK

    stella_nf
    stella_nf 2009/12/17
    歴女、歴ドルの次は歴チルらしい
  • asahi.com(朝日新聞社):庶民を描く歴史人口学 文化勲章・速水融さんに聞く - ひと・流行・話題 - BOOK

    庶民を描く歴史人口学 文化勲章・速水融さんに聞く2009年12月17日鈴木好之撮影 歴史人口学を日に築いた功績で今年度の文化勲章を受けた速水融・慶応大名誉教授が、長年の研究をまとめ『歴史人口学研究』(藤原書店)として出版した。歴史人口学とは、どのような研究手法なのか。その分析を通して見えてきた日の社会、地域、家族の特徴とは……。速水さんに聞いた。 歴史人口学はフランスで始まった。その生まれたばかりの成果に速水さんは留学先で触れた。1963年、ベルギーでのことだ。 教会に残る洗礼や結婚、埋葬などの記録を手がかりにして信徒の生涯や家族の姿を復元していた。「革命的な手法に見えた」という。 庶民の歴史の研究は日にもあったが、一揆や抵抗の歴史が中心だった。歴史人口学は、庶民の日常の暮らしや地域の特色、人口の推移などを描き出そうとしていた。 帰国すると史料を求め全国をめぐった。探したのは江戸時代

  • asahi.com(朝日新聞社):「フォーサイト」来年3月に休刊 新潮社の情報誌 - 出版ニュース - BOOK

    「フォーサイト」来年3月に休刊 新潮社の情報誌2009年12月16日 新潮社は16日、国際政治経済情報誌「フォーサイト」を来年3月20日発売の4月号で休刊すると発表した。同誌は1990年3月創刊で、発行部数は約2万部。読者に直接雑誌を届ける年間定期購読による販売を続けてきた。新潮社によると、「出版不況の中で全社的な事業見直しが避けられず、黒字化への見通しも立たないことから、創刊20年目の区切りで経営判断をした」という。

  • asahi.com(朝日新聞社):芥川賞だけ、なぜモテる? - ひと・流行・話題 - BOOK

    芥川賞だけ、なぜモテる?2009年11月14日 「文学賞」大国、日。出版社や地方自治体だけでなく、書店が選ぶものなど、『最新文学賞事典』によると466件もある。2千万円もの高額賞金の賞もあるけれど、知名度ナンバー1はやっぱり「芥川賞」だ。 受賞作を手に、誕生した芥川賞と直木賞の作家がカメラにポーズ。フラッシュがたかれ、テレビが全国放送する。二つの賞の中でも、すでに知名度のあるエンターテインメント系の作家が受賞することの多い直木賞に比べ、純文学で「新進作家」が対象となる芥川賞は注目度が高いといえる。受賞作一覧は教科書に載ることも。まさに「国民の文学賞」が芥川賞だ。 8月に芥川賞を受賞した磯崎憲一郎さんの「終(つい)の住処(すみか)」。受賞決定わずか12日後に単行化され、16万部も発行された。純文学は数千部が相場なのに。 賞の力は、作家の生活をも変える。05年に「土の中の子供」で受賞した中

  • asahi.com(朝日新聞社):〈本の舞台裏〉中高生の読書意識は - 出版ニュース - BOOK

    の舞台裏〉中高生の読書意識は[掲載]2009年11月8日 読書離れが言われる中で、中学生や高校生はどれくらいを読んでいるのだろう? 財団法人・出版文化産業振興財団(JPIC)は、全国の中高生を対象とした読書実態と意識のインターネット調査を実施し、1239人から回答を得た。 「1カ月に平均何冊のを読みますか」との問いで、一番多かった答えは「1冊」の29.0%だった。次いで「2冊」の23.0%。3番目が「3、4冊」で18.7%だった。「0冊」という答えが15.5%あった。20代から60代の成人への調査で、ほぼ4人に1人が「0冊」だったのと比べれば、まだ中高生の方がを読んでいることが分かる。 「0冊」の人に読まない理由をきいたところ、「読まなくても不便はない」「読みたいがない、何を読んでいいか分からない」「勉強や部活が忙しくて時間がない」という答えが上位を占めた。 一方で、幼いころに

  • asahi.com(朝日新聞社):〈本の舞台裏〉ワニブックスが新書 - 出版ニュース - BOOK

    の舞台裏〉ワニブックスが新書[掲載]2009年10月25日 ワニブックス(東京都渋谷区)が8日、「ワニブックスプラス新書」を創刊した。第1弾のラインアップは、川端康成やレイモンド・チャンドラーほか、日と世界の作家24人の意外な素顔に文芸評論家の福田和也氏が焦点を当てた『大作家“ろくでなし”列伝』や、日将棋連盟会長の米長邦雄氏の闘病記『癌(がん)ノート』など、全8冊(798〜840円)。隔月刊行で、次回は12月初旬の刊行予定。 同社は新書創刊に向け、今年6月に関連会社「ワニ・プラス」を設立。新会社の社長には「週刊SPA!」(扶桑社)元編集長の佐藤俊彦氏を迎え、編集長には、季刊の文芸雑誌「en―taxi(エンタクシー)」(同)の発案者で、映画テレビドラマにもなった、リリー・フランキーのベストセラー『東京タワー』の編集も雑誌連載から手がけていた壱岐真也氏を迎えた。 すでに生き残りを賭け

  • asahi.com(朝日新聞社):「静山社文庫」が創刊 「ハリポタ」シリーズも映画公開後に - 出版ニュース - BOOK

    「静山社文庫」が創刊 「ハリポタ」シリーズも映画公開後に2009年10月24日 『ハリー・ポッター』の出版で知られる静山社が文庫を創刊した。フィクション、ノンフィクション、実用の3ジャンルの8作品。年間60点の刊行を予定し、合計100万部の売り上げをめざす。近い将来の『ハリー・ポッター』文庫化も視野に入れている。 『ハリー・ポッター』は、昨年7月に発売された第7巻で完結。新たな収益の柱をつくるため、「静山社文庫」の創刊を決めたという。 責任者の古屋信吾編集局長は「文庫はいろいろなテーマを入れることができるし、メディアとしての可能性が高い。単行と比べても読者は多く、市場も広い」と言う。 文庫版『ハリー・ポッター』は切り札的な存在だが、来年冬、再来年夏と映画公開が予定されており、文庫化はその後になる見込みという。 創刊ラインアップはフィクションは『ハリー・ポッター裏話』(J・K・ローリング、

    stella_nf
    stella_nf 2009/10/26
    文庫レーベルってそんなに増えてたんだ
  • asahi.com(朝日新聞社):「翻訳ミステリー大賞」創設 翻訳者有志で - 出版ニュース - BOOK

    「翻訳ミステリー大賞」創設 翻訳者有志で2009年10月21日 翻訳者らによる手作りの文学賞「翻訳ミステリー大賞」が、このほど創設された。書店員が選考する屋大賞が「日小説」だけが対象なのに対抗しつつ、翻訳の販売促進につなげたいという。 「なぜ屋大賞は翻訳ミステリーが対象外なのか」。翻訳ミステリー大賞の発起人になった翻訳家の田口俊樹さんは、創設のきっかけをそう話す。最近は翻訳が売れず、翻訳者も苦しい。田口さんは「シャーロック・ホームズに負けず劣らずの名探偵がいる。を手にとるきっかけにしてほしい」と力を込める。 ライバルは屋大賞だが、書店員によるアンケート方式という選考方法などはまねた。08年12月〜09年11月刊行の翻訳ミステリーから、約350人の翻訳者が優秀作に投票。まず上位5作を選考し、そこから再び投票で大賞を選ぶ。賞品は屋大賞と同じ図書券で、受賞作の翻訳者に5万円分を贈

    stella_nf
    stella_nf 2009/10/21
    本屋大賞が「日本の小説限定」なのが創設の理由だそうだけど、それこそ「ミステリ限定」であるのが不満な翻訳ファンタジー好き
  • asahi.com(朝日新聞社):雑誌もネットで有料配信 出版各社、共同サイト試み - 出版ニュース - BOOK

    雑誌もネットで有料配信 出版各社、共同サイト試み2009年10月19日 パソコンや携帯、専用端末で、様々な雑誌の記事を購読して読む。そんな雑誌コンテンツの有料配信を目指し、大手や中小の出版社などが力を合わせ、共同サイトをつくる試みが始まっている。実証実験に向けて格的に動き始め、2年後の実用化を目指すが、著作権問題や有料配信のビジネスモデル作りなどハードルは多い。 ■実用化へなお課題も 日雑誌協会(雑協、東京都千代田区)の中のデジタルコンテンツ推進委員会が「雑誌コンテンツデジタル推進コンソーシアム(共同事業体)」を立ち上げたのは、今年8月。既に集英社や講談社など45社が参加を決めている。 活字情報のデジタル化には、国際的には米グーグルによる書籍の全文ネット検索サービス、国内では国立国会図書館による蔵書のデジタル化という流れがある。いずれも単行などが主体だ。それに対し、雑協の試みは、権利

  • asahi.com(朝日新聞社):村上春樹「ノルウェイの森」が1千万部突破 - 出版ニュース - BOOK

  • asahi.com(朝日新聞社):〈本の舞台裏〉若手書店員のフェア - 出版ニュース - BOOK

    の舞台裏〉若手書店員のフェア[掲載]2009年6月7日 「対決! 共鳴し合う作家たち」という文学フェアが、紀伊国屋書店新宿店2階で開かれている。入社数年の若手書店員6人が企画した。ふだんは並んで置かれることのない2人の作家のを「この作家とあの作家は時代も国も違うのに、何だか近いものを感じる」「共鳴し合っているのに、今は片方しか読まれていない」といった観点で選んだ。約600冊が並んでいる。 例えば、「ハードボイルド」のテーマではレイモンド・チャンドラーと桐野夏生の作品。企画した木村洋志さん(24)は「チャンドラーはフィリップ・マーロウで男の生き方を描き、桐野夏生は女の生き方をさめた目で書いている」と話す。 「土俗」のテーマで中上健次とガルシア・マルケスが対決。「いんちき」で石川淳とホフマン、「流麗」でマキューアンと三島由紀夫、「頽廃(たいはい)」で坂口安吾とボードレールと、多様な切り

  • asahi.com(朝日新聞社):日本推理作家協会賞に道尾秀介さん・柳広司さんら - 出版ニュース - BOOK

    推理作家協会賞に道尾秀介さん・柳広司さんら2009年4月17日 第62回日推理作家協会賞の選考会が17日、東京都内のホテルで開かれ、長編および連作短編集部門は道尾秀介さんの「カラスの親指」(講談社)と柳広司さんの「ジョーカー・ゲーム」(角川書店)に決まった。短編部門は曽根圭介さんの「熱帯夜」(「野性時代」6月号)と田中啓文さんの「渋い夢」(「ミステリーズ!」28号)。評論その他の部門は円堂都司昭さんの「『謎』の解像度」(光文社)と栗原裕一郎さんの「〈盗作〉の文学史」(新曜社)。賞金は各50万円。贈呈式は5月26日に東京・新橋の第一ホテル東京で。

  • asahi.com(朝日新聞社):ホラー小説 ホラーとファンタジーは今、文学的実験の敵地に - ひと・流行・話題 - BOOK

    ホラー小説 ホラーとファンタジーは今、文学的実験の敵地に2008年12月11日 「パラサイト・イヴ」など人気作を次々に生み出す日ホラー小説大賞(角川書店主催)で、今年の第15回長編賞には飴村行(あめむら・こう)さんの「粘膜人間」が選ばれた。乱暴な弟の殺害をカッパに頼むという奇想で、薬物を使った拷問やむごたらしい殺し合いの場面が描かれている。中学生同士が殺し合う「バトル・ロワイアル」が、作品の反社会性から同賞に落選して10年。ホラー小説は、その可能性を広げながら暴走を続けている。 「粘膜人間」は最終選考前の下読み委員の評価は最高点だった。が、最終選考で「悪夢のような拷問シーンが実に不愉快で、作者はかなり危険なところに近づいている気がする」(林真理子さん)とされ、大賞は真藤順丈さんの「庵堂(あんどう)三兄弟の聖職」に。ただ、映像的な表現と文章力は林さんも高く評価する。 著者の飴村さんは39歳

  • asahi.com(朝日新聞社):雑誌不況、新創刊で勝負 新しい市場どこに - ひと・流行・話題 - BOOK

    雑誌不況、新創刊で勝負 新しい市場どこに2008年11月1日 老舗(しにせ)の看板雑誌も含めた休刊ラッシュが続く出版業界。そのなかで、新しい雑誌を出す動きも出始めている。逆風をついて新媒体に挑戦するのはなぜか。雑誌の現場でいま何が起きているのか。 10月1日、東京・内幸町の帝国ホテルで、幻冬舎の新女性誌「GINGER(ジンジャー)」(来年3月創刊)の発表会が開かれた。壇上に立った見城徹社長は「今回の創刊は大勝負。逆風が吹いているが、それをついて出ていくのが幻冬舎らしい!」とぶち上げた。 今年の夏以降、出版社の屋台骨を支えた雑誌の休刊が発表されるたびに、業界に衝撃が走った。休刊の連鎖は今も続き、今週は「読売ウイークリー」「マミイ」の休刊が発表された。 大手出版社はなかなか反転攻勢できない。「ロードショー」や「PLAYBOY日版」の休刊を発表した集英社は「既存誌を読者目線で見直すのが一番の重