埼玉県は26日、新型インフルエンザに感染した疑いのある入間市の市立中2年の女子生徒(13)が死亡したと発表した。県によると、新型インフルエンザによる死者は疑い例も含め県内2人目で全国33人目。 県によると、女子生徒は22日に発熱し、簡易検査でインフルエンザA型陽性と診断されリレンザの治療を受けた。その後も高熱が続き、24日からおう吐を繰り返し、翌25日に病院に搬送されたが、午後8時すぎに死亡が確認された。 死因は新型インフルエンザによるウイルス性心筋炎などとみられるという。女子生徒に基礎疾患はなかった。 ただ、25日にのどから採取した検体を遺伝子検査したところ、新型、A型ともに陰性だった。この点について、県は「リレンザ治療後に検査が行われ、のどにウイルスがいない可能性がある」としている。