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  • 日本お祭り紀行その④ 龍神へ水をかけろ!厳正寺「水止舞」 : この本読んどく?

    7月14日には東京都大田区大森の厳正寺付近で「水止舞(みずどめのまい)」が催された。 この祭りは前半と後半で違った側面を見せる面白い祭りだ。 毎年14日に開催されるので興味がある人は見てみて欲しい。東京都でもこんな愉快な祭りがあるのである! 目次 祭りの始まり~水止舞の歴史~ 潜入!水止舞(遅刻) ここが気になる!この寺紋! 祭りの始まり~水止舞の歴史~今から700年前に遡る。 北條茂候の子として生れた法密上人は18歳から真言密教を学び、後に厳正寺二世を継いだ。 後醍醐天皇の治世の1321年。法密54歳である。 その頃武蔵の国では大旱魃が起っていた。そこで雨乞いの祈禱をする者として法密に白羽の矢が立ったのである。 当初自分の力量では無理だと辞退をしたのだが、天候が回復しないこと、また皆からの願いによって法密は雨乞いをすることになる。法密は7日間祈禱。するとあれほど照っていた強い日が翳り、雨

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    stepup77 2017/07/21
  • そこは血で血を洗う修羅の国!和田竜「忍びの国」 : この本読んどく?

    今月の1日から和田竜原作「忍びの国」の公開が始まった。 興行収入は30億円を越える見込みのようだ。 公開されたばかりだが、映画評価サイトのレビューは概ね好印象のようである。 では原作のほうはどうなのか?今回はこの「忍びの国」を見てみようと思う。 目次 ヒット作を書き続ける男・和田竜 忍者って何者!? 「忍びの国」を読む 織田信雄に漂う悲哀~あいつは能でも舞わしとけ~ オススメ度 ヒット作を書き続ける男・和田竜当初脚家を目指していた和田氏。2003年「忍ぶの城」で第29回城戸賞を受賞した。 そして2007年に忍ぶの城を自身の手で小説化、「のぼうの城」として出版。こちらは後に野村萬斎氏主演で映画化された。 そして2014年には「村上海賊の娘」で第35回吉川英治文学新人賞と2014年屋大賞、第8回親鸞賞受賞した。他に「小太郎の左腕」が2009年に小学館から刊行されている。 作「忍びの国」は

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    stepup77 2017/07/06
  • 日本お祭り紀行番外編 新潟近郊グルメ編 : この本読んどく?

    新潟駅付近には様々な美味い店がある。 今回は祭りに過程でべた店と駅弁を紹介! 目次 ラーメン王国新潟屈指の人気店!「ちゃーしゅーや武蔵」 新潟限定!「鮭はらこ弁当」 ラーメン王国新潟屈指の人気店!「ちゃーしゅーや武蔵」新潟がラーメン王国だ、と言うと「フッ」と鼻で笑われることが多いのですが当です!当なんです! 背脂ちゃっちゃ系は燕三条、秋葉原にも出店している「青島堂」も新潟です。煮干し系はもちろんのことダブルや正当派醤油ラーメン、味噌、豚骨、なんでもべられます。 数年前には「東京で賞を取ったラーメン店が新潟に殴り込み!」と大きな看板・宣伝で出店した店もありましたが、半年後には携帯ショップになっていました。 数多くのラーメン店がひしめき合っている新潟では、新規オープンの店がそのまま継続していくことは非常に難しい。東京や大阪などの大都市で流行っていたとしても新潟ではもうブームが去ってい

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    stepup77 2017/07/03
  • 日本お祭り紀行その② 新潟県小出町「しねり弁天たたき地蔵」 : この本読んどく?

    お祭り紀行第二回 二回目は6月30日に開催された新潟・小出の「しねり弁天たたき地蔵祭り」を見学してきた。 生憎の雨ではあったが凄い熱気で祭りは大盛り上がり!その様子をお伝えします! 目次 電車に揺られていざ小出! 金精様渡御! 見た目に反してメチャ美味い!「アイス『御神棒』」 電車に揺られていざ小出!JR新潟駅から信越線で長岡。そして上越線に乗り換え電車に揺られ続けること約2時間! ついに小出に到着! 山と川に囲まれ緑豊かな地域だ。電車からは田園風景も見えこれぞ新潟!という感じがする。 しかし当日は生憎の雨!新潟も梅雨入りしたこともあり天気がしばらく悪そうだ。 小出駅で下車し、太鼓の音がする方へ歩くこと約10分。ようやく祭り会場へと到着だ。 今回見に来た祭りは「しねり弁天たたき地蔵」 道には露店や地酒の試飲、越後もち豚の焼き串など様々な店が出ている。 名前から想像できないこの祭りはどんな

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    stepup77 2017/07/02
  • 今年一冊目!個人的「壁本」 篠田達明「戦国武将のカルテ」 : この本読んどく?

    を買う際ネットでオススメの物を買うことも多いのだが、そうしていると自分の棚から自分の色がだんだんと消えていってしまう気がしてならない。 なので書店でを買うときは ①ネットでオススメのもの ②立ち読みして面白そうなもの ③立ち読みもせず、タイトル・カバー・出版社のみで判断するもの を合わせて買うようにしている。 そんな買い方をしていると、たまに出会うが「壁」である。 きょうはそんな「壁」の素晴らしい世界を見てみよう。 目次 壁とはなんぞや? 「戦国武将のカルテ」を読む 壁度 壁とはなんぞや?簡単に言ってしまえば各ジャンルに存在している所謂「地雷」のことである。 「読んだ後、壁に投げつけたくなるほどどうしようもない」略して「壁」だ。 「壁」の多くはミステリー界隈に多く存在している。というのもトリックが成立していない・結末に納得がいかない(無理矢理・ご都合主義)・設定がお

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    stepup77 2017/07/01
  • 悪夢の先にあるものは……!?道尾秀介「貘の檻」 : この本読んどく?

    心の闇、というものは中々消えるものではない。 それを心因として「トラウマ」が生まれることもあるようだ。それはしばしば私たちに悪夢を見せる。 そんな暗い雰囲気の小説を得意とする作家に道尾秀介氏がいる。 今回は今年の一月新潮社から文庫化された「貘の檻」を見てみようと思う。 目次 人間を描く・道尾秀介 「貘の檻」を読む! オススメ度 人間を描く・道尾秀介道尾氏と言えば、2005年に発刊され賛否両論で話題となった「向日葵の咲かない夏」や月9ドラマ原作「月の恋人」、2012年に映画化された「カラスの親指」が有名だろう。 ミステリーランキングにも毎年のように名を連ね、2011年には「月と蟹」で直木賞を獲得した作家でもある。 さてそんな道尾しであるが、「背の眼」で第5回ホラーサスペンス大賞特別賞を受賞してデビューに至る。このデビュー作は今のスタイルとは全く違い、良い意味で大衆小説として面白く読める。なの

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    stepup77 2017/06/24
  • 日本お祭り紀行その① 佐渡「つぶろさし」~Part2~ : この本読んどく?

    今回の記事は佐渡「つぶろさし」編のパート2となっております。ぜひパート1からご覧くださいませ! そんなわけでパート2は残る二つの「つぶろさし」を御紹介しようと思う。それぞれ微妙に違っているのが見どころだ。 目次 二人の鬼が舞う! 鬼舞つぶろさし・草刈神社 天狗が登場! 妹背神楽つぶろさし・度津神社 町中を歩く! 大獅子舞と猿田彦神 二人の鬼が舞う! 鬼舞つぶろさし・草刈神社 13時50分からは村山地区に伝わる「鬼舞つぶろさし」の登場だ。 こちらは文禄のころ村山の藤七という人物が京都へ赴き祇園祭で習得して来たという。こちらは「草刈神社」に奉納される。またこの草刈神社には「県指定有形民俗文化財」の「能舞台」がある。毎年15日の夜には薪能が行なわれている。 草刈神社は牛頭天王を祀っており、しだいに農耕神としての性質を帯びるようになった。 その神社の前では各地域が出し物を持って集まり様々な演目が披

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    stepup77 2017/06/18
  • スーパーで季節外れのイチゴを発見したのでラッシー作る+チャイ : この本読んどく?

    スーパーをふらふらして気分転換していると、ついつい見てしまうのがおつとめ品のコーナーである。 そこでなんと「越後姫」を発見。ブランドのイチゴがシーズン外の痛みかけとはいえ200円とは安いじゃないか! 来であればそのままべたいところだが、いけるか微妙な感じだったのでラッシーにすることに。そうしてしまえば見た目の悪さは気にならないのである!ということでラッシーとついでにチャイも作ることにした。 目次 ラッシーを作る! ついでにチャイも作る! そして飲み干す! ラッシーを作る!ラッシーといえばインドカレー屋ではかかせない飲み物だ。ヨーグルトベースのラッシーが辛さを中和しまたカレーへと誘ってくれる。 さらにあのヨーグルトの酸味がまたたまらない。 暑い季節に辛いカレーべ、そしてラッシーで中和し、また汗をかきながらカレーべる。最高のひと時だ。 そんなラッシーだが、家でも簡単に作れてしまうの

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    stepup77 2017/06/14
  • KFCに行きたくなったからビスケットを作った : この本読んどく?

    時々無性にべたくなるのがあのKFCのビスケット。サクッ、ふわの感が堪らない。 だが近くに無かったりすると「あのビスケットのためだけにわざわざ……」と思ってしまうのもまた事実である。そんなわけで今回は自宅でKFC風ビスケットを作ってみる。 目次 憧れのビスケット 自宅でビスケットがべたい! 実 憧れのビスケット私にとってKFCと言ったらビスケット! バーガーもチキンも好きではあるけれど、やはりあのビスケットに比べたら霞んでしまうのだ。なぜあんなにも美味いのか。 サクッ、フワッのあの感。そこに絡まるメイプルシロップ。そこに紅茶でもあればもう最高だ。至福のひと時である。 そんなわけで一時期毎週べていたことがあったのだが、その時友人に言われたのが 「そんな好きなら自分で作ればええやん」 の一言。そうだ、自分で作ればいいんだ!そんなわけで自作ビスケットの研究会が起ったのである。 自宅でビ

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    stepup77 2017/06/11
  • ネタかガチか!?奥井真司「毒草大百科 愛蔵版」 : この本読んどく?

    書店をふらふら歩いていると、偶然思わぬ発見をすることがある。そのが当たりであれば得した気分にもなれるものだ。 今回紹介したいはそんな偶然から発見した「毒草大百科」である。名前からして怪しげなを今日は見てみようと思う。 目次 「人を死に至らしめる植物」 「人を狂わせる植物」 「人を苦しめる植物」 「個性的な毒を持つ植物」 「毒草栽培のための知識と設備」 「毒草を利用する」 オススメ度 「人を死に至らしめる植物」内容に入る前にまず帯を見て欲しい。 そこには「毒草の入手法、栽培法、利用法―全ての毒草を写真や図で解説―」とあるのだ。これを見て買わずにいられるだろうか? おバカなのか、至極真っ当ななのか? というか、「利用法」ってなんだよ、と(しかしながらミステリーの創作には使えるかもしれないが)思わず突っ込みが入る。 このは6章構成となっている。それぞれの章から気になったものを一、二

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    stepup77 2017/06/07
  • だって貴族だから! 麻耶雄嵩「貴族探偵」 : この本読んどく?

    平安貴族や武家貴族、公家や華族など日にも様々な貴族階級の人間がいた。 そんな貴族たちについて私たちはどんなイメージを持っているだろうか? 今日はおよそ貴族らしい探偵が登場する「貴族探偵」を見てみようと思う。 目次 麻耶雄嵩ってどんな人? 「貴族探偵」を読む 「こうもり」について(ネタバレあり) ドラマ「貴族探偵」を見て思うこと オススメ度 麻耶雄嵩ってどんな人?麻耶雄嵩氏もあの京大推理小説研究会出身である。そこで知り合った綾辻行人・法月綸太郎・島田荘司の推薦をうけ1991年「翼ある闇 メルカトル鮎最後の事件」でデビューした。 さらに2011年には「隻眼の少女」で第64回日推理作家協会賞・第11回格ミステリ大賞を受賞。2015年には「さよなら神様」で第15回格ミステリ大賞を受賞した。この「さよなら神様」は7月に文庫化も予定されており、そちらも楽しみである。 また麻耶氏は「独特の世界観

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    stepup77 2017/06/04
  • 今日もどこかで開催中!?万城目学「鴨川ホルモー」 : この本読んどく?

    変わったタイトルは一度聞くと中々頭から出ていかないものだ。 「鴨川ホルモー」もそうだろう。 鴨川はわかるとしても、「ホルモー」って何なんだ? 変わったタイトルには、どこか人を惹きつける魅力もある。そんな「鴨川ホルモー」を今日は見てみようと思う。 目次 万城目学ってどんな人? 「鴨川ホルモー」を読む 誰が芦屋を裏切ったか? オススメ度 万城目学ってどんな人?作者の万城目学氏は第四回ボイルドエッグ新人賞を受賞し、2006年「鴨川ホルモー」でデビュー。 その作品の多くが関西圏を舞台にしており、そんな繋がりからか森見登美彦氏とも交友がある。「おともだちパンチ事件」の被害者側である。 代表作に「鹿男あをによし」「プリンセス・トヨトミ」など。 直木賞候補5回(鹿男・トヨトミ・マドレーヌ夫人・風太郎・悟浄出立) 山田風太郎賞候補2回(悟浄・バベル) 直木賞に関しては嫌がらせか!と突っ込みが入るぐらいノミ

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    stepup77 2017/05/28
  • 日本各地の季節の祭 ~奇妙なものから笑えるものまで~ : この本読んどく?

    今後行ってみようと思う各地の祭を今現在私が知っているものだけまとめてみた。 今後随時追加予定。奇祭でなくとも各地のお祭り・伝統行事もここに追加していきます。行ったものに関しては後々記事に起す予定。 なお今回は「奇祭・杉岡幸徳」「日の奇祭・合田一道」「とんまつりJAPAN・みうらじゅん」各書を参考にさせてもらった。 月別 各地のお祭り・行事 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 1月・尻振り祭り(福岡県 1月8日) ・ひげなで祭り(千葉県 1月第2日曜日) ・ヘトマト(長崎県 1月16日) ・むこ投げ・すみ塗り(新潟県 1月15日) 2月・一夜官女祭り(大阪府 2月20日) ・おんだ祭り(奈良県 毎年2月の第一日曜日) ・国府宮はだか祭り(愛知県 旧暦1月13日) ・スミ付け祭り(岩手県 2月第1土曜日) 3月 ・ジャランポン祭り(埼玉県 3月15日

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    stepup77 2017/05/26
  • 変貌する日本の今昔 芳賀日出男「日本の民俗」/みうらじゅん「とんまつりJAPAN」 : この本読んどく?

    芳賀日出男氏は写真家・民俗研究家だ。折口信夫の国文学の講義を受けるうちに「来訪神」「マレビト」について興味を持ったそうだ。 「神は季節の移り目に遠くから訪れ、村人の前に姿を現す」と折口は語った。 そこで芳賀氏はそれが当ならば、写真に収めることができるかもしれない、そう思ったらしい。そして日人の暮らしに密着した写真を撮ることになる。 こちらでは主に「祭り」と「芸能」がとりあげられている。 神の依代である御幣や、神を招くための清めや祓い、田の神に豊作を願う田植えの祭りなど多くの写真と共に詳しく解説してくれている。あえてすべての写真が白黒であるが、その写真達からは動的な力強さが伝わってくる。 そもそも「まつり」は神を祀ることだとされている。 とするならば、現在も各地で続く「祭り」もそこには神の存在があるはずだ。そしてその祭りを毎年楽しんでいる。今でこそすべてのものに神が宿るという考えは薄くな

    変貌する日本の今昔 芳賀日出男「日本の民俗」/みうらじゅん「とんまつりJAPAN」 : この本読んどく?
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    stepup77 2017/05/25
  • あなたも作家になれるかも!? オススメ指南書5選! : この本読んどく?

    元朝日文庫から出ていた「物語の体操」を星海社新書から新しく刊行。 書の最大の特徴は「課題形式」にある。ただ読むだけではなく、こちら側も出された課題をこなす必要があるのだ。 第1講ではいきなり「プロット100個作成」という課題を突き付けられる。しかしその作成に至るまでの手順、さらには裏ワザを教授してくれているので、初心者にはありがたいだろう。 その後もレッスンが続くのだが、全ての課題をこなし終わった後には自分自身の成長を実感できるはずだ。 このは初心者にオススメだ。 特にどう書いたらいいかわからない・話が作れない・話に矛盾が出るという人はこのを熟読すると良い。 「ミステリーの書き方」 日推理作家協会編

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    stepup77 2017/05/23
  • 異次元級のブッ飛び度! 平山夢明「独白するユニバーサル横メルカトル」 : この本読んどく?

    数多くの小説が毎年出版される中、かつてここまで狂ってる小説があっただろうか? 2006年に出版されるやいなや様々な方面で物議を醸し出したこの「独白するユニバーサル横メルカトル」そんなを今日は見ていこうと思う。 目次 怪人・平山夢明 そして被害は拡大す C10H14N2(ニコチン)と少年――乞と老婆 Ωの聖餐 無垢の祈り オペラントの肖像 卵男 すさまじき熱帯 独白するユニバーサル横メルカトル 怪物のような顔の女と溶けた時計のような頭の男 オススメ度 怪人・平山夢明作者・平山夢明とはどんな人物なのだろうか。 平山夢明氏は実話怪談や、超怖い話シリーズ、東京伝説シリーズなど多くのホラー・怪談物を手がける傍ら、多くの短編集も発表している人物だ。 2010年には「ダイナー」(カバーはとても美味しそうな写真!)で吉川英治文学新人賞最終候補。第28回 日冒険小説協会大賞、第13回大藪春彦賞を受賞し

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    stepup77 2017/05/21
  • きっと勉強が楽しくなる!サンキュータツオ「国語辞典の遊び方」 : この本読んどく?

    今現在、自分の家、もしくは自分の部屋に何冊の辞典があるだろう。 まだ捨てていないという人はおそらく三冊、国語辞典・英和辞典・古語辞典ではないだろうか? そもそも現在ではネットで調べればすぐ単語の意味は出てくる。持ち運ぶんだったら電子辞書。そもそもアプリが入っている、そんな感じではないだろうか。 しかしながら書には他の形態の辞典を貶めることなく、紙辞書について熱く語られている。我々の今後の人生を一変させるかもしれない、そんな書を今日は見てみようと思う。 ※私は書を読んですぐ書店へ向かった。まさに目から鱗のである。こんなを書いてくれて当にサンキュー!と言いたい。 目次サンキュータツオとはいったい誰なのか?「国語辞典の遊び方」を読む実際に遊んでみたオススメ度サンキュータツオとはいったい誰なのか?この読むからに怪しげな人物「サンキュータツオ」とはいったい誰なのだろうか。 これが現在のネ

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    stepup77 2017/05/13
  • 黒髪の乙女を探しに行こう!森見登美彦「夜は短し歩けよ乙女」 : この本読んどく?

    京都を舞台にした小説は多々あるが、最近勢いがあるのはやはり森見氏に違いない。 彼の作り出す京都をベースとした奇妙な舞台を覗くには、アニメ映画化もされた「夜は短し歩けよ乙女」が最適だろう。森見入門にも持って来いな書を今日は見てみよう。 目次そもそも「森見登美彦」って誰よ?「夜は短し歩けよ乙女」ってどんな小説?「森見リンク」はあるの?オススメ度そもそも「森見登美彦」って誰よ?森見氏は2003年、『太陽の塔』で第15回日ファンタジーノベル大賞を受賞しデビューしたファンタジー・作家だ。作品のほとんどが京都を舞台にしたもののため出身地も京都かと思われがちだが、実は奈良の生まれである。 奈良と言えば「鹿男」が思い浮かぶが、実際万城目学氏とは交友があるようだ。 二人の間柄を示すような「おともだちパンチ事件(※)」は有名である。 ※屋大賞受賞式にて森見氏が初対面の万城目氏に「おともだちぱんち」をお見

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    stepup77 2017/05/11
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