パリ(Paris)西郊ナンテール(Nanterre)の裁判所で女性と話す、ブルカを着用した女性(2010年7月1日撮影)。(c)AFP/MIGUEL MEDINA 【9月15日 AFP】フランス上院は14日、顔をすべて覆うベールを公共の場所で着用することを禁止する法案を賛成多数で可決した。同法は、仏憲法裁判所の憲法会議(Constitutional Council)の審査で違憲とされない限り、来年初頭には施行される。 法案は仏上院(定数577)で246票の賛成多数で可決された。下院を7月に通過しており、次は憲法会議による審査となる。違憲審査は1か月以内に行われる。 この法案はイスラム教徒に言及してはいないが、ニコラ・サルコジ(Nicolas Sarkozy)政権は、イスラム教徒の衣装であるブルカやニカブの着用の強要から女性を保護する手段であるとして法案成立を推進してきた。 施行後は、まず6