7月24日、ニンテンドーDSをブラウザとして利用できる「ニンテンドーDSブラウザー」が発売される。この製品のコンセプトや概要について、任天堂 開発技術本部の下村勝氏と橋本英之氏に伺った。 ■ 「Wi-Fiを最も使うアプリケーションはブラウザー」 ――本日はよろしくお願いします。はじめに、ニンテンドーDSブラウザー開発のきっかけを教えて下さい。 下村:ニンテンドーDSは標準でWi-Fi準拠の無線LANを搭載していますが、無線LANを最も使うアプリケーションといえばやはりブラウザーだろうと。ゲームボーイアドバンスと比べてニンテンドーDSは画面の解像度も向上していますし、実際に使えるブラウザーが作れるのではないか。作れるかもしれないならやってみよう。そんな発想から開発がスタートしました。 ――ブラウザにOperaを採用した理由は。 下村:携帯機器向けの組み込みブラウザーで快適に動作しているという