資源量が急減しているニホンウナギを、台湾政府が絶滅危惧種リスト(レッドリスト)で「最も絶滅の危険度が高い種」に指定することが21日、分かった。日本の環境省や国際自然保護連合(IUCN)のレッドリストでは危険度が1ランク低く、台湾では状況がより深刻とみられる。 台湾の業者は稚魚を捕獲して養殖し、ほとんどを日本に輸出している。絶滅危惧種になってもすぐに捕獲は禁止されないが、漁獲規制が強まり、供給に影響が出る可能性がある。ワシントン条約の対象種とし、国際取引を制限するよう求める声も強まりそうだ。 台湾政府関係者らによると、台湾のニホンウナギの稚魚(シラスウナギ)の漁獲量は1990~2015年に… この記事は有料記事です。 残り430文字(全文728文字)