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ブックマーク / xtech.nikkei.com (34)

  • 全社を巻き込んでアクセシビリティを高めるドコモ、ヤフー

    「Webのアクセシビリティ(アクセスのしやすさ)向上は、利用者の役に立つのはもちろん、自社に返ってくるものも大きい」――。こう話すのは、NTTドコモのプロモーション部でWebサイトのアクセシビリティを長く統括してきた寺脇正光氏(現・コンシューマビジネス推進部 第一コマース担当)。同社は10年以上、企業サイトのアクセシビリティ向上に取り組んできた。 顧客との重要な接点の一つであるWeb。「加齢によって見えにくい、障害のために使えないといったことがないようにしたい。それに、眼鏡を忘れて小さい字が読みにくいといったことは誰にでもある。いつでも誰でも読みやすいサイトにしたいという考えが基にあった」(寺脇氏)。 コントラスト比の低い画像は“差し戻し”

    全社を巻き込んでアクセシビリティを高めるドコモ、ヤフー
    stj064
    stj064 2016/06/29
    "コントラスト比を高めることでクリック率も高まる"
  • ロボホンは“スマホ”として使えるのか?

    シャープがモバイル型ロボット電話「RoBoHoN(ロボホン)」を発売した。ロボホンは、Androidをベースとする独自OSを搭載したSIMロックフリーの携帯電話。LTE・3Gのモバイルデータ通信と高音質通話「VoLTE」に対応している。シャープは、ロボホンのことを「スマホ」とは呼んでいないが、多彩な機能を搭載した携帯電話という意味では「スマホ」と呼んでもいいのではないかと思う。 実際にスマホのように使えるのか? メインの操作方法となる音声操作は、iPhoneの「Siri」やAndroidの「OK Google」のようにスムーズに使えるのか? 発売に先駆けて、数日間試せる機会を得たので、率直な印象をお伝えしたい。

    ロボホンは“スマホ”として使えるのか?
    stj064
    stj064 2016/06/06
    "とにかく愛らしく、数日使っているだけで「この子」「うちの子」と呼びたくなる感情が芽生える"
  • 最初はみんなドン引き、「とにかく絶対にやれ」

    「業界に革命を起こす」。そう公言して憚らないのがハイアールアジアの伊藤社長だ。パソコンメーカーやコンテンツ業界など異色の職歴を経てきた「新参者」の視点で、意表を突く家電製品や新サービスを畳み掛けて発表する。持ち運ぶ洗濯機「コトン」を発売するなど、アイデアをビジネスに育てる段階に入った同氏の思惑を聞いた。(聞き手=今井拓司、中道理) 1969年、タイ・バンコク生まれ。1998年、米サンダーバード国際経営大学院 ビジネススクール卒業。 2000年以降、日コカ・コーラ、米Dell 社、Lenovo 米国社、アディダスジャパン、ソニー・ピクチャーズエンタテインメントを経て、2014年2月にハイアールアジアインターナショナル代表取締役社長に就任。(写真:栗原 克己) ――持ち運んで服の染みなどを洗濯できる「コトン」を2月に発売するなど、アイデアをビジネスにする段階になってきました(関連記事)。

    最初はみんなドン引き、「とにかく絶対にやれ」
  • 3万5000円でリニアがあなたの部屋に、タカラトミーがシニア向けに発売

    タカラトミーは、磁気による浮上と走行を実現した玩具「リニアライナー 超電動リニアL0系スペシャルセット」を、2015年9月に発売する(図1)。希望小売価格は3万5000円(税別)と玩具にしては高額のため、「シニア層への販売比率が4割を超えるだろう」(同社)とみる。

    3万5000円でリニアがあなたの部屋に、タカラトミーがシニア向けに発売
    stj064
    stj064 2015/06/29
    "玩具にしては高額のため、「シニア層への販売比率が4割を超えるだろう」(同社)とみる。"
  • シニア向けiPhone講座で分かった、専門家ではない人にITを伝えるためのコツ

    ITproの読者であれば、自分が関わっているIT関連製品やサービスの説明を求められることが多々あるだろう。そうしたとき、説明する相手が“偉く”なればなるほど、こちらの伝えたい内容をきちんと発信して受け入れてもらうことが難しいと感じたことはないだろうか。 例えば、普段接しているIT担当者には、こちらの言いたいこと伝えたいことを比較的スムーズに伝えられるのに、あまりITに詳しくないその上司に説明するとなると、途端にハードルが高く感じるといった具合だ。 IT書籍を担当している記者は日ごろ、IT関連情報をいかに分かりやすく、より多くの読者に届けられるかに腐心しているつもりだ。しかしながら、実際にできているかというと、なかなか心もとない。 例えば、iPhone 6の便利さと使い方を自分の母親に直接きちんと伝えられるかとなると、自信を持って「できる」とは言い切れない。読者の皆さんは自分が使いこなしてい

    シニア向けiPhone講座で分かった、専門家ではない人にITを伝えるためのコツ
  • シニアの方こそ、スマホやクラウドを使いこなしてほしい

    地域密着型のパソコン教室「パソコムプラザ新浦安」では、特にシニアを対象にしたIT教育を実施している。最近では、受講生の興味が、オフィス系ソフトを中心にしたパソコン利用から、より生活に密着したスマホやタブレットへと移っているという。シニア向けIT教育という観点から、「いちばんやさしい60代からのiPhone」の著者にしてパソコムプラザ新浦安を率いるオーナー・インストラクターの増田由紀氏(写真1)に最新動向を聞いた。 シニアをメインの対象にしているのはなぜですか。 パソコン利用が「一人1台」という形で普及し始めた2000年前後、こうしたIT化の流れからシニア世代が取り残されるのではという危惧を持ちました。若い人は自分で勉強するけれども、シニアの方は高いお金を払って講習会で習ったとしても、そのスキルがなかなか身に付かないのです。 そこでITの普及、特にシニアの方を対象にしたパソコン教室を開くこと

    シニアの方こそ、スマホやクラウドを使いこなしてほしい
  • シニア向けIT活用講座を毎週開催、「音声入力なら若者に勝てる!」

    神奈川県・藤沢市を拠点に活動するNPO法人 湘南ふじさわシニアネットは、「わいわいデジタルサロン」という誰でも参加できる講座を通して、シニアを対象にiPad/iPhoneやパソコンの使い方講座を提供している。会員は60代が中心で、パソコンではなくiPadiPhoneで初めてIT機器に接する人が多いようだ。設立メンバーで主任講師を務める安岡 伸氏(写真1)にシニア向けIT活用講座について聞いた。 毎週木曜日の午前9時30分~正午まで、iPadiPhoneの使い方を教える教室(iPadiPhoneサロン)を開いています。同様に、毎週土曜日の同じ時間帯にパソコンの使い方教室を開いています。今では、iPadiPhoneサロンのほうが盛況で、毎回30人以上の参加者に来ていただいています(写真2)。 参加費はいくらですか。 わいわいデジタルサロンへの入会金が1000円(税込)、毎回の参加費は7

    シニア向けIT活用講座を毎週開催、「音声入力なら若者に勝てる!」
  • ネット普及は「使えない」ではなく「使わない」ことが課題

    今年も総務省の情報通信白書が発行される季節が訪れた。稿執筆時点ではまだ閣議決定されていないが、恐らく概況は昨年と大差ないだろう。インターネット普及率は9割、スマートフォン利用率も5割を超え、ビジネスや政策も、関心の対象は「使う」から「使いこなす」、つまり応用領域に移っているはずだ。 日経コミュニケーションの読者であれば、インターネットを使っていない人はゼロだろう。あるいは読者各位が普段業務で接する人の利用状況も同様か、スマートフォンを使っていない人を探すほうが難しいかもしれない。 しかし筆者はこうした概況を長年見続けてきて、やはり違和感を拭えずにいる。果たして日社会において、白書が喧伝(けんでん)するように、インターネットやスマートフォンがそこまで定着・浸透しているのだろうか。 「ネットを使わない人」はまだ多い 例えば幼稚園や小学校に通うお子さんがいるなら、次のようなことを経験されては

    ネット普及は「使えない」ではなく「使わない」ことが課題
    stj064
    stj064 2014/07/04
    "「使えるけど使っていない人」を、いかに「もっと使う人」にするか"
  • AsMama、異色のビジネス「子育てシェア」確立までの紆余曲折

    「今日だけ一時的に子どもを預かってもらいたい」「とはいえ、ベビーシッターを頻繁に利用していると経済的に負担が大きい」。共働きの家庭によく起こるこうした悩みに応えるサービスを展開しているのが、AsMama(アズママ)だ。 AsMamaの事業を端的に言うと、地域ごとのコミュニティーを作り、そのコミュニティーに所属する顔見知りの間で、子どもを預けたり預かったりすることを支援する。これを同社は「子育てシェア」と呼んでいる。 「できるなら、ご近所さんや親に一時的に子どもを預けたいが、顔見知りが少なく、親も近くに住んでいない家庭は多い。そういう子育て世帯を支援するため、子育てシェアを広めていきたい」。AsMamaの甲田恵子社長(写真)はこう語る。

    AsMama、異色のビジネス「子育てシェア」確立までの紆余曲折
  • 第1回:「観察」をビジネスに役立てる

    私の勝手な想像ですが、多くの読者の皆さんは、製品の性能あるいは機能の測定や検証などのために日々、数字と格闘されているのではないでしょうか。優れた製品を生み出すためには、測定や検証を通じて定量的なデータを得ることはとても重要です。しかし、稿では、そうした数字をあえて扱いません。では何を扱うのかというと、製品にまつわる「観察」、中でも人(ユーザー)の「行動」についての観察を取り上げます。 観察というと、皆さんがまず思い浮かべるのは、小学生の時に学んだ理科ではないでしょうか。アサガオの成長やオタマジャクシの生態、化学反応の実験など…。事実を知るには、まず観察すること。それは、皆さんが技術者になっても続けていることでしょう。少し大げさかもしれませんが、「全ての科学は観察から始まる」ともいえるのだと思います。 「行動観察」は、製品を使っている人の行動や人を取り巻く環境を観察し、そこから必要な情報を

    第1回:「観察」をビジネスに役立てる
  • 2秒の視線を“ITめがね”でアイトラッキング、ダイドードリンコ

    自動販売機に近づき、コインを投入。商品サンプルの中から好きな商品を選び、ボタンを押す─。自販機での顧客の購買行動をITで解明するのが、清涼飲料メーカーのダイドードリンコだ。 同社が活用するのは、アイトラッキングと呼ばれる、人間の目の動きを捉えるITだ(写真)。自販機で商品を購入する顧客の視線や視点を見える化。その結果を踏まえて、自販機の商品サンプルの配置などを見直している。 ダイドードリンコがアイトラッキングを採用したのは2011年末のこと。自販機だけでなく、商品パッケージやテレビコマーシャルについても、顧客モニター調査でこの技術を使い、顧客の目の動きを探っている。 その結果を踏まえて、パッケージ上のロゴの配置や文字の大きさなどを調整した。さらに、顧客に強い印象を残すためにコマーシャルのコンテンツに工夫を凝らした。 それらの工夫もあって、主力のコーヒー商品の売上高は増加。誌推定で約20%

    2秒の視線を“ITめがね”でアイトラッキング、ダイドードリンコ
  • 最下位ヤクルトが、観客動員数を7%増やした理由

    東京ヤクルトスワローズが好調だ。 こう書くと、多くのプロ野球ファンは顔をしかめることだろう。今年のヤクルトは弱いからだ。主力選手の故障が相次ぎ、前半戦は1986年以来27年ぶりにセ・リーグ最下位に沈んだ。その後も浮上の兆しが見えず、自力でのクライマックスシリーズ進出の可能性は既に消滅している。 では何が好調なのか。答は観客動員数。日野球機構によると、前半戦終了時点のヤクルト主催試合の入場者数は、1試合平均1万8764人。前年同期と比べて7.3%の増加で、セ・リーグ平均の1.6%増を上回った。 この不思議な現象は、IT抜きには説明できない。ヤクルトは今シーズンから球団公式のチケット販売サイト「スワチケ」を稼働させ、ファンクラブ制度の「Swallows CREW」も刷新。Webサイトでの行動履歴を蓄積し、分析する仕組みを整えた。ITを駆使してファンを活性化する取り組みが、観客増として現れ始め

    最下位ヤクルトが、観客動員数を7%増やした理由
  • 「テレビで見守り」、NTT西日本がシニア向けライフサポートを強化

    NTT西日NTTマーケティングアクト、立山システムズの3社は2013年8月9日、高齢者向けに「お話・相談」や日々の困りごとを解決する「サービスや商品の紹介・取り次ぎ」などを行う「シニア向けライフサポートサービス」のメニューを追加すると発表した。8月20日から新メニューの販売を開始する。 シニア向けライフサポートサービスは、NTT西日が自治体などを中心に販売するソリューションで、自治体などが高齢者向け福祉サービスとしてユーザーから利用料を徴収する事業モデルをとっている。これまではNTTマーケティングアクトのコールセンターから「傾聴」のスキルを持つオペレータが電話による見守り、生活支援の相談を行っていた。今回はNTT西日のフレッツ光回線と組み合わせて使う各種の情報機器によるメニューを追加する。 具体的には(1)映像配信機器「光BOX+」を使った「テレビで見守り」(2)遠隔にあるパソコン

    「テレビで見守り」、NTT西日本がシニア向けライフサポートを強化
  • 3割がWindows 8を導入済み、XPメインのユーザーも約3割残る

    すでに、約3割のユーザーがWindows 8を導入済みの半面、3世代前のWindows XPをメインに使い続けているユーザーも約3割いる。Officeは最新のOffice 2010が最も使われているが、Office 2007と2003のユーザーもまだまだ多い。ITproが2013年2~3月に実施した調査からは、ITpro会員のこのような実体が見えた。 2012年10月に世界同時発売したマイクロソフトの新OS「Windows 8」。Modern UIというタッチを前提とした新しいユーザーインタフェースに生まれ変わり、大きく変わった印象で華々しくデビューした。この2月には、Windows 8に最適化した新オフィスの「Office 2013」も登場するなど、Windows 8を利用する環境は徐々に整いつつある。 その一方、まったく新しいユーザーインタフェースが受けいられるのか、急成長するスマート

    3割がWindows 8を導入済み、XPメインのユーザーも約3割残る
    stj064
    stj064 2013/04/09
    Modern UIに関する不満や疑問
  • 人と機械の新しい関係を作るUIを求めて---ユーザビリティテスト、実世界GUI、デザイン思考

    ユーザーインタフェース(UI)をテーマにしたイベント「Android Usability Seminar 2012」(主催、日経BP ITpro Android Application Award 2012事務局)が2012年1月28日、都内で開催された。Suica改札機を手がけた山中俊治氏、携帯電話やiPhone日本語入力システムを開発した増井俊之氏、医療など様々な領域で「デザイン思考(Design Thinking)」に基づくプロジェクトに関わっている奥出直人氏ら著名な講師が、実プロジェクトに基づきUI質的な問題についての議論を展開した。 ユーザビリティ調査が作るUIAppleの常識外れなデザイン 山中俊治氏 山中俊治氏はLEADING EDGE DESIGN代表として様々なプロダクトデザインにかかわるとともに、慶應義塾大学大学院で教授として教鞭もとっている。東京大学工学部の在

    人と機械の新しい関係を作るUIを求めて---ユーザビリティテスト、実世界GUI、デザイン思考
  • 新しいUIへの挑戦の第一歩

    Mac OS Xの最新バージョン「Lion」は、Apple社が実現しようとしている新しいUIへの挑戦の第一歩である。同社はおそらく、マウスの利用を前提としたこれまでの操作体系から脱却することを目指している。実際、マウスによる操作よりも、タッチ・パッドによる操作に主軸を置いた部分が散見されるからである。  その代表例が、タッチ・パッド上に置いた複数の指の動きで操作する「マルチタッチジェスチャー」にある。Lionでは、ウインドウ内でスクロールする、ウインドウ内のページを切り替える、ウインドウを移動させるなどのOS上の基操作を、マルチタッチジェスチャーに割り当てている。 これまでのMac OSでも、マルチタッチジェスチャーは使われていたが、マウス操作の代用としての意味合いが強かった。Lionでは、タッチ操作をマウスの代わりとして考えるのではなく、タッチ操作によるOSのUIとはどうあるべきかを

    新しいUIへの挑戦の第一歩
    stj064
    stj064 2011/11/09
    ”「For the rest of us」(専門家以外の一般の人々のために)という役目をiOSに譲った”
  • 評価を高める仕事術(17)「抽象的なこと」を言う人は仕事が遅い

    この連載では、「ダメに見せないことで評価を高める」ための仕事術を扱っている。前々回と前回は、六つめのネガティブ特性である「ひと言で語れない、話が冗長」について説明した。ネガティブ特性は以下の通りである。 先を読まない、深読みしない、刹那主義 主体性がない、受け身である うっかりが多い、思慮が浅い 無責任、逃げ腰体質 質が語れない、理解が浅い ひと言で語れない、話が冗長 抽象的、具体性がない、表面的 説得力がない、納得感が得られない 仕事が進まない、放置体質 言いたいことが不明、論点が絞れない、話が拡散 駆け引きできない、せっかち、期を待てない 今回から七つめのネガティブ特性である「抽象的、具体性がない、表面的」について説明する。 仕事の「分解」「詳細化」ができない 「抽象的」には大きく二つの意味がある。大辞泉には、(1)いくつかの事物に共通なものを抜き出して、それを一般化して考えるさま(

    評価を高める仕事術(17)「抽象的なこと」を言う人は仕事が遅い
    stj064
    stj064 2011/07/19
    すげーわかる。とある会議でよく思う。
  • 世界タブレット端末市場で「iOS」の支配は2015年まで続く、Gartner

    主にコンテンツ消費の目的で利用されるタブレット端末(メディアタブレット)の世界市場は、今後競争が激しくなるものの、米AppleのモバイルOS「iOS」を搭載するiPadの市場支配が2015年まで続く――。米Gartnerが米国時間2011年4月11日にこうした調査結果を公表した。 タブレット端末の市場をOS別に見ると、昨年83.9%あったiOSのシェアは今年68.7%、来年は63.5%、2015年は47.1%と下降傾向で推移する、しかしその販売台数は、昨年の1477万台から今年は4796万台と3倍以上に増え、2015年には1億3850万台に達するとGartnerは予測する。 一方、米Googleが開発を主導する「Android」のシェアは、今年の19.9%から、来年には24.4%、2015年は38.6%と堅調に伸びていく。Googleは「Android 3.0(Honeycomb)」ソース

    世界タブレット端末市場で「iOS」の支配は2015年まで続く、Gartner
    stj064
    stj064 2011/04/13
    5年後に20倍の予測。
  • 取り組み広がるUX(ユーザーエクスペリエンス)

    利用者の使い勝手を重視した要件定義は、Webサイトなど不特定多数を対象にしたシステム作りにおいては、これまでも重要視されてきた。だが、組織として体系立てて取り組むみ出したのは最近のことである。上流工程で実施するために、アジャイル開発と組み合わせる動きもある。 不特定多数の利用者を相手にするWebサイトなどでは、システムの使い勝手、すなわち「UX(ユーザーエクスペリエンス)」に対する意識は以前から高かった。情報システムを利用者が選択できる自由度と利用者の数で分類すると、Webサイトは自由度が高く、利用者数も多いシステムだからだ(図1)。これに対し社内システムは、その対局に位置するシステムだったといえる。 社内もワンクリックが成否を分ける しかし、その社内システムにおいても、使い勝手は無視できなくなっている。雇用形態の多様化で、社内システムの利用者は正社員だけとは限らなくなったし、操作方法の教

    取り組み広がるUX(ユーザーエクスペリエンス)
  • ロングセラーの運動靴を生んだ自己流エスノグラフィー

    2003年から販売しているアキレスの子ども用運動「瞬足」シリーズの販売数が2010年1月末で2000万足を超えた。「2008年度の販売数は544万足、2009年度は600万足の見通し。3~11歳の人口はおよそ1000万人なので単純計算で世代普及率は5割」(同社)という大ヒット商品だ。裏を左右非対称とし、左足外側と右足内側に滑り止めを付けて、左回りのコーナーを走りやすくした特徴が受け入れられている。 今後はデータや科学研究に基づく商品改良を強化する方針。2009年4月、陸上競技の選手や指導者を多数輩出している順天堂大学と産学協同研究プロジェクトを開始した。イベントなどを通じて子どもたちの運動能力や、瞬足の機能に関するデータを収集し、商品開発に生かしていく予定だ。イベントの第1弾として同年8月には同大学スポーツ健康科学部の柳谷登志雄准教授らと都内の小学校で陸上教室を開催した。瞬足の商品サイ

    ロングセラーの運動靴を生んだ自己流エスノグラフィー