「Webのアクセシビリティ(アクセスのしやすさ)向上は、利用者の役に立つのはもちろん、自社に返ってくるものも大きい」――。こう話すのは、NTTドコモのプロモーション部でWebサイトのアクセシビリティを長く統括してきた寺脇正光氏(現・コンシューマビジネス推進部 第一コマース担当)。同社は10年以上、企業サイトのアクセシビリティ向上に取り組んできた。 顧客との重要な接点の一つであるWeb。「加齢によって見えにくい、障害のために使えないといったことがないようにしたい。それに、眼鏡を忘れて小さい字が読みにくいといったことは誰にでもある。いつでも誰でも読みやすいサイトにしたいという考えが基本にあった」(寺脇氏)。 コントラスト比の低い画像は“差し戻し”