日本の現状は定かではないが、アメリカでは肥満体形の学生は痩せている学生に比べ、大学及び大学院入試の面接の際落とされる確率が高いことがわかった。米ボーリング・グリーン州立大学の心理学者Jacob Burmeister氏のグループは心理学部の97人の大学院生から、米国内の950以上の大学院の入試に関する情報を収集した。 すると入試に面接がある場合、入学希望者の体重が合格率を左右しているのは明らかで、たとえ成績や試験の結果、推薦状の内容が同じでも、太った人はまず間違いなく落とされるそうだ。学術誌『Obesity』誌に掲載されている同氏の論文では、特に女子学生の場合この傾向が顕著だという。面接試験がない大学や電話でのインタビューだけの場合、太っていても痩せていても合格率に差はなかったため、太っているか否かが判断基準であるのは明らか。 Burmeister氏いわく、依然「太っている人=怠け者」との偏