「フェイルセーフ」(fail safe)と「リンプホーム」(limp home)は、装置あるいはシステムの故障対応に関する言葉です。「フェイルセーフ」は、装置あるいはシステムが故障した場合に、安全サイドに作動を移行させることを表します。 ‘安全’は結果として得られるものですので、なるべく機能を維持することによって安全が得られる場合と、完全に機能停止することによって安全が得られる場合があります。さらに充分な安全は、現在の状態が安全であるのみだけでなく、危険な状態に移行するリスクも無いということも含みます。 故障の可能性を受け入れ、多重化などにより機能維持を行うことをフォールトトレランス(fault tolerance)と呼び、機能停止という手段により安全を図る場合のフェイルセーフと分ける場合があります。 さまざまな故障に対して、機能の多重化などにより機能維持能力を高めたシステムを、冗長性(r