三木市は27日、東日本大震災で発生したがれきについて、同市内にある焼却施設周辺の住民の同意が得られることや「大阪湾フェニックス計画」の神戸沖処分場で焼却灰をすべて最終処分することなどを、受け入れ条件とする方針を明らかにした。がれきの広域処理をめぐっては、兵庫県が4月上旬にも、焼却施設などを持つ市町に受け入れの働きかけを始める予定で、同市は県からの要請を前に、受け入れ条件を表明した形だ。 関西広域連合は災害廃棄物の広域処理に協力するため、がれきの放射性セシウムの濃度を1キログラム当たり100ベクレル以下などとする統一基準を設定。三木市は、放射性セシウムがこの基準値以下であると国が証明することも条件に挙げた。 同市内には関西最大級の民間の最終処分場があるが、ここで埋め立てることになれば、同市は拒否の意思を示す方針だという。実際には、神戸沖処分場で焼却灰を最終処分するかどうかも決まっておらず、処