【ソウル時事】韓国の脱北者団体「NK知識人連帯」の金興光代表は30日、健康問題が取り沙汰される北朝鮮の金正恩第1書記に関し、妹で秘書室長役を務める与正氏が主導して6日に緊急の労働党政治局会議を開き、金第1書記に治療に集中するよう建議することを決めたとの情報を明らかにした。 金第1書記は9月3日の公演観覧を最後に動静が伝えられていない。会議では、金第1書記の業務の負担軽減や、治療中は与正氏に業務報告を行うことなどを決定。金第1書記も出席し、同意したという。金興光氏は「北朝鮮の本当のナンバー2は与正氏だ」と指摘した。 金興光氏によると、金第1書記は、ストレスで増えた飲酒と食べ過ぎによる肥満で、心臓血管系の疾患と肝機能の低下を招いたが、幹部は誰も節制を進言できなかった。8月から健康が悪化し、脳に起因する軽いまひが手足に生じたという。 一方、安燦一・世界北韓研究センター長は、9月29日まで訪