「ピイーッ!」「どうぞ渡ってください」 6日午前8時半、札幌市の中心部を貫く大通公園近くの交差点では、早朝から交通整理する警察官の笛や声が響き渡った。車はゆっくりと交差点に進入、人々は左右を確認しながら慎重に渡っていた。 市内のほとんどの交差点の信号機は消えたままで、警察官の姿も見えない。車は譲り合いながら走るため、渋滞が発生。車同士が出合い頭に衝突しそうになると、クラクションを鳴らしあった。 鉄道や地下鉄、路線バスは終日運休した。1日平均60万人以上が利用する札幌市営地下鉄。都心から10分ほどの閑静な住宅街に位置する円山公園駅の入り口では、人々が訪れては「閉鎖中」の貼り紙を見て帰っていった。 午前9時過ぎに来た市内の無職男性(80)は「これまでは地震で停電しても、すぐに復旧していた。こんなに長い停電は初めてだ」と話す。 札幌市交通局によると、市営地下鉄と路面電車は7日以降の復旧の見通しは
![北海道全域がブラックアウト スマホ充電求めて長蛇の列:朝日新聞デジタル](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/69f9e75fb6f1b2c4ef81d729e2166ada05bf6402/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fwww.asahicom.jp%2Farticles%2Fimages%2Fc_AS20180906004162_comm.jpg)