昨年9月、交流サイト(SNS)で知り合った女子中学生を連れ回し自殺を手助けしたなどとして、自殺幇助(ほうじょ)などの罪に問われた無職、野崎祐也被告(29)=さいたま市=の初公判が4日、横浜地裁(丹羽敏彦裁判長)で開かれ、野崎被告は「間違いない」と起訴内容を認めた。 野崎被告はスエット姿で入廷。被告人質問では「精神的に不安定な女性であれば、簡単に出会えて交際できたり、性行為もできると思った」などと述べた。 起訴状などによると、野崎被告は昨年9月20~23日、SNSで知り合った横浜市の女子中学生を自宅に連れ込んでわいせつ目的で誘拐した上、24日に車で連れて行った相模原市緑区の橋で中学生が飛び降りて自殺するのを手助けしたとしている。中学生は29日、付近の河川で遺体で見つかった。 野崎被告は同年6月29日にSNSで知り合った女子高校生を自宅に連れ込んだとして、未成年者誘拐罪でも起訴されている。