「コロナ時代」を生きるです。ドイツの音楽大学で新型コロナウイルスの影響で受験できない学生を救う画期的な入学試験が行われました。この試験を実現させたのが、浜松市の楽器メーカーヤマハの技術です。 6月行われたドイツの名門フライブルク音楽大学の入学試験です。しかし、会場に受験生の姿はありません。学生はドイツから遠く離れた中国でピアノを奏でていました。新型コロナの影響で現地まで行くことができない海外の学生が、リモート演奏のシステムを使って実技試験に挑みました。 <フライブルク音楽大学 クリストフ・ジシュカ教授>「9人の審査員、海外での演奏とは思わなかった。直接受験生の演奏を聴いているようだった。入学試験として成功できた」 試験で使われたピアノは、ヤマハの「Disklavier」。演奏を記録し、再生して楽しむことを目的に1980年代に作られた自動演奏機能がついたピアノです。今回の試験の仕組みはこうで