FOMAでハイエンド路線を突き進む一方で、preminiのような特殊端末にも積極的なドコモ。今、どんな戦略の元で端末を開発しているのだろうか。 ドコモの端末ラインアップは大きく分けて2つある。901iシリーズを頂点とする“シリーズモデル”と、preminiやProsolid、Music PORTERなどペットネームが付けられた“コンセプトモデル”だ。 「メインストリームとなるのがシリーズモデル。いわばマス向け。ライフスタイルをキーに、例えばデザインや付加価値に絞ったのがコンセプトモデル」だと、プロダクト&サービス本部プロダクト部第二商品企画担当の中野正宏氏は説明する。 年間で約2000万台の端末を販売するドコモだが、その大半はシリーズモデルだ。なかには1機種で数百万台売れるお化け機種も存在する。この流れは今後も変わらない。端末展開の中心は、シリーズモデルであり、2005年を見た場合“FOM