東日本大震災の津波で、被災地の岩手県宮古市から流されたとみられる漁業用のコンテナが、震災から9年半の今月、沖縄県石垣島の海岸に漂着しているのが見つかりました。 大きさは縦1メートル50センチ、横1メートル10センチ、高さ70センチほどで、一部が壊れてサンゴが付着していますが、「宮古漁業協同組合」や「平成17年度」といった印字を読み取ることができます。 岩手県宮古市にある宮古漁業協同組合に確認したところ、9年半前の平成23年に起きた東日本大震災の津波で漁業用のコンテナがすべて流されていて、今回見つかったのはその1つと見られるということです。 コンテナを見つけた近くで飲食店を営む野村靖寛さんは「震災から9年半たってきれいな海岸に流れついたことは驚きだけでなく何か寂しさも感じました」と話していました。