ウクライナ・ストヤンカの首都キエフ中心部に続く道路の最後の橋の近くに設置された検問所から双眼鏡で町を見るウクライナ兵(2022年3月6日撮影)。(c)ARIS MESSINIS / AFP 【3月7日 AFP】ウクライナの首都キエフ西郊の町ビロホロドカ(Bilogorodka)。さらに西、川の向こうにはロシア軍が展開する。ウクライナ義勇軍の通称「キャスパー」軍曹は悲しみをこらえ、首都につながる「最後の橋」に爆薬を仕掛けた。 ロシア軍の進撃を遅らせるため、キエフの西側に架かる他の橋はすでに全て爆破された。町に沿って流れる川に架かる「最後の橋」の先には、夏の別荘地として知られる緑に囲まれた村々があるが、今は戦場となっている。 キャスパー軍曹に橋の爆破命令が下れば、キエフと西方後背地との直接のアクセスは事実上、断たれることになる。元空挺(くうてい)隊員の軍曹は6日、「橋を守るためできる限りのこと