はじめにこの本は情報管理において古典といってもよいだろう(初版 1969年)。タイトルもよい。「勉強法」や「学習」などではなく「知的生産」。そしてそれにに対して「技術」を加えたところが。つまり、「技術」ということは、教えることが可能であり、向上させる為の研究も可能だということだ。精神論ではない、具体的な方法論ということが想像できる。今となっては「タイプライター」あたりの章など、意味のないところもあるが、Evernote が流行り、Moleskine が再燃し、ライフハック(笑) に興味があるという人は読んでおいて損はないだろう。 今日の、「ノート術」「手帳術」の原点となることが書かれているといっても過言ではない。 発見の手帳知的生産を行うにおいて、日々手帳に書くことはなんだろうか。それは、単なる実用的なメモや、日常的記録だけではなく、「気づき」や「発見」を書き留めることが重要だということだ