“AV出演”を報道された日経記者は話題の書『「AV女優」の社会学』著者だった 「文春」に“AV女優歴”を暴かれた元日経記者・鈴木涼美が緊急寄稿! ただし、今回の文春報道には、それ以上の論点がある、と私は思う。それは「日経」「AV女優」「父が学者」という華やかな記号に隠れて見逃しがちな、「鈴木涼美」という名前にある。鈴木涼美は『「AV女優」の社会学』の著者であり、同書は、わざわざ「東京大学大学院で執筆した修士論文をもとに加筆修正した」などともっともらしい但し書きまでついて、約2000円もする人文書である。問題は、著者である鈴木涼美は、「AV業界をうろうろしながら」と自らのAV出演の経験を留保して、本書を記していることである。確かに私はAV業界の友人や恩人らの協力を得てAV業界をうろうろし、本書を執筆するに十分な証言を得たが、一方で自分もAV女優としての経験を持っていた。AV出演の経験を持って