先日、中学生の息子の部活を見学した時のこと。 その日は正顧問がいなかったのをいいことに、専門外のスポーツをやっていた副顧問が、子供を部活に預けている親の対場から見るとストレス発散のごとく部員たちに向かって暴言を吐きまくっていた。うちの息子がターゲットになっているわけではないので、我が子がかわいそうという単純な感情ではない。このくらいのお年頃の男子にとって、理不尽な大人は敵だ。言ってることとやってることが違うとたちまち信用をなくす。案の定、その副顧問は部員たちの信頼は全くなく、「よくその競技を知らないくせに」という空気感もあって、部員たちにとってはただの暴君以外の何物でもなかった。人間が力任せに怒鳴っている姿を見ても、恐怖しか感じられないし、信頼関係が崩壊しているところでその手を連打しても効果がないことは明白だ。 その副顧問が傍で見学していた私に話しかけてきた。 「今の子達は1を言ったら1以
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