ファミリーマートとユニーグループ・ホールディングの経営統合から1年以上が経った。今年8月にはドンキホーテホールディングスと資本業務提携を結ぶなど、改革を急ぐ。景気拡大が続いていると言われる中で、依然として消費者のデフレマインドは根強い。厳しさを増す総合スーパー(GMS)とコンビニエンスストアの経営環境をどう生き抜いていくか。3月にユニー・ファミリーマートホールディングスの社長に就任した高柳浩二氏に今後の戦略を聞いた。 ユニー・ファミリーマートホールディングスの高柳浩二社長。1951年静岡県生まれ。75年早稲田大学理工学部卒、伊藤忠商事に入社し、石油製品第一部に配属。シンガポール駐在や原重油部長などを経て、08年常務取締役に就任。15年代表取締役副社長、16年ユニー株式会社取締役、17年3月から現職(写真:的野弘路) ユニーとファミリーマートが統合して1年以上が過ぎました。当初思い描いていた