本作は宗教2世の方へ取材を重ね書き上げた映画です。監督は新興宗教で洗脳された経験を持つ平田うらら。「もう二度と心に地獄を抱える人を作りたくない」その想いで映画を作り、宗教的虐待や洗脳された者のリアルな姿を社会に届けます。 自己紹介 立教大学現代心理学部映像身体学科四年生の平田うららと申します。四年間学生をしながら、ドラマや映画の制作部として経験を積み、この度監督としてデビューいたしました。 私自身、学生時代にある新興宗教に洗脳された経験を持ちます。洗脳が解けた今、当時の記録を見返すと、文のところどころに、人の弱みに悪意なく漬けこむ信者の 【正義と言う名の狂気】が感じられました。怖いのがこの悪意のなさです。悪意がないからこそ宗教的虐待を含め、負の連鎖が止まらない。そして彼らは否定されると【迫害の試練と捉える】ので、むしろ頑なになり信仰を強くする。だから止まることがないのです。 【これが他の虐