モチベーションマネジメントで 職場と個人が生まれ変わる! 小笹芳央 リンクアンドモチベーショングループ代表 近年、日本経済は安定した緩やかな回復を探る局面に入り、雇用環境も改善に広がりを見せています。しかし、企業がバブル崩壊以降、生き残りを賭けて行ってきた「人員削減」や「成果主義人事制度の導入」が「固定費の削減」という側面では一定の効果をもたらした一方で、「部下のモチベーション低下」や「組織の沈滞化」という深刻な事態が企業を襲っています。 なぜ今、企業で部下のモチベーション低下が深刻化しているのでしょうか? 私は、部下のモチベーション・クライシスを引き起こす主な原因は以下の3点であると考えています。 1報酬(金銭的、地位的)不足 2成果主義人事制度の楽観的導入 3ワークモチベーションの世代間ギャップ 第一に、景気は「踊り場」を脱却したと言われますが、ほとんどの企業が売上の低迷