城が建つ場所は、いまでもその街の一等地であることが多いですが、かつて鉄道を敷設する際に、そうした城の敷地を利用するケースが少なからずありました。なかには、駅が発展するにつれ次々に城址が削られていったところもあります。 城址の積極利用で新幹線駅の誘致合戦を制した例も 明治以来、全国に鉄道網が形成されましたが、駅の置かれた場所は街によって様々。市街地から離れた場所もあれば、かつての街の中心ともいえる城址に駅が建設されたケースもあります。 高松城を背に走る高松琴平電鉄の列車。城の敷地を一部利用して線路が敷かれている(画像:香川県観光協会) たとえば、山陽新幹線と山陽本線、呉線が停車する広島県三原市の三原駅。この駅は、かつての三原城の一部を削って建設されているのです。 戦国大名の小早川隆景によって築城された三原城は、瀬戸内海に突き出るようになっており、遠くから見ると海に浮いているように見える「浮城
![鉄道施設になった「城」全国に お堀は線路に最適? 文化財保護より積極利用で得たものとは | 乗りものニュース](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/1e7e3cf2b0c52f53d0d19aaa2d921a5a8836a69b/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fcontents.trafficnews.jp%2Ficatch%2F000%2F009%2F037%2Flarge_181018_shiro_01.jpg)