チャレンジ(ビデオ判定)システムや、リアルタイムでのスタッツ表示、そしてそれら膨大な情報を用いてのコーチング――。 今やテニスの世界も、ビッグデータを収集・解析し、多方面で活用する時代だ。 テニス界で最高権威を誇る四大大会(全豪、全仏、ウィンブルドン、全米)で、それらデータ解析及び情報提供を行なっているのが、多国籍インフォメーション・テクノロジー社として名高い、IBMである。 先月末から9月上旬にかけてニューヨークで開催されたUSオープンでは、IBMが誇るテクノロジーを用いた、テレビ視聴者や観客を楽しませる種々の情報提供等が行われていた。同時にIBMは、全米テニス協会(USTA)の公式情報コンサルタントとして、様々な形でアメリカの選手たちのサポートを行なっているという。 そこでここでは、IBMが行なっているイノベーティブな活動のうちの幾つかを、3回に渡って紹介する。 ■ライブスコアで表示さ