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ブックマーク / www.eisbahn.jp (25)

  • 終わってしまうChromeアプリ

    既に2ヶ月前の2016年9月8日、Google Developers Japan Blogに、僕にとって非常に興味深いブログが掲載されました。 Chrome アプリからウェブアプリへ 簡単にまとめると、「Chromeアプリは(ChromeOSを除いて)終了します」という内容でした。薄々感じ取ってはいたものの、改めて正式に言われてしまうと、とてもショックです。まあ、でも、確かに仕方のないことなんですけど、特に日においてはChromebookを目にする機会はほとんどありませんし、そのためChromeアプリ開発者の数も非常に少なかったと思います。OpenSocialといい、Chromeアプリといい、そろそろ僕も「お前が注目した技術は数年後になくなる」とか声が聞こえてきそうですが、2年近く、かなり気を出して取り組んできたChromeアプリの世界だけに、立ち直れるまでかなりの時間がかかったという

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    sucrose 2016/11/23
  • ハッカソンというイベントの目的とは何だったのか

    おそらく僕がハッカソンを主催しだしたのは、2007年頃です。その時は、ハッカソンという言葉自体がまだほとんど知られていなくて、当に珍しいことを始めたって感じだったのを記憶してます。そしてそれから8年以上が経過して、ハッカソンという言葉は広く認知されたのと同時に、その言葉が指すイベントがどのようなものなのかが「人によって認識が違う」状況となってしまいました。もちろん、好きに定義して良いことなんだけど、そもそも僕がハッカソンをデベロッパーコミュニティとやり始めたときにどんな認識でいたのか、今一度ここで再確認しておきたいな、と。 下記の内容は、ここで当時一緒にハッカソンを主催していた方々との会話から、僕が個人的に改めて当時の認識を言葉にしてみた文章です。 ハッカソンの目的 まず、ハッカソンの来の目的がなんだったのか、ですが、これは以下でした。 普段の仕事では作らない/作れない何かを「試しで」

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    sucrose 2016/03/05
  • Web Componentsを使った部品のイベント伝達の続き

    数日前に「 Web Componentsでイベントを伝達する部品の作り方」っていうエントリを投稿しましたが、さらに検証をしてみたのと、ちょっと勘違いしてた点があったので、再度イベント伝達について取り上げようと思います。 Shadow DOM内で発生したイベントの伝達 そもそもここから勘違いしてたのですが、最初僕は「Shadow DOM内で発生したイベントは、ホスト側には伝達されない」と思ってました。Shadow DOM内で起きたことは部品内で捕捉して、その後ホスト側にイベント伝達しなおすコードを書かなくちゃいけない、って考えてました。そのため、Polymerが提供してる部品は、イベントの伝達をどうしてるんだろう、きっとコードの中でfire()してるに違いない、って思ってたんです。 ところが、確認してみると、イベントを何か扱ってるコードは、全く見当たりません。例えば、core-icon-bu

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    sucrose 2014/07/27
  • Web Components部品へ何か情報を渡すための方法

    Web Componentsを使った部品を考えたときに、単にタグをWebページに配置する利用方法も多いと思いますが、同時に何かパラメータやコンテンツを指定することで部品の挙動が変化する、といったことができると嬉しい部品もいっぱいあると思います。Shadow DOMが適用されることになるため、Webページと部品は基的に「隔離」されます。そのため、何か情報を渡すための仕組みが必要になってきます。 ここでは、以下の2つの方法について紹介してみたいと思います。 属性を使って情報を渡す。 文を使って情報を渡す。 属性を使って情報を渡す 最初に紹介するのは、部品が提供するタグの属性値として情報を渡す方法です。まずは、部品を使ったWebページ側のコードを見てみましょう。 <!DOCTYPE html> <html> <head> <script src="bower_components/platf

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    sucrose 2014/07/24
  • Web Componentsでイベントを伝達する部品の作り方

    Web Componentsで作られた部品は、もちろんそれを置いただけで効果があるものも多いでしょうが、その部品と他の部品の間、あるいはその部品を置いたWebページとの間でインタラクションをしたくなると思います。簡単な例であれば、画像付きボタン部品をWeb Componentsにて独自に実装した場合、そのボタンが押されたことをその利用側に伝達できなければなりません。伝達するための方法は、もちろんイベントです。 部品内でイベントを発生させ、それを部品の利用側に伝えるためのコーディング方法について、実際にサンプルを作ってみました。ここで紹介してみたいと思います。 カスタムイベントとその捕捉の基 JavaScriptでは既存の多くのイベント種別が定義されています。その代表例は、clickやloadでしょう。このようなイベントを開発者が独自に定義し、実際にそのイベントを配送することができます。

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    sucrose 2014/07/23
  • Web ComponentsのWebブラウザ別動作を調べてみた

    Web Componentsでは、標準技術として幅広いWebブラウザで利用可能とすべく、Polyfillという名の「未対応Webブラウザ向け実装」が開発され、すでに利用可能です。このPolyfillを使うことで、Chromeだけでなく、Firefox、Opera、そしてIEでもWeb Componentsを動作させることができます。 では、実際どこまでPolyfillでWeb Componentsが動作するのでしょうか?Polyfillとして適用するのは、もちろん platform.jsです。これを使って、複数のWebブラウザで動作検証をちょっとしてみようと思います。試してみたのは、以下の3つです。 基的なWeb Componentsの動作確認 HTMLElement#createShadowRoot()の動作確認 Shadow DOMのCSSスコープ それぞれ見ていきましょう。 基

    Web ComponentsのWebブラウザ別動作を調べてみた
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    sucrose 2014/07/21
  • Movable Type Data API & Chromeアプリ勉強会で発表をしてきました

    Movable Type Data API & Chromeアプリ勉強会で発表をしてきました Written on Jun 11, 2014. Posted in Chrome extensionChrome Apps 今日の夜、SixApart社主催の「 MT Hackathon @ Six Apart New Office 〜Data APIChromeアプリを作ろう〜」に向けた勉強会が開かれました。そこで僕はChromeアプリ&拡張機能でできることや作り方についての発表をしてきました。 Chromeアプリ/拡張機能の入門に関する資料は、あるようであまりないので、ぜひ上記を参考にChromeアプリや拡張機能を作ってみてください。そして、Movable Type Data APIを使ったChromeアプリ/拡張機能を作るハッカソンが6/28に行われますので、興味がある方はぜひ参加し

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    sucrose 2014/06/15
  • App Linksの技術文書を和訳してみました

    App Linksの技術文書を和訳してみました Written on May 12, 2014. Posted in Web Technologies 4月20日に行われたFacebookの開発者向けイベント「F8」にて、App Linksという新しい仕様が発表されました。これは、今までのWebでのページ間リンクのように、スマートフォンアプリ間の「ディープリンク」を可能にするための標準的な手続きになるべく発表されたものです。具体的な仕様について、さっそく和訳をしてみました。これだけ読んでもちょっと理解するのが難しいのですが、参考になると幸いです。 原文は、 http://applinks.org/documentation/です。 App Linksの公開 App Linkメタデータの公開は、あなたのコンテンツ内にタグを数行追加するだけという単純さです。あなたのコンテンツにリンクするアプリ

    App Linksの技術文書を和訳してみました
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    sucrose 2014/06/15
  • Chrome Socket APIを古くから使っている人に新しいAPIのススメ

    Chrome Webブラウザは、Web標準技術を使って、OS Nativeなアプリと遜色がないGUIアプリケーション(Chrome apps、昔Packaged appsと呼んでたもの)を実行する環境が搭載されています。OS Nativeなアプリに負けないためには、「できること」が多くなければなりません。すなわち、APIが充実していればしているほど、きっとOS Nativeなアプリとの競争力も強くなっていくことでしょう。 そのAPI群の中に、ソケットを扱うためのAPIがあります。Packaged appsが作れるようになったかなり初期の頃からSocket APIは提供されていました。具体的には、Chrome 24からあります。そのSocket APIの名前空間は、”chrome.socket”です。このSocket APIにより、TCPやUDPのクライアントコードを書くことはもちろん、サー

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    sucrose 2014/04/28
  • 天使やカイザーと呼ばれて » Chrome Apps for mobileの開発方法

    一部で話題になっていたGithubにある「MobileChromeApps / mobile-chrome-apps」ですが、先日遂に正式にGoogleからアナウンスがありました。デスクトップPC向けに開発されたChrome Appを元にして、このツールを使ってモバイル向けアプリ(Android/iOS)を自動的に作成することが可能です。HTML5とJavaScriptCSSを使って、Android/iOSアプリを開発することができるだけでなく、その中で各種Chrome APIを使うことができます。Cordovaベースなので、Cordovaそのものが提供する機能も利用することができるでしょう。 今日は、このツールの使い方を説明した文書を日語訳してみました。以下の手順をやっていくことで、モバイル向けChrome Appを作ることを試すことができます。ぜひ体験してみてください! Step

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    sucrose 2014/02/06
  • chrome.identity APIのリファレンスを和訳してみました

    chrome.identity APIのリファレンスを和訳してみました Written on Dec 27, 2013. Posted in Chrome extension Chromeのstable 29から、OAuth2を拡張機能内で扱うためのAPIが搭載されました。APIリファレンスを和訳してみましたので、興味のある方は参考にしてください。 Original: http://developer.chrome.com/extensions/identity.html chrome.identity 説明: OAuth2アクセストークンの取得のためにchrome.identity APIを使います。 利用可能環境: Chrome 29 安定版以降 権限: “identity” 詳しい説明: Identify User Methods getAuthToken manifest.json

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    sucrose 2014/01/08
  • Chrome Packaged Appsが「Chrome Apps (Chromeアプリ)」として正式公開されました

    既に「Chrome Packaged Apps」として開発者に知られていましたが、遂にGoogleはそれを「Chrome Apps(Chromeアプリ)」という名前で正式公開しました。今まではPackagedアプリを作ってChromeウェブストアに公開しても、検索にヒットせず、カテゴライズもされていませんでした(URLを直接知らないと見つけられなかった)。現在は、Windows向けのChromeウェブストアで「PC向け」としてPackagedアプリがいくつか公開されています。 以下、 Chrome Blogに掲載されたChromeアプリの正式公開に関するエントリの勝手和訳です。 Chromeアプリの新しい系統 今日、私達はChromeアプリの新しい種類を公開しました。それは、以前はあなたのデバイス上でインストールされるソフトウェアのみが利用可能だった強力な機能、つまりスピード、セキュリティ

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    sucrose 2013/09/08
  • Chrome extension向けにCPU情報取得APIが登場しそうです

    たまに「何か新しいAPIが登場してないかなぁ」とChrome extensionのAPIリファレンスを眺めに行きます。今日も眺めていたら、見慣れないAPIがリストに追加されているのに気がつきました。 その名は、「chrome.system.cpu」です。 http://developer.chrome.com/extensions/system_cpu.html これはCPUに関するメタ情報を得るためのAPIです。まだソースコードのtrunkにしかなく、自分でビルドしないとこのAPIを試すことはできません。 当にシンプルなAPIです。以下にAPIリファレンスの和訳を載せます。 chrome.system.cpu chrome.system.cpu APIを使うことで、CPUメタ情報を問い合わせることができます。 Method getInfo

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    sucrose 2013/08/03
  • 「開発者のためのChromeガイドブック」が出版されます!

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    sucrose 2013/07/02
  • Chromeデベロッパーダッシュボードで公開鍵を確認できるけど何のため?

    Chromeデベロッパーダッシュボードで公開鍵を確認できるけど何のため? Written on Jun 19, 2013. Posted in Chrome extension ちょっと前に僕がリリースしている拡張機能をバージョンアップしようとして、Chromeデベロッパーダッシュボードを開きました。そこには見慣れないリンク「詳細」がありました。 押してみると、アイテムIDや公開鍵が表示されました。 ここで「おぉ、なんと便利な!」と思った方は、下を読まなくてもいいです。僕は最初「え、公開鍵なんて表示されても、何に使うんだ?利用用途ないだろおい」と思ってしまいました。でも、理由なく単に「特に意味ないけど出してみました、てへっ」なんてことはないと思うので、G+のコミュニティにて聞いてみました。 「What is this?」 http://goo.gl/z7aAW そこでの返事を要約すると、以

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    sucrose 2013/06/20
  • 省電力を抑制するchrome.power APIが利用可能になりました

    省電力を抑制するchrome.power APIが利用可能になりました Written on Jun 19, 2013. Posted in Chrome extension 「操作はしていないけれど、画面を表示しっぱなしにしておきたい」という場面があります。例えば、プレゼンテーションの真っ最中とか、電子書籍を読んでいる時などです。そのような種類のアプリや拡張機能Chrome向けに作った際に、 chrome.power APIを使うことで、一時的に省電力に入ることを抑制することが可能です。 Chrome 27から、アプリと拡張機能の両方でchrome.power APIを使うことができます。そのAPI Referenceを和訳してみましたので、下に掲載します。 ただし、あくまでこのAPIは「一時的に」使うべきです。省電力モードへの移行抑止は、最低限にとどめましょう。何のための省電力なのか

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    sucrose 2013/06/19
  • ChromeのDownload APIリファレンスを和訳してみました

    そろそろStableになるんじゃないかと思って、Chrome拡張機能で利用可能になる予定の Download APIのリファレンスを和訳してみました。Chrome Canaryでは実際に試すことができます。Download APIは、ファイルダウンロードをプログラムから制御可能にするAPIであり、chrome://downloads/ ページ相当の機能をプログラムで実現可能というものです。 結構このAPIを待っていた人は多いと思います。Stableに入るまでに、ぜひAPIの使い方をマスターしておきましょう。 chrome.downloads ダウンロードAPIは、ダウンロードに関してプログラムから開始、監視、操作、そして検索を行うことを可能にします。 Manifest このAPIを利用するために、拡張機能のマニフェストファイル内で、’downloads’パーミッションを定義する必要があり

    ChromeのDownload APIリファレンスを和訳してみました
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    sucrose 2013/06/07
  • Chromeウェブストアにて段階的にユーザを増やせる機能が追加されました

    Chrome拡張機能を久々にバージョンアップしようとして、Chromeデベロッパーダッシュボードに行ってみると、何やら新しい機能を発見!それは、 「段階的に新しいバージョンの利用ユーザを増やしていける機能」 です。Chrome拡張機能zipファイルをアップロードすると、以下のようなUIが出てくるようになりました。 つまり、ここで入力した割合で限定されたユーザ数にのみ、このバージョンを利用してもらうということが可能になります。例えば、新しい機能の評判を徐々に見ていくとか、新しい機能によるサーバ側の負荷の影響を観察しながらリリースする、といったことができるでしょう。 既に多くのユーザを抱えているChrome拡張機能であれば、これは開発者にとって嬉しい機能です。ぜひ活用しましょう! Tweet 関連記事 2023年のRemap Remapにファームウェアビルド機能を追加しました Google

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    sucrose 2013/06/02
  • SyncFileSystem APIの仕様ドラフトを和訳してみました

    SyncFileSystem APIの仕様ドラフトを和訳してみました Written on Feb 26, 2013. Posted in Chrome extension 時代はそろそろ「オフラインファースト」になる模様ですが、そのためにはブラウザが情報をオフラインで扱うことを可能にする機能が充実してくれないといけません。いろんなAPIを組み合わせて駆使していけば、現状でもできないことはないです。しかし、もちろん僕らは手軽にオフライン対応Webアプリを作りたいですよね?同期処理や競合など、自分で面倒見たくは誰しもないはずです。 SyncFileSystem APIはそんな僕らの要求に応えてくれるかもしれないと考えています。まだChrome Canaryでしか試せませんが、その仕様のドラフトはすでに公開されていますので、和訳してみました。 元の仕様のドラフトは、以下にあります。 SyncF

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    sucrose 2013/02/26
  • Chrome拡張機能でパーミッションを追加して再リリースすると何が起きるのか

    Chrome拡張機能でパーミッションを追加して再リリースすると何が起きるのか Written on Feb 14, 2013. Posted in Chrome extension 開発者は常に新しい価値をユーザに提供したいと考えています。自分の技術的興味が、結果としてユーザを幸せにすることを切に願っています。新しい機能を提供するということは、時にユーザの持ち物をプログラムから更にアクセスできるようにならないと実現しません。勝手に持ち物に触ることは、現実世界ではやってはいけないことですし、もちろんChromeの中においても同じです。ユーザに許可を得て初めて、プログラムはユーザの持ち物に触れる権利を得られるのです。 全てのユーザが「うん、いいよ」と言ってくれれば話は楽です。しかし、世の中そんなに簡単ではありません。 Chrome拡張機能を作ったことのある方であれば、manifest.json

    Chrome拡張機能でパーミッションを追加して再リリースすると何が起きるのか
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    sucrose 2013/02/14