米モデルナ製の新型コロナワクチンから異物が見つかった問題で、製造したスペインの工場は、異物混入の原因となる製造ラインの部品取り付けミスを2回していた。初回のミスでは異物混入に気付かないまま、ワクチンを日本へ出荷。2回目のミスの後、別のロットのワクチンを製造中に異物混入に気付いたが、日本に連絡しなかった。スペインの製造ラインの管理が不十分だった可能性がある。(沢田千秋) 国内での異物混入を受け、3つのロットのワクチンが回収中だが、既に50万回の接種が行われたとされる。スペインから連絡があれば、接種を中断できた可能性がある。問題のロットのワクチンを接種後、男性3人の死亡が報告された件について、10日の厚生労働省の専門部会は「接種との因果関係は評価できない」とした。 厚労省や国内でのワクチン供給を担う武田薬品工業などによると、異物混入はスペインの製薬会社ロビの工場で起きた。この工場はモデルナの欧
米DexCom(デクスコム)が開発した血糖測定器「Dexcom G6 CGMシステム(以下G6)」の日本での販売が、テルモによって2021年7月27日から始まった。腹部などに貼り付け24時間継続的に血糖濃度を測定し、スマートフォンなどでデータをリアルタイムで受け取れる。血糖値の経時的な変化を分析することで、少し先の血糖変化を予測して利用者の行動変容を促す。 G6は極細の針がついたセンサーとBluetoothトランスミッターがセットになった装置で24時間の常時モニタリングを行う。部品は交換式で、最長でセンサーは10日間、トランスミッターは90日間使うことができる。 長期間体に貼り付けたままになることから、侵襲性の低さを意識している。大きな特徴は、針を血管よりも浅い位置で止め、血液ではなく血管から染み出た間質液を分析することだ。DexComが血糖測定装置の開発で培った長年の知見を生かし、間質液
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く