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ブックマーク / number.bunshun.jp (242)

  • 日本人内野手は“実力不足”なのか!?田中賢介、外野コンバートの裏事情。(菊地慶剛)

    スプリングキャンプでは内野手としてそつのない守備を見せていた田中賢介だが、スローイングに変化をつけた結果、送球難が再発。外野手に転向し、3Aフレズノ・グリズリーズからメジャー昇格を狙う。 31歳にしてメジャー挑戦を決意し、今シーズンからジャイアンツとマイナー契約を結んだ田中賢介が大きな“岐路”に立たされている。 シーズン開幕から所属しているジャイアンツ傘下の3Aフレズノ・グリズリーズで、6月18日に突如として外野手へのコンバートが言い渡されたのだ。 田中と言えば、二塁手として2006年から5年連続ゴールデングラブ賞を受賞した名内野手。外野手の経験は2005、2006年の2シーズンでわずか7試合に出場したのみだ。 日ハム時代を知るファンからすれば、かなり驚きの配置転換に映るのではないだろうか。 「やれと言われればやらなければいけない世界ですから。結果も出ていないし、仕方のない部分もあると思

    日本人内野手は“実力不足”なのか!?田中賢介、外野コンバートの裏事情。(菊地慶剛)
    sugimo2
    sugimo2 2013/07/09
    うーむ
  • なでしこへの対策が窺えた欧州遠征。東アジア杯で世代交代は進むのか?(河崎三行)

    イングランド戦で、敵選手を引き付けプレーする大儀見。この遠征では、ブンデスリーガでの経験を十分に活かした活躍を見せてくれた。 欧州遠征に出発する前の段階で首をひねってしまった点を2つ、先に挙げておこうと思う。 まず、遠征に先立つ代表合宿と壮行試合の場所として、なぜ鳥栖を選んだのか? もちろん、鳥栖という街自体に何か差し障りがあるわけではない。タイミングの問題だ。梅雨の真っ只中に、降雨が見込まれる土地をわざわざ選んだことが解せないのだ。事実、試合日も含め、合宿日程の半分以上が雨。せっかくニュージーランドを招いた親善試合も大雨の中での開催で、パスやドリブルといった日の武器の威力がかなり削がれる結果となった。実戦を通したチームの現状確認を充分に行えなかったのは、いかにももったいない。 これは今回だけでなく2011年の、女子W杯の際も同様だった。 愛媛で行った直前合宿と壮行試合の韓国戦も雨に祟ら

    なでしこへの対策が窺えた欧州遠征。東アジア杯で世代交代は進むのか?(河崎三行)
  • なぜコンフェデ杯で全敗したのか!?データが示す日本代表の意外な弱点。(木崎伸也)

    イタリアには善戦したものの、終わってみれば3戦全敗と惨敗した日本代表。ザッケローニ監督は「どこを強化するかというところがはっきり見えてきた」と語ったが、W杯まで残り1年で巻き返せるか。 「私たちの分析システムでは、ゴール前でタックルが成功すれば、 サイドのライン際で成功するよりも高いポイントを得る」 (FIFAに分析データを提供しているカストロール社) はたして日は強いのか、弱いのか――。 コンフェデレーションズカップで3連敗したことで、ザッケローニ監督および選手への評価が揺れている。一部のメディアでは監督を替えるべきではないかという声が出ているほどだ。 ただ、ザックが練習を非公開にして戦術の細部と全貌を明かしていないため、批判も抽象的なものが多く、具体的に何が良くて、何が悪いか、はっきりさせられていない印象がある。 こういうときは主観を排除し、データをヒントにすると見えて来るものがある

    なぜコンフェデ杯で全敗したのか!?データが示す日本代表の意外な弱点。(木崎伸也)
  • MLBが目指すボールパーク化戦略。サービスの品質を決めるものは何か。(葛山智子)

    ボストン・レッドソックスの拠地フェンウェイパーク。ホセ・イグレシアス選手の打席で起こった“ウェーブ”に参加するファンたち。 このコラムでも、プロ野球やJリーグの観客動員数について触れてきたので、ふと世界一観客数を集めるチームはどこだろうと気になって調べてみた。 個別のチームを見る前に、まずはリーグから。Sporting Intelligenceによると世界のプロスポーツリーグの1試合の平均観客数で比較すると、1位に輝くのはやはりNFLで67,591人。日人にとってはあまりなじみがないかもしれないが、アメリカにおけるアメフト人気は驚くほどで、リーグ優勝決定戦の「スーパーボウル」では視聴率もトップランクであるため、マーケティングの世界でも企業がスーパーボウルで仕掛けるプロモーションに注目するものも多い。 NFLにつづくのは、ブンデスリーガ(45,116人)、プレミアリーグ(34,602人)

    MLBが目指すボールパーク化戦略。サービスの品質を決めるものは何か。(葛山智子)
  • ラマダンも「ダイジョウブ」。親方も動かす大砂嵐の熱意。~初のアフリカ出身関取誕生~(佐藤祥子)

    初のアフリカ大陸出身、エジプト人関取が誕生した。その名も大砂嵐金太郎という。初めてちょんまげを結って土俵に上がった5月場所では、東幕下7枚目の地位で7戦全勝優勝。元大関小錦、把瑠都と並ぶ最速タイ記録、所要8場所での十両昇進だ。 11歳からウエイトリフティングを始めた189cm、145kgの筋肉質の体で、母国ではジムのトレーナー経験もあるという。インターネットで見た貴乃花に憧れて15歳から相撲を始め、'08年の世界ジュニア選手権個人無差別級、'10年の同重量級で、3位に入賞した実績を持つ。 2年前、日の大相撲界に憧れ、複数の相撲部屋に入門志願の手紙を送るも、返信はなかった。唯一、断りの返事を送ってきたのが大嶽部屋だったという。その後、2度の来日で直談判。「横綱になりたいという、彼の夢をわれわれはサポートするだけ」と、大嶽親方がその熱意を買った。しばらく部屋での生活ぶりを観察され、昨年3月に

    ラマダンも「ダイジョウブ」。親方も動かす大砂嵐の熱意。~初のアフリカ出身関取誕生~(佐藤祥子)
    sugimo2
    sugimo2 2013/06/20
    "2年前、日本の大相撲界に憧れ、複数の相撲部屋に入門志願の手紙を送るも、返信はなかった。唯一、断りの返事を送ってきたのが大嶽部屋"
  • 18歳の躍動と40歳のいぶし銀――。“らしさ”を取り戻した日本ハムの逆襲。 (中村計)

    15日の快勝で、「これでもう一段階、良いほうにいけると思う」とコメントしていた稲葉。チームも自分自身も、これからが正念場となる。 日ハムの、まさに「歴史」と「未来」が凝縮された攻撃だった。 6月15日に札幌ドームで行われた日ハム対広島戦、1-1の同点で迎えた8回裏。広島のマウンドには1日に右脇腹を痛めて戦線を離脱し、14日ぶりの復帰となった前田健太が立ちはだかっていた。 7回まで4安打1点。最速151キロをマークするなど、そこまでは完全に前田のペースだった。 突破口を開いたのは、この日、初めて3番を任されたゴールデンルーキーの大谷翔平だった。ワンアウト一塁から、高めに浮いた外のチェンジアップを弾き、左中間を抜く二塁打で二、三塁とチャンスを拡大。 「それまでは手も足も出ない感じだったんですけど(三振、三振、中飛)、失投をたまたま打てた」と謙遜するが、失投を見逃さないことこそ一流打者の証で

    18歳の躍動と40歳のいぶし銀――。“らしさ”を取り戻した日本ハムの逆襲。 (中村計)
  • 「これは本当の日本の姿じゃない」なぜブラジル戦で完敗を喫したのか?(豊福晋)

    「まぁ今日の試合は完敗なんで。自分たちの実力をちゃんと認めて、あとの2試合を頑張るしかないですよね」と、試合後の悔しさを内に秘めつつも、淡々と語っていた田。 歓喜するブラジル代表の面々を前に、ザッケローニは立ち尽くしている。その少し後ろで、田圭佑はひとりベンチに座って呆然とピッチを眺めていた。 「怒りというよりも、失望の気持ちの方が大きい」 指揮官は堅い表情でそう語り、田は「完敗」と、ブラジル相手に0-3と歯が立たなかったことをあっさり認めた。 10月のポーランドで喫した0-4の大敗から8カ月。親善試合とは違う、真剣勝負の舞台でブラジルと再戦した日にとって、コンフェデレーションズカップ初戦は世界との差を確認する場でもあった。しかし縮まったのはわずかな点差だけで、内容ではその差はさらに広がっているようにさえ感じられた。 長友佑都は言う。 「レベルが違いました。すべてにおいてのレベルが

    「これは本当の日本の姿じゃない」なぜブラジル戦で完敗を喫したのか?(豊福晋)
  • 二塁打量産中の「打者・大谷翔平」。好調支える“流し打ち”と“中田翔”。 (田口元義)

    「(打者として)塁に出て、息が上がったままマウンドに行っても、間合いを長くしたりして工夫していかないと」と語るなど、“5番・投手”の準備に余念のない大谷。 一軍初登板となった5月23日のヤクルト戦で、最速157キロの快速球を投じ観衆の度肝を抜いた。続く6月1日の中日戦では初勝利を手にするなど、投手としてのスタートは順調と言えるだろう。 しかしながら、日ハムの「二刀流ルーキー」大谷翔平は現時点では、「打者」としての評価を急速に上げつつある。 6月9日のヤクルト戦。 前日に続き5番に座った大谷は、2回の第1打席でいきなり魅せる。 ラルーの外角低めのストレートに素早く反応。鋭い打球がレフトフェンス上部の防球ネットへ突き刺さる。あわやプロ初アーチになるかという弾丸ライナーの二塁打は、栗山英樹監督も唸らせるほどの一打だった。 「(スタンドまで)行ったと思ってベンチの前まで出たのに、『なんで(全力で

    二塁打量産中の「打者・大谷翔平」。好調支える“流し打ち”と“中田翔”。 (田口元義)
  • パ・リーグが圧倒し続ける交流戦。セの各球団が直視すべき課題とは?(小関順二)

    楽天・田中将大は交流戦で5試合を投げて4勝(1試合は勝ち負けつかず)と大車輪の活躍。6月9日の巨人戦では自己新となる開幕8連勝を達成した。 セ・パ交流戦は今年もパ・リーグが勝ち越しを決めた。'05年の1年目からどんな成績で推移してきたのか、少し長くなるが見ていこう(★印はセ・リーグ勝ち越しの年。太字はセ・リーグの球団)。 ◇'05年  パ=105勝104敗7分 上位チーム (1)ロッテ、(2)ソフトバンク、(3)阪神、(4)巨人、(5)ヤクルト、(6)横浜 ◇'06年  パ=108勝107敗1分 上位チーム (1)ロッテ、(2)ヤクルト、(3)阪神、(4)中日、(5)ソフトバンク、(6)西武 ◇'07年  パ=74勝66敗4分 上位チーム (1)日ハム、(2)巨人、(3)横浜、(4)ロッテ、(5)中日、(6)オリックス ◇'08年  パ=73勝71敗 上位チーム (1)ソフトバンク、(2

    パ・リーグが圧倒し続ける交流戦。セの各球団が直視すべき課題とは?(小関順二)
  • 2015年W杯を見据える、指揮官エディの深謀遠慮。~ラグビー日本代表のタフな日程~(大友信彦)

    「力の差があるから、特に喜ぶような内容ではない」 5月10日、93対3の大差でアラブ首長国連邦(UAE)を下したあと、エディ・ジョーンズ・ヘッドコーチは素っ気なくコメントした。 アジア5カ国対抗の優勝は前節に韓国を破った時点で確定していた。UAEは世界ランク96位。「世界のトップ10入り」を目標に掲げるエディ・ジャパンにとって、勝敗は問題ではなかった。UAE戦ではSH内田啓介、CTB中村亮土ら出番の少なかった若手の成長度を見極めつつ、30歳超で初招集した霜村誠一、クレイグ・ウィングも起用。ひとつの試合に多くのテーマを盛り込みながら、菊谷崇、大野均ら大黒柱をメンバーに残すなど、戦う姿勢に隙は作らない。 こちらは雑誌『Number』の掲載記事です。 NumberWeb有料会員になると続きをお読みいただけます。 残り: 615文字 NumberWeb有料会員(月額330円[税込])は、この記事だ

    2015年W杯を見据える、指揮官エディの深謀遠慮。~ラグビー日本代表のタフな日程~(大友信彦)
    sugimo2
    sugimo2 2013/06/09
    「5週間で6テスト。こんなことは世界中、どこの国もやらないでしょう。ただ我々は、W杯でもそういう日程になる」
  • メジャーで躍動する永遠の野球小僧。天衣無縫な川崎宗則、本当の価値。(菊地慶剛)

    5月26日のオリオールズ戦で逆転のヒットを放ち、ファンの声援に応える川崎宗則選手。ここまで(6月5日現在)の成績は打率.214と無安打が続き低迷している。正遊撃手のレイエス選手の復帰も迫り、正念場に立たされている。 「サンキュー ベリー マッチ。マイ ネーム イズ ムネノリ カワサキ。アイ アム フロム ジャパン。アイ アム ジャパニーーーーーズ!!!」 5月26日のオリオールズ戦。チームをサヨナラ勝ちに導く決勝2点ツーベースを放ち、ヒーローインタビューに登場したブルージェイズの川崎宗則選手が発したこのフレーズは、日はおろか全米中で話題となった。 ESPNなどのスポーツ番組で取り上げられる一方で、MLBの公式サイトでもビデオとしてアップロードされ、さらにYouTubeなどでも公開され、瞬く間に人々の心を掴んでいった。 これ以降、川崎の認知度は全国規模で急上昇し、今や遠征先でもファンから声

    メジャーで躍動する永遠の野球小僧。天衣無縫な川崎宗則、本当の価値。(菊地慶剛)
  • ナックルボーラーの宿命に抗って――。サイ・ヤング賞投手ディッキーの苦悩。(菊地慶剛)

    メジャー11年目、38歳のR.A.ディッキー。今シーズン、ブルージェイズに移籍するも、サイヤング賞に輝いた昨年の面影は薄れ、ナックルボーラーとしての正念場を迎えている。 やはりナックルは簡単には制御できない魔球のようだ。 今シーズンのR.A.ディッキー投手のここまでの投球を見ていると、改めてナックルボーラーの宿命というものを感じずにはいられない。 昨年は20勝6敗、防御率2.73の成績を残し、さらには完投数、完封数、投球回数、奪三振数でナ・リーグ1位を記録。メジャー史上初めてサイ・ヤング賞を獲得したナックルボーラーとなった。そして昨オフにブルージェイズと3年契約を結び、エースとしての働きを期待されていた。 しかし、シーズン開幕前に米国代表として出場したWBCでは2試合に登板し、9イニングを投げ5失点に終わると、いざ番を迎えても調子が上がらず、ここまで10試合に登板し4勝5敗、防御率4.5

    ナックルボーラーの宿命に抗って――。サイ・ヤング賞投手ディッキーの苦悩。(菊地慶剛)
  • 桐光・松井裕樹を見るなら今のうち!!大注目の春季関東大会、見所を紹介。(小関順二)

    5月3日の神奈川県大会準決勝で、1万5000人の観客を集めた桐光学園・松井裕樹。日大藤沢を相手に15個のアウトのうち、12個を三振で奪う圧巻のピッチングを見せる。 夏の選手権(甲子園大会)まで残すところ80日ちょっと。その出場権を勝ち取る各都道府県大会が最も早くスタートするのは沖縄県の6月22日。夏の戦いは目前に迫っていると言ってもいい。その都道府県大会の前に行なわれるのが関東大会、近畿大会などの地区大会である。 ここを勝ち上がっても都道府県大会には何の影響も与えない。それどころか強豪校は夏の大会前までハードトレーニングによって選手の調子を落としていく期間である。100パーセントのパフォーマンスより精神的な強さを見極める大会と言ったほうがいいかもしれない。既に終えている四国大会、九州大会以外の日程は次の通りである。 ◇北海道大会  5/27~7日間 ◇東北大会    6/ 6~5日間 ◇関

    桐光・松井裕樹を見るなら今のうち!!大注目の春季関東大会、見所を紹介。(小関順二)
    sugimo2
    sugimo2 2013/05/18
    " 5月18日から始まる関東大会で松井が登場するのは雨天順延がなければ19日、第3試合の花咲徳栄戦(宇都宮清原球場で14時開始予定)"
  • 大谷翔平、プロ初登板をどう見るか?未熟な投球に感じた“鉱脈”。(中村計)

    「初回から身体に緩みがあって、キレが無かった」と自らを客観的に語ることができていた試合後の大谷。テレビ観戦した栗山監督は「うまく抑えると逆に課題が見えないから。それ(課題)がはっきりしたからいい」とコメント。 投手と野手では、人格まで変わってしまうかのようだった。 3月29日の開幕戦、「8番・ライト」でスタメン出場した日ハムの大谷翔平は「力み」とはまったく無縁だった。穏やかな表情で、軽やかにスイングし2安打1打点。ヒーローになっても試合後、興奮している様子はまったく見られなかった。 何を聞かれても、定型通りに、淡々と「嬉しかった」と「よかった」を繰り返した。 「すごく嬉しかったですし、何より勝てて当によかったと思います」 こんな18歳がいるものだろうかと思ったものだ。 ところが4月11日、イースタン・リーグのロッテ戦で投手としてプロ初先発した大谷は、18歳そのものだった。立ち上がりから

    大谷翔平、プロ初登板をどう見るか?未熟な投球に感じた“鉱脈”。(中村計)
  • 競技歴2年でメダル候補に。ソチ新種目の“新星”。~スキー・ハーフパイプ、小野塚彩那~(松原孝臣)

    3月上旬、遠征から帰国すると、空港での出迎えの多さに「ふつうに帰ってくると思っていたので、驚きです」と、びっくりした表情を浮かべた。無理もない。世界選手権の前後で、注目度ががらっと変わってしまったのだから。 ウインタースポーツの2012-'13年シーズンが終了した。ソチ五輪への試金石となる重要なシーズンにおいて、長年、日本代表として牽引してきた選手が各競技で健在であることを示す中、新星として飛び出したのが、スキー・ハーフパイプの小野塚彩那である。 スキー・ハーフパイプは、ソチで新たに増える12種目のうちのひとつ。スノーボードのハーフパイプと同様、半円筒状のコースを滑り、空中に飛んで技を披露する採点競技だ。3月5日にはこの種目の世界選手権が行なわれたが、小野塚は予選を1位で通過すると、決勝でもミスのない滑りで銅メダルを獲得。 こちらは雑誌『Number』の掲載記事です。 NumberWeb有

    競技歴2年でメダル候補に。ソチ新種目の“新星”。~スキー・ハーフパイプ、小野塚彩那~(松原孝臣)
  • 日本にとって歓迎すべき、ソチ五輪に新採用の10種目。~IOCの目論見と日本のメリット~(松原孝臣)

    先月25日、国際オリンピック委員会(IOC)は2014年のソチ五輪で10個の種目を新たに採用する方針を打ち出した。選ばれたのはフィギュアスケート団体(シングル男女、ペア、アイスダンスで構成)、ジャンプ女子に、男女スキーのハーフパイプとスロープスタイル(ジャンプ台やレールなどが設けられたコースで滑りを競う競技)、男女スノーボードのスロープスタイル。それにバイアスロンの男女混合リレー、リュージュ団体である。 夏季五輪では種目数の抑制傾向にあるのに、冬季で突如、拡大路線に乗り出すのは、競技日程などが飽和状態の夏季に対し、ゆとりのある冬季五輪はビジネスチャンスがあると考えているからだ。例えば、高値のチケットが常に完売するほど人気の高いフィギュアスケートを1種目増やせば、その分チケット収入などの増加が見込める。スロープスタイルはXゲームを愛好する若者たちに人気が高いため、オリンピックに新たな層の関心

    日本にとって歓迎すべき、ソチ五輪に新採用の10種目。~IOCの目論見と日本のメリット~(松原孝臣)
  • 賞金額が人気の証。~アルペンスキーにもっと日本人を~(小川勝)

    冬季五輪の競技といえば、日ではスキージャンプ、モーグル、フィギュアスケート、スピードスケートがメジャーな存在だ。それぞれに世界的な選手がいて、報道される機会も多い。 だが冬季五輪全競技の中で、世界的な人気競技といえば、やはりアイスホッケーとアルペンスキーだろう。これは、トップ選手がその競技から得ている収入を見ても分かる。アイスホッケーの最高峰、北米プロアイスホッケーのNHLには年俸500万ドル(約4億7500万円)を超えている選手が70人以上いる。日にも一定のファンがいる。 一方で、日と欧米で人気に最も開きのある競技が、アルペンスキーだろう。スピード系から技術系まで、滑降、スーパー大回転、大回転、回転、スーパー複合(滑降と回転1ずつ)の5種目で行なわれている。世界のトップ選手たちは、10月から3月まで、欧州と北米を転戦するW杯20大会と、今季の場合は世界選手権(2月5日~17日)に

    賞金額が人気の証。~アルペンスキーにもっと日本人を~(小川勝)
  • ダルビッシュ、衝撃の今季初登板!“ほぼ完全試合”に導いた球種とは? (生島淳)

    パーフェクトゲームを逃した瞬間、打球の行方を追いながら照れたように少し笑ったダルビッシュ。今回はチャンスを逃したが、当の伝説の始まりはこれからだ。 惜しかった。 とにかく、惜しかった。 ダルビッシュ有にとっての今季初登板。アストロズ戦で9回2死までパーフェクトに抑えながら、最後の最後、9番打者のゴンザレスに自身の股間を抜ける中前安打を許し、完全試合を逃してしまった。 逃した、という表現がぴったりだった。 ダルビッシュはアストロズ打線を圧倒、現地の放送では、「1、2回はオープン戦のような余裕があった。汗もかいてないんじゃないか?」と評されるほどの投球だった。 8回3分の2、奪三振14個はメジャー移籍後では、最多の数字である。 ダルビッシュの出来栄えを見る限り、いつの日か、いや、今季のうちにノーヒッターを達成する可能性があるのではないか――。そう思わせるほどの、ほれぼれとする投球だった。 4

    ダルビッシュ、衝撃の今季初登板!“ほぼ完全試合”に導いた球種とは? (生島淳)
  • <独占インタビュー> 高梨沙羅 「1mでも先へ飛びたい」~16歳、素朴な天才ジャンパーの胸中~(松原孝臣)

    小柄で物静かな少女は、ジャンプ台で誰よりも遠くへ飛ぶ女王へと 姿を変える。女子ジャンプの今季ワールドカップで総合優勝。 ソチオリンピックでの金メダルも期待される16歳は今、何を思うのか。 どこまで飛んでいくのだろう。 他の選手と比べてもひときわ小柄な152cmの体が、ぽんと踏み切ると高い曲線を描き、長い滞空時間の末に降りていくさまは、まさに飛んでいるかのようだ。 次元が違う、とも思える大ジャンプを何度も何度も披露し、そのたびに歓声で沸かせたシーズンを、高校1年生、16歳の高梨沙羅はこう表す。 「あっという間でした」 少し笑顔を見せると、言葉を続けた。 「今までのシーズンより短く感じました。ずっと遠征続きだったこともありますし、やっぱり成績がよかったことがあると思います。成績がよくないと、いろいろ考えてしまう時間が長く感じるけれど、自分でもびっくりするくらいのシーズンだったと思います」 快進

    <独占インタビュー> 高梨沙羅 「1mでも先へ飛びたい」~16歳、素朴な天才ジャンパーの胸中~(松原孝臣)
  • 糸井と田中の穴は大谷翔平が埋める!?日本球界の常識を覆す日ハムの挑戦。(中村計)

    オープン戦では、投手として157キロを投げ、打者としても10試合で打率.182を記録した大谷。球団史上2人目となる高卒新人での開幕スタメンなるか? 今年の日ハムは2つの点で非常に興味深い。 1つ目は、「3度あることは4度ある」のか、だ。 日ハムにはジンクスがある。主力が抜けると、なぜか優勝するのだ。 それを象徴していたのが'07年だった。前年、北海道移転3年目で44年振りに日一に輝いたが、オフに「北海道ハム」のシンボル的な存在でもあった新庄剛志が引退し、塁打、打点の二冠を獲得した小笠原道大が巨人へ、左のセットアッパーとして55試合に登板した岡島秀樹がレッドソックスへそれぞれ移籍。主力の大量流出に、評論家たちはシーズン開幕前、そろって下位を予想した。 ところが、蓋を開けてみると、球団史上初のリーグ連覇を達成。ダルビッシュ有は「開幕前の評論家の予想が5位か6位ばかりだったので、絶対

    糸井と田中の穴は大谷翔平が埋める!?日本球界の常識を覆す日ハムの挑戦。(中村計)
    sugimo2
    sugimo2 2013/03/29
    "日本ハムにはジンクスがある。主力が抜けると、なぜか優勝するのだ"