「ミッドフィルダー 背番号44 オノシンジ!」 スタジアムDJが声を発し、オーロラビジョンにその姿が映し出されると札幌ドームのスタンドは大きく沸いた。ワールドカップ(W杯)出場3回、UEFAカップ(現在の名称はUEFAヨーロッパリーグ)制覇の経験も持つ、日本サッカーが生んだ“希代の天才”小野伸二が7月20日のJ2第22節・大分トリニータ戦でついにコンサドーレ札幌でのデビューを果たした。 この小野のデビュー戦に合わせて札幌は大々的な宣伝を展開。各スポーツ紙に全面広告を出したり、街中に巨大垂れ幕を出すなど積極的に告知をしていった。もちろん、クラブ側から働きかけるまでもなく小野の登場は、地元メディアでは大きな報じ方をされていた。前日練習の模様を生中継する情報番組もあったほどである。 6月9日に札幌市中心部で公開加入会見を行ってから約1カ月半。待ちに待った小野の登場。試合は終了間際の失点により1−
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