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ブックマーク / business.nikkeibp.co.jp (385)

  • あっぱれ、菊池桃子:日経ビジネスオンライン

    3月に骨折した右足は順調に回復している。 レントゲン写真を見ると、関節内の陥没していた部分の骨も、ほぼ元に戻っている。 あとは、関節の可動域が拡大して、膝周りの筋力がつけば、以前と同じように自在に走れるようになるはずだ。 現状では、まだそこまでは行かない。 痛みは無い。 関節の柔軟性も、正座は無理なものの、あぐらはかけるようになったし、日常生活には不自由しない程度までには回復している。 10月からは自転車にも乗れるようになった。 乗り降りの際に若干の不自由(←またがってからでないと走り出せません)はあるものの、ペダルを踏んで走ることに関しては、骨折以前とまったく変わらない。長距離にも対応できる。自転車は、患部に大きな負担をかけずに運動できるので、助かっている。 膝周りの筋力は、十分に回復していない。 靭帯が断裂していることもあって、安定性も怪しい。 なので、まだ走ることはできない。 階段の

    あっぱれ、菊池桃子:日経ビジネスオンライン
    sugimo2
    sugimo2 2015/11/06
    "ラ・ムー結成当時、バカにして悪かった。私は何もわかっていなかった"
  • “採点”するなら、あれは百点満点だった:日経ビジネスオンライン

    安倍晋三首相のいわゆる「戦後70年談話」を題材に原稿を書く仕事は、すでに間抜けな作業に変貌しつつある。 なぜなら、談話発表からほぼ1週間を経て、左右両陣営の論客ならびに有識者諸氏の口の端から、ひと通りの「解釈」が出揃っているからだ。それゆえ「談話」の読み解き方について、新たに付け加えるべき論点は、ほとんど残っていない。ということは、このタイミングでいまさら私が何を言ったところで、誰かの受け売りだと思われるのがせいぜいだということでもある。 なので、この原稿では、あれこれと「解釈」する書き方とは別の方法を採用したいと思っている。 談話発表以来、様々な立場の人々のコメントを読み比べながら、私が一番強く感じたのは、21世紀の人間である私たちが「解釈」という病にとりつかれているということだった。 どうして、われわれは、行間を読み、空気を読み、裏を読み、背景を読み、影響を読みたがるのだろう。 なにゆ

    “採点”するなら、あれは百点満点だった:日経ビジネスオンライン
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    sugimo2 2015/08/21
    小田嶋さんは政治が絡むと切れ味が鈍るのよね…
  • いや、ここは「そもそも論」でしょう。:日経ビジネスオンライン

    新国立競技場の計画案は、白紙撤回されることになった。 近来にないグッドニュースだと思う。 とはいえ、積極的に良いことがはじまったわけではない。何か意義ある仕事が達成されたわけでもない。単に、最悪の事態を避けるための道筋が定まったということにすぎない。 つまり、このたびの白紙撤回の決断が、歓迎すべき展開であることは確かなのだとして、だからといって、この決断を誰かの手柄や功績として手放しで賞賛するわけには行かないということだ。 むしろ、この期に及んで白紙撤回というリスキーな決断をせねばならないところにわれわれを追い込んだ人間なり組織なりの名前を明らかにして、その彼らに責任を取ってもらわなければならない。そうでないとスジが通らない。 大勢の人間がひとつの決断に沿って行動する時には、その決断が誤りであった場合に責めを負うことになる人間を、あらかじめ確定しておかなければならない。 昔の船乗りは、船が

    いや、ここは「そもそも論」でしょう。:日経ビジネスオンライン
    sugimo2
    sugimo2 2015/07/24
    "上に立つ者の責任は、手柄を取りに走らないことだ"
  • 幸いなるかな、撫子を愛でるもの:日経ビジネスオンライン

    なでしこJAPANを応援していると言うと、意外な顔をされる。 「あれ? 愛国者でしたっけ?」 そういう話をしているのではない。 なでしこのゲームは、きちんと追いかけて、真剣に観戦すれば大変にエキサイティングなのだということを私は言っている。各選手の利き足と得意なプレーを把握して、展開を予想しながら見れば、さらに興味深く応援することができる。 と、私が口を酸っぱくしてかきくどいても、ネット上に蟠踞するサッカーオタクは冷たい言葉を返してくる。 「女子のゲームは、とにかくスピードとパワーが無いから見てらんない」 「だって、男子高校生のトップクラスとどっちこっちの実力なわけでしょ?」 そういう問題ではないのだよ。 サッカーファンの中には、レベルの高いゲームを見ている観客がレベルの高いファンで、水準の低いリーグの低レベルなサッカーを見ているサッカーファンはダメなサッカーファンであるとする、度し難いラ

    幸いなるかな、撫子を愛でるもの:日経ビジネスオンライン
    sugimo2
    sugimo2 2015/06/14
    ”彼女たちの労を惜しまない献身的なプレーぶりは、一流と言われる男子のトップチームの試合から、久しく失われているものに見える”
  • 「当事者意識」を言う人は、たぶん他人事と思っている:日経ビジネスオンライン

    新国立競技場の整備費をめぐって、舛添要一都知事と下村博文文部科学大臣の間で論争が起こっている。 発端は、舛添知事が26日の記者会見で、国が都の負担分を580億円と試算した点などを取り上げ「全くいいかげん。支離滅裂だ」と批判したことだった。 これを受けて、翌27日、下村文科相は「(試算は)途中段階として首相官邸に報告したもの。詳細が分かり次第、随時都に説明したい」と、負担分の説明が遅れた経緯を伝え、あわせて「コストダウンをはかりながら期限を守ろうとしている。(新国立競技場を)都も活用するわけだから、一緒に前向きに考えてもらいたい」と理解を求めた。 また、一連の発言の中で、下村文科相は、舛添都知事に対して「当事者意識をもってやってもらいたい。開催都市の知事だとの自覚で、一緒にやろうという思いを持ってほしい」と、その姿勢に注文をつける言葉を残している(ソースはこちら)。 舛添都知事は、さる連載コ

    「当事者意識」を言う人は、たぶん他人事と思っている:日経ビジネスオンライン
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    sugimo2 2015/05/29
    "何をどうトチ狂ったのか、当事者以外の何者でもない文部科学大臣自らが、予算オーバーの尻を持って行く相手に向けて、当事者意識を持てだのという驚天動地の説教を垂れているわけです"
  • バリアフリーでデンジャラスな東京:日経ビジネスオンライン

    3月の半ばに入院してから、早いもので、2カ月が経過した。 回復は、おかげさまで順調だ。 とはいえ、退院までにはまだしばらく時間がかかる。 今回は、足の不自由な人間から見た東京の風景について書いてみようと思っている。 このまま順調にリハビリが進めば、何カ月か後には普通に歩けるようになる。そうなれば、私はどうせいま考えていることや感じていることを忘れてしまう。それはもったいない。せっかく、車椅子移動者として、ある意味得難い体験をしているのだから、いまのうちに気づいたことを書き留めておきたい。 というのも、この先、あと20年もすれば、私はまた同じようにうまく歩けなくなる日を迎えるはずだ。その時のために、少しでも参考になる記録を残しておければというわけだ。 歩けなくなる日々は、読者の皆さんの未来にも、間違いなく訪れることになっている。 これは断言しても良い。 ただ、突然死する巡り合わせの人間だけが

    バリアフリーでデンジャラスな東京:日経ビジネスオンライン
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    sugimo2 2015/05/22
    "彼らは、一斉に飛び立つフラミンコの群れや、一糸乱れずに集散と離合を繰り返す魚群みたいに、互いの最適距離を保つ感覚を研ぎ澄ますことで、衝突や停滞を回避する特異な感覚を身につけているのだろう"
  • なぜボトルキャップでなければならないのか:小田嶋隆の「ア・ピース・オブ・警句」 :日経ビジネスオンライン

    世界の子どもにワクチンを届ける目的でペットボトルのキャップを集めている団体があるのだそうだ。名前を「エコキャップ推進協会」という。で、その横浜市に拠を置くNPO法人が、キャップの売却益を、2013年以降、ワクチンとの交換でなく、別の使途に充てていたことが発覚して、ちょっとした騒ぎになっている。 寄付目的で集めていた善意(あるいは労力)の結晶を、掲げていた看板とは違う目的のために流用していたわけだから、これは「裏切り」と言えば「裏切り」ではある。 大勢の人の小さな善意が裏切られたわけだから、怒る人がいるのは当然だ。 が、最初に個人的な見解を述べておくと、私は、大勢の人々の小さな善意や、それを眺めている人間の憤りには興味がない。 どうでも良いと思っている。 ニュースを知って、私が興味を持ったのは、「そもそもどうしてペットボトルのキャップなんかを集めようとしたのか」という点についてだ。 だって

    なぜボトルキャップでなければならないのか:小田嶋隆の「ア・ピース・オブ・警句」 :日経ビジネスオンライン
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    sugimo2 2015/04/17
    "おそらくは、善意が空回りした結果に過ぎないのだと思う。だからこそ、この話は薄気味が悪いのだ"
  • 鵬は語らず、ただ飛ぶのみ:日経ビジネスオンライン

    相撲については、もう、何も書かないつもりでいた。 理由は、何をどう書いても、当コーナーでこれまでに何回か訴えてきた内容と重複するに違いないと考えたからだ。それほど、大相撲の世界は外部からの批評に対して耳を閉ざしている。 何を言ったところで何も変わらない。だから何も言いたくない、と、そう考えたわけだ。 見放したという受け止め方をしてもらっても良い。 今回、重複する内容になることをある程度覚悟した上であらためて白鵬の舌禍事件をめぐる反応について原稿を書く気持ちになったのは、この度の一連の出来事への日相撲協会およびそれを取り巻くスポーツジャーナリズムの頑迷固陋な振る舞い方が、ここ数年の日の政権の中枢に見られる特徴的なマナー(一部から「歴史修正主義的」と呼ばれ、「復古的」「強権的」と評されている態度)と、深いところでつながっているように思えてきたからだ。 もしかしたら、相撲ファンの声援の中に目

    鵬は語らず、ただ飛ぶのみ:日経ビジネスオンライン
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    sugimo2 2015/04/06
    "帰化した力士にしか親方株を与えないというのであれば、そもそものはじめから、帰化した力士にしか相撲を取らせなければ良いということになる" #sumo
  • 【休載のお詫び】小田嶋さん、自転車事故で入院:日経ビジネスオンライン

    いつも「ア・ピース・オブ・警句 ~世間に転がる意味不明」をご愛読頂き、誠にありがとうございます。当コラム担当編集のYでございます。 コラムの執筆者、小田嶋隆さんは3月16日、都内を自転車で走行中に濡れた路面で転倒し、左足の膝を骨折、入院中です。退院にはリハビリを含め3カ月程度かかる見込みです。まもなく手術を控えているとのことで、無理をして頂くわけには参りません。申し訳ございませんが、コラムは今週は休載とさせて頂きます。 一昨日お見舞いに行きましたところ、心配していたよりもずっとお元気そうで、病院のせいかなんだか痩せて精悍になったご様子。「骨折ダイエット」と笑いつつ、「早くも退屈で…」とのことでした。皆様へも、休載のお詫びを言付かっております。どうかご容赦下さいませ。 大怪我とはいえ、自転車の場合によくある手や肩、頭部などへのダメージはなく(自損事故で、自転車も無事)、ということは、原

    【休載のお詫び】小田嶋さん、自転車事故で入院:日経ビジネスオンライン
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    sugimo2 2015/03/21
    ありゃ
  • 「少年事件は楽に数字を取れる」が招いたこと - ジャーナリスト・池上彰氏×『謝るならいつでもおいで』著者・川名壮志氏:日経ビジネスオンライン

    相次ぐ「少年事件(この場合の少年とは、「満20歳に満たない者」を意味する)」が注目を集めている。川崎市で中学1年生を殺害した容疑で神奈川県警は先月末、少年3人を逮捕した。今年1月、名古屋市の女性殺害事件で大学生が逮捕され、昨年7月には長崎県佐世保市で高校生が同級生を殺害する事件が起きた。 2014年4月には改正少年法が成立し、少年事件は厳罰化の方向にある。しかし実は、少年による凶悪犯罪の件数は劇的に減っている。 少年事件はなぜ大々的に報じられるのか。加害少年の「心の闇」とは一体何か。 NHK「週刊こどもニュース」の「初代お父さん」を務めたジャーナリスト・池上彰氏と、2004年の佐世保小6同級生殺害事件を描いたノンフィクション『謝るなら、いつでもおいで』(集英社)の著者で毎日新聞記者の川名壮志氏が語り合う。 (対談は2月7日に実施した。構成は外薗 祐理子) 池上彰(いけがみ・あきら)氏 ジャ

    「少年事件は楽に数字を取れる」が招いたこと - ジャーナリスト・池上彰氏×『謝るならいつでもおいで』著者・川名壮志氏:日経ビジネスオンライン
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    sugimo2 2015/03/06
    "「子どもは変わった」と皆、言いたがるんですが、子どもは変わっていません。ただし、子どもをめぐるメディア環境は明らかに変わりました"
  • 知性と教養は経済を回す:日経ビジネスオンライン

    書店チェーンのリブロが、西武百貨店池袋店に構える店を6月で閉店するのだそうだ(ソースはこちら)。 残念なニュースだ。 しばらく前から撤退の噂が流れていることは知っていた。 私は気にしていなかった。 リブロの池袋店は、いつ通りかかっても活気のある店舗だったからだ。 もうひとつ、私が閉店の噂を信じなかった理由は、西武百貨店にとって、リブロが、ブランドイメージ(←西武グループが単なる商品を売る企業ではなくて、情報を発信しライフスタイルを提案する文化的な存在であるということ)を維持する上で、不可欠なピースであると考えていたからだ。 フロアマップの中にきちんとした書店を配置していない百貨店(モールでも同じことだが)は、長い目で見て、顧客に尊敬されない。まあ、書店を必要としないタイプの客だけを相手に商売が成り立たないわけでもない。それはそれでやって行けるものなのかもしれない。が、立ち回り先に

    知性と教養は経済を回す:日経ビジネスオンライン
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    sugimo2 2015/03/06
    "本屋は、本を販売するだけの店ではない"
  • 今年は超機動力野球と言われましたが、今回は投手の話です:日経ビジネスオンライン

    一郎です。年度末の激務な感じの合間を縫って、足しげく仙台に通うわけであります。毎日毎晩、自問自答しデータを見ながら選手の状態を把握して成績予測に資するデータ作りで頑張っておるわけです。 長打のロマン、頼みますペーニャさん オープン戦では選手起用や作戦面をあれこれ試しておりますが、この「できることは全部やってみよう」という前向きな姿勢が大事ですね。うん。 というわけで、イーグルスが昨年32塁打90打点のペーニャさんを獲得する方向のようであります! いやー、どうなることかと思いましたが、獲得が当に実現すれば、とりあえず今季はどうにかなってくれるのではないかと期待するところ大であります。もちろん、ペーニャさん一人で優勝できるという類の話ではなく、サンチェスさんやウィーラーさんという新戦力と、出塁率の高い前を打つ各選手、そしてそれを支えるスコアラーや裏方さんの組織力で得点をどうにかしていこ

    今年は超機動力野球と言われましたが、今回は投手の話です:日経ビジネスオンライン
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    sugimo2 2015/03/02
    "そういう長距離砲や先発投手の育成に失敗したのは去年まで二軍監督だったデーブ監督の責任だったのではないかという声も多数聞かれるようですが、お前ら静かにしろ" wwww
  • 「そんなことはカタログのどこを見ても書いていませんけどね」:日経ビジネスオンライン

    みなさまごきげんよう。 フェルディナント・ヤマグチでございます。 既に多くのメディアで報じられているのでご存じの方も多いと思いますが、「CAR GRAPHIC」のインターネット版として1998年にスタートした「webCG」が、カカクコムによりTakeoverされました。そう、“クルマ好きなら毎日みてる”でお馴染みのwebCGが、“「買ってよかった」をすべての人に”、のカカクコムに、です。 webCGは、日経済新聞デジタルメディアにより運営されていたのですが(ご存知でしたか?webCGって、実は既に日経系のメディアだったのですよ!)、その100%子会社である日経デジタルコンテンツに事業を移管し、移管先企業の株式66.5%をカカクコムが買い取るという形で子会社化が実現したのです。 カカクコムのプレスリリースを紐解きますと、目的は「『webCG』の高いコンテンツ制作力と創業より蓄積された膨大な

    「そんなことはカタログのどこを見ても書いていませんけどね」:日経ビジネスオンライン
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    sugimo2 2015/02/16
    "ヨーロッパの方に行くと面白いですよ。ダミーウェイトを積んでくれと言うジャーナリストがいるんです。ああ、この人はちゃんと分かっているなぁと思います"
  • 球春到来!今年の楽天はデータで勝ちます:日経ビジネスオンライン

    そもそもは2014年。東京にも遅い冬が訪れ、そろそろ華やかなクリスマスの準備でも始めようかと街が楽しげに化粧をし始めたころ。 日シリーズを制した福岡ソフトバンクホークスの優勝セールが盛んに行われ、プロ野球もストーブリーグが始まろうとしていた折。前年2013年の日一の栄光から一転最下位へ転落した東北楽天ゴールデンイーグルスは思い切った手を打ちます。すでに辞任を発表していた星野仙一前監督から、大規模な体制転換を断行することになったのです。 新監督はデータ!もとい、デーブ! 何をするのかと思ったら、大久保博元監督就任。うおー。マジですか。いやー、どうなんでしょうね。ネットでは賛否両論のこの監督人事に始まり、いろんな人がイーグルスを去り、新しい人がイーグルスにやってきました。また、橋上秀樹さんが読売ジャイアンツから楽天へ7年ぶりに復帰、ヘッドコーチに就任。最下位だったし、できることは思い切って

    球春到来!今年の楽天はデータで勝ちます:日経ビジネスオンライン
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    sugimo2 2015/02/16
    "メジャーリーグもマイナーリーグも、あるいは日本のプロ野球においても、野球を司るデータ構造はビジネスや選挙・投票の現場で行われている分析とそれほど大きな違いはありません"
  • 他人の勇気は「自己責任」:日経ビジネスオンライン

    先週に引き続いてシリアで起こった人質殺害事件について書く。 事件自体は、いわゆる「イスラム国」(←以下、単に「ISIL」と表記します)に拘束されていた日人(湯川遥菜氏と後藤健二氏)のどちらも殺害されるという、非常に痛ましい形で一段落している。 どうしてこういう事件が起こったのかについては、まだわからないことが多い。 というよりも、この種の、常識から隔絶した出来事は、われわれのような平和な世界で暮らす人間には、どう頑張ってみたところで、完全には理解できないものなのかもしれない。 事件勃発後の政府の対応が適切だったのかどうかについても、現時点では判断できない部分が大きい。 なので、このテキストでは、それらの点には触れない。 念のために書いておくが、私は 「事件に関連して政権批判をすることは、結果としてテロリストを利することになる」 という、事件発生以来繰り返し言われているお話には、半分程度し

    他人の勇気は「自己責任」:日経ビジネスオンライン
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    sugimo2 2015/02/06
    "「クソコラ」や「晒し」や「集団罵倒」や「露悪チキンレース」のような、本来ならネット上に限られていたはずの悪ふざけが、現実社会に影響を及ぼしはじめている"
  • お花畑は沈黙すべきか:日経ビジネスオンライン

    2人の日人が過激派組織「イスラム国」に拘束された事件は、この原稿を書いている時点(2015年1月29日午後6時)で、いまだに解決への糸口を模索する状況にとどまっている。 人命のかかった緊急事態に、素人が余計な口出しをすべきではないと思って発言を控えていたのだが、よくよく考えてみれば、私がこれから書くことは、事件の帰趨や解決に向けた交渉とはほとんど無関係だ。 とすれば、事態が動いている間に書き残しておいた方が良い。そう思って、いま現在アタマの中にあることを吐き出してみることにする。 まず、前提に属するお話について書いておく。 そもそも「テロに屈しない」態度と「人命を第一に考える」方針は両立しない。 「テロに屈しない」ためには、「テロリストとの交渉に応じない」ことが条件になる。 もう少し踏み込んだ言い方をするなら「テロに屈しない態度」とは、具体的には 「要求は無視する。人質の生命は好きにして

    お花畑は沈黙すべきか:日経ビジネスオンライン
  • ヤマト社長「メール便廃止」の真意を語る:日経ビジネスオンライン

    宅配便最大手のヤマト運輸は1月22日、同社のメール便サービス「クロネコメール便」を3月末で廃止すると発表した。国の独占事業である手紙などの「信書」がメール便に混在すると、利用者が刑事罰に科せられる懸念があることが、廃止の主たる理由だ。 国土交通省の調べによると、2013年度のクロネコメール便の取り扱い数はおよそ20億8400冊。このうち9割が、法人によるカタログやパンフレットの送付で、残る1割が個人の利用だ。この個人利用のうち、3~4割が書類の送付に使われており、ここに信書が紛れ込む懸念があるという。 4月以降、これまでメール便を利用していた法人顧客向けには新たに「クロネコDM便」を提供。メール便とほぼ同じサービスを展開する。残る1割の個人利用の中でも、小さな荷物のやり取りに使っていた人に向けては、新たな宅急便サービスを2つ投入する。 1つは、現在の宅急便60サイズよりも小さい専用ボックス

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    sugimo2 2015/01/28
    "私がヤマト運輸の社長に就いた直後に、信書を送った個人が書類送検される問題が発生しました。そこで、しっかり署名をもらう形に変えてから、メール便の取り扱い個数は年々落ちていった"
  • 絶賛コンテンツはなぜ増えるのか:日経ビジネスオンライン

    テレビの世界では、ここしばらく「ニッポン」を称賛するタイプの番組が、高い視聴率を獲得する流れになっているらしい。 で、各局とも、タイトルに「日」や「日人」を含んだ番組を制作しては、柳の下のドジョウを待つ構えで日々を過ごしているのだそうだ。 なるほど。 たしかに、番組表をざっと眺めてみると、「cool japan 発掘!かっこいいニッポン」(NHK)、「世界が驚いたニッポン!スゴ~イデスネ!!視察団」(テレビ朝日)「所さんのニッポンの出番」「世界の日は見た!」「ホムカミ~ニッポン大好き外国人 世界の村に里帰り~」(以上TBS系)、「世界への挑戦状!! 行け!ジャパンプライド」「世界のムラで発見!こんなところに日人」(朝日放送)「世界ナゼそこに?日人」「和風総家」「YOUは何しに日へ?」「仰天ニッポン滞在記」(テレビ東京)……と、それらしいタイトルがズラリと並んでいる。 いつ

    絶賛コンテンツはなぜ増えるのか:日経ビジネスオンライン
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    sugimo2 2014/11/14
    "こわいのはわれわれが愛国者になることではなくて、愛国者のふりをしないと孤立するような社会がやってくることなのだ"
  • お・も・て・な・しは日本人の自己満足か:日経ビジネスオンライン

    アトキンソン:まず、伝統技術とか職人文化とか言いますが、自分としてはそういうことには割と否定的です。この会社で今までやってきた改革は、ただ単に、一般のビジネスとして考えて、ビジネスの常識を入れたというだけの話だと思います。 伝統技術は、そもそもどこからが伝統技術なのかというと難しいんです。例えば当社は漆塗りをやっていますけれども、西洋のペンキが入ってくるまでは漆がジャパニーズ・ペイントでした。それは当時としてももちろん素晴らしい技術ですが、あえて伝統技術とか伝統文化というものではなかった。 ただ当時は普通に漆が使われていたということですね。 アトキンソン:普通に使われていたものが、西洋から入ってきたものに代わっていっただけでしょう。古いからといって漆を美化する必要があるんでしょうか。漆塗りの人間国宝はいるけどペンキ塗りの人間国宝はいませんね。じゃあ何が違うのかというと、単に古いか新しいかだ

    お・も・て・な・しは日本人の自己満足か:日経ビジネスオンライン
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    sugimo2 2014/10/28
  • 安心していると安全に生きられない:日経ビジネスオンライン

    痛ましい事件が起きた。 はじめにお断りしておくが、当欄では「神戸で小学校1年生の女の子が殺害された」という以上の細かい内容については触れない。 私は、この種の事件について、踏み込んだり、分け入ったり、えぐり出したり、警鐘を鳴らしたり、再発の防止を訴えたり、「あなたのすぐそばにもほら」とか言って注意を促すタイプの報道を好まない。ついでに申せば、殺害の手法や、凶器の使い方や、遺体処理の手順や、遺棄に至る事情や、運搬方法や梱包のディテールについて、いちいちCGやら図面を使って、迫真の再現描写を展開する必要があるのかどうかについても、強い疑問を抱いている。 もちろん、真相を究明することは大切なことだ。 報道にたずさわる人間にとっては、犯行の詳細を知ることが、すべてに優先するミッションでもあるのだろう。 とはいえ、取材して、究明して、真相を知ることと、その知り得た事実を読者なり視聴者なりに伝えること

    安心していると安全に生きられない:日経ビジネスオンライン
    sugimo2
    sugimo2 2014/09/26
    "本来なら、新聞の記事でも、テレビの報道でも、子供に関する犯罪が減少している傾向について一言触れるべきだと思う"