「ええっ!」と驚かれそうな話ではあるが、Windows 8はそのものでは、DVDビデオを再生することができない。Windows 8搭載PCでDVDを見たければ、サードパーティーのDVD再生ソフトが必要になる。なぜそんなことになっているのか? それを説明するには、これまでのWindowsのDVD再生について説明しなくてはなるまい。 Windows 7/Vistaでは、DVDの再生は標準で可能だ。DVD再生に必要な「DVDコーデック」というモジュールが標準で付属していたからだ(図1)。 DVDコーデックとは、DVDのディスクを読み取って暗号化(CSS)を解除し、MPEG-2形式のデータを動画として再生するソフトウェアだ。暗号化解除には専用のキーが必要で、これを正式に取得するためには、DVD CCA(Copy Control Association)から有料のライセンスを受ける必要がある。そのた
映画の興行収入が国内で過去最高の2207億円を記録する中、DVDビデオの売り上げが減少している。DVDの画質を超えるハイビジョンの普及や不況の影響などが理由で、洋画DVD(販売用)に至っては5年前の4分の1。このため「洋画の買い付けや邦画制作費をDVDで回収する」という図式が崩れ、芸術性の高い洋画の劇場公開が見送られたり、邦画の企画が製作中止となったり、映画界にとって深刻な事態となっている。(岡本耕治) 日本映像ソフト協会(JVA)によると、昨年1年間のDVDビデオの売り上げは、販売・レンタル用を合わせて2203億円(速報値)。ピークの平成17年(3477億円)から5年連続で減少し、6割にまで落ち込んだ。次世代メディアのブルーレイディスクは473億円と前年のほぼ倍だが、映像ソフト全体に占める割合は17・7%で、DVDの落ち込みを支えるほどの成長は見せていない。 特に販売用の洋画DVDは16
軍事施設だった甲子園、貴重写真で明らかになった「空白期」の姿 「野球の聖地」の別の顔、アメリカ人写真家が神戸市文書館に寄贈
DVDやブルーレイなどに収録されている市販の映画やテレビドラマなどの映像ソフトをコピー(複製)する行為は、家庭内であっても違法になりそうだ。暗号化技術を使って保護されているソフトが対象で、保護を破るプログラムの製造や配布も禁止される。ネット上にあふれる「海賊版」を抑制するのが狙い。文化庁が3日、方針を固めた。 asahi.com:DVDコピー、家庭内も禁止へ 暗号で保護のソフト対象 正味の話、海賊版対策になるわけもなく、あくまでも建前に過ぎないんだろう。本当の狙いとしては、正規購入者のDVD/Blu-rayをiPad/iPhone等、別のデバイスで使わせたくないというところか。 使う毎にお金を払ってください このアクセスコントロール回避規制が実現した暁には、家庭内メディアサーバーに映画を取り込んで、宅内の至る所で楽しむことも、データを取り出して別のデバイスに持ち出すこともできなくなる。DV
マジコンにリッピングも違法化する? 海賊版を取り締まる国際条約が準備中。ただし中国を除く 編集部:touge ゲームソフトなどの海賊版の蔓延に歯止めをかけるべく,国際的な枠組みとして,現在作成が検討されている「模倣品・海賊版拡散防止条約(Anti-Counterfeiting Trade Agreement, ACTA)」に,新たな動きが明らかになった。 10月2日付の報道各紙では,同条約について政府は,都内で開かれた次官級会合にて,米国や欧州連合(EU),韓国,シンガポール,モロッコなど37か国から大筋合意を得たことを伝えている。 「模倣品・海賊版拡散防止条約」は,映画やゲーム,ブランド品などの海賊版を取り締まる,初の本格的な枠組みとして期待されているもので,発効後はこれまでの輸入時のみならず,輸出時の関税でも物品の取り締まりが義務づけられることになる。このほかにも,偽ラベルの取引や少量
光を当てるだけで、電気を通しやすい状態と通しにくい状態を行ったり来たりする金属酸化物を、大越慎一・東京大教授(物性化学)らのチームが発見した。光を使って情報を記録するDVDやブルーレイディスクの材料に比べ、格安で大量生産でき、記録密度もはるかに高いという。次世代の光記録材料として注目されそうだ。23日付の科学誌「ネイチャー・ケミストリー」(電子版)に掲載された。 大越教授らは、おしろいの原料や光触媒として広く使われている酸化チタン類に着目。チタン原子3個と酸素原子5個が結合した「五酸化三チタン」のナノ結晶(粒径8~20ナノメートル、ナノは10億分の1)を作り、性質を調べた。この結晶は、電気を通しやすい黒色の粒子で、紫外線-近赤外線に相当する波長のレーザー光を当てたところ、結晶構造が変化し、電気を通しにくい半導体的な性質に変わった。その逆の変化が起きることも確かめた。最も一般的な「二酸化チタ
東芝がHD DVDから撤退することを決めたという。同社は18日、「撤退を決定した事実はない」というコメントを出したが、株価は撤退を好感して上がっている。これで次世代DVDの標準化競争は決着し、ソニー・松下などのBlu-rayディスク(BD)が世界標準となることが確定した。 しかし本当の勝者が誰かは、まだ分からない。1TBのHDDが3万円で買える時代に、たかだか55GB(BD両面モード)のディスクドライブを10万円も出して買う人がどれほどいるのだろうか。 半導体の集積度は、1年半で2倍になるという「ムーアの法則」がよく知られている(拙著「過剰と破壊の経済学 『ムーアの法則』で何が変わるのか?」参照)。これに対して光学ディスクの記憶容量は、1982年にCDが550MBだったのが、それから25年で100倍と、4年で2倍の割合でしか進化していない。これは記憶容量がディスクの物理フォーマットで決まる
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