「なんでも、わたくしたちの自慰やがキツくしないよう増田様にたしなめられたそうですの」 「KITZ駆使しないようデスデスってぇ〜〜ッ!?」 「きっとフジキンの回し者ですし!?」 「一ノ瀬の可能性もありますニャ」 「その争いを遥か高みから見下ろすスウェージロックですろ……」 なんだか様子がおかしい同胞たちを無視して鉄パイプのお嬢様はつぶやいた。 「ときおりKITZなのかKIZTなのかあべこべになってしまうのですわ……」 http://anond.hatelabo.jp/20160517231603
サバイバル部の同好会への格下げを阻止するため、縦ロールのお嬢様は生徒会本部に乗り込んだ。 道中、ポニーテールのお嬢様と合流する。 生徒会室に待ち受けていたのはディーゼル排気音に聞こえた生徒会三人衆。すなわち、 「リフトの書記!」 「高車の会計!」 「そして、ユニックの副会長!!」 乗り物ごと待ちかまえていた三人に、お嬢様は肩をすくめた。 「自己紹介ご苦労様ですわ。でも、きちんとフォークリフトや高所作業車と言わないと一部でしか通用しませんわ」 「おだまり!!」 「ひだまり」スヤァ 膝でまどろみはじめたポニーテールのお嬢様をあやしながら、 「あと、ユニックはインシュロックさんと同じく商h」 「そのようなお話をしにいらっしゃったの?」と副会長。 重量級の作業機械を前にしても、つとめて優雅に縦ロールのお嬢様はかぶりを振った。 「いいえ。でも、ここでは貴方たちの乗り物にそぐいませんから、 さわりがな
サバイバル部の同好会への格下げを阻止するため、縦ロールのお嬢様は生徒会本部に乗り込んだ。 道中、ポニーテールのお嬢様と合流する。 生徒会室に待ち受けていたのはディーゼル排気音に聞こえた生徒会三人衆。すなわち、 「リフトの書記!」 「高車の会計!」 「そして、ユニックの副会長!!」 乗り物ごと待ちかまえていた三人に、お嬢様は肩をすくめた。 「自己紹介ご苦労様ですわ。でも、きちんとフォークリフトや高所作業車と言わないと一部でしか通用しませんわ」 「おだまり!!」 「ひだまり」スヤァ 膝でまどろみはじめたポニーテールのお嬢様をあやしながら、 「あと、ユニックはインシュロックさんと同じく商h」 「そのようなお話をしにいらっしゃったの?」と副会長。 重量級の作業機械を前にしても、つとめて優雅に縦ロールのお嬢様はかぶりを振った。 「いいえ。でも、ここでは貴方たちの乗り物にそぐいませんから、 さわりがな
増田に投稿した怪文書の反省会。 オリジナルの連作で完成させたのは初めてなのでできるだけ今後の糧にしたい。 書いていて感じたこと、気づいたことなどのメモを残しておく まずは雑なグラフを2つ。11話となっているのは幕間の話。 ・プラットフォームの問題 はてな匿名ダイアリーは小説投稿サイトではない。増田ネタからはじまっているので最後まで増田で書いてしまったが、それゆえの問題があったと思われる。 ブクマ数は低下傾向で推移している。もしかしたら投稿サイトであれば話数を重ねるごとに読者をどんどん増やしていけたかもしれない。 2話のブクマ数が大きく凹んでいる点も気になる。7話のことを考えると、サンダー使いのおさげさん不人気か? ・二回戦以降の問題 描きたい戦いをイメージして武器も決めてしまっていたので、勝ち抜いた武器同士が激突する二回戦以降はイメージの方法が変わってしまう。事前にそこまで決めてから話を書
増田お嬢様も淑女である。ときにはカップリング論争を行う。 「カップリングといえばやっぱりNBK(鍋屋バイテック)ですわ」 「鵺企業ツバキに決まっています」 「三木プーリ……」 「ステッピングモータとセットでオリエンタルなどは?」 「ミスミブランドはOEM生産ですの?」 表面的に穏やかだが一歩も譲らない雰囲気。 お嬢様ともあろうものが展示会でノベルティをもらったから、 そのメーカを贔屓にしているわけではない、おそらく。 姫カットお嬢様がおもむろに口を開いた。 「パナソニックは?」 「「「それはカップリング違いです!」ですわ!」ですの!」 「……しょんぼり」 (口でおっしゃった!?) 本編 http://anond.hatelabo.jp/20160407225815 標準カップリング http://jp.misumi-ec.com/vona2/mech/M1000000000/M100100
「見事増田お嬢サバイバルを勝ち抜いたウェーブロングお嬢様には優勝賞品のサッバトルテを献呈ですわ」 優勝したお嬢様の前に事実上のサッバトルテと称するモザイクの掛かった何かが提示された。 「もちろん作ったのは負けたわたくしたちで、調理器具はそれぞれがいちばん使い慣れた道具ですわ」 絶句から復帰したウェーブロングお嬢様はようやっと口を開いた。 「ふたつほど申し上げたいことがありますわ。 ひとつ、わたくしが聞いていた賞品はザッハトルテであってサッバトルテではありませんわ。 何が入っていらっしゃるの、何が!? ふたつ、ヒルティもチェーンブロックもサンダーもインパクトドライバも インシュロックも刈払機もアセチレン溶断器も安全帯も スパッタスケーラーも電動ノコギリも鉄パイプも、 断じて 断じてっ! 調理器具ではありませんわっ!!」 批判を受けて、10人のお嬢様たちはさめざめ泣きはじめた。 「ひどいですわ
増田お嬢様の朝は早い。 彼女の一日は日頃の感謝と安全祈願を込めて愛用する道具のお手入れから始まる。 分解、清掃、再組立にグリスアップ。牛乳飲んでラジオ体操。 縦ロールは自律でセット。 お支度を済ませてお嬢様は軽やかに言った。 「それでは行って参ります」 決戦場となる体育館に三名のサバイバリストがつどう。彼女たちは一辺が5mの正三角形の頂点に立った。 「最後の戦いが二対一なんて酷くありませんの?」 縦ロールのお嬢様はやんわり抗議する。 どちらかと言えば右手の姫カットお嬢様に向かって言っている。 ルール上、禁じられた行為ではないが、今までタイマンばかりだったのに唐突な感は否めない。 しかし、姫カットお嬢様とセミロングお嬢様にも言い分はあった。 「あなたが「ふつう」でしたら、こんな戦い方はしませんけど……」 「おわかりですね?」 縦ロールのお嬢様は物憂げにうなづいた。 「そうですわね……分かって
灰色の砕石と安全柵に囲まれたアイボリーの立方体「キュービクル式高圧受電設備」 増田女学院の生徒にとっては卒業時の定番告白スポットである。 しかし、今日の待ち合わせは、場所にふさわしく硬質だった。 ローファーの足音高くやってきたのは、おさげのお嬢様。 金網の内側にもたれて待っていた姫カットのお嬢様はおもてを上げた。 「待ちくたびれましたよ。おかげでオリンピックを作ってしまいました」 「オリンピックを作る?」 姫カットのお嬢様は青・黄・黒・緑・赤、五色のインシュロックをW字型に結びつけたものを示した。 「……深遠なセンスをなされているんですね」 「お褒めにあずかり光栄至極」 おさげのお嬢様は溜息を深呼吸につなげて止め、サンダーのスイッチを入れた。 「その前髪、もっとぱっつんにしてさしあげます!」 金の卵をこしだめに構えて、まっすぐ進む姿はさながら古代の丸ノコ鮫ヘリコプリオン。 渦を巻く歯に噛ま
雨の日はお嬢サバイバル部もお休み――というわけではないが、 縦ロールのお嬢様はメランコリックな気分に浸っていた。 かわいい妹分たちとカフェテラスで馥郁たる香りを放つ珈琲を嗜んでいる。 「お姉さま、あじさいが綺麗ですね」 「何をおっしゃいますの」 断固としたものを含んだ声でお姉さまは言った。 「わたくしの方が綺麗ですわ」 「あ、はい」 「も…」 そんな一幕に無粋な放送が流れる。 「らんらんらんら~ん。あいうえをあお~。ただいまお喉のテスト中~。 本部よりお知らせします。 お嬢サバイバル部は規定の人数を割ったので、お嬢サバイバル同好会に格下げします。 以上」 ガタンッ 「お姉さま、どこへお向かいになりますですか?」 「本部を潰……交渉して参りますわ」ナデナデ 増田お嬢サバイバル部のサバイバルがいま始まらない!サバイバルするのは本部の方だ。 前回 http://anond.hatelabo.
ぶぶぶぶぶぶ 室内から巨大な羽虫が飛び回っているような音がする。 古代の巨大昆虫メガネウラが乱舞していれば、こんな感じかもしれない。 扉の前に立ち尽くしたセミロングのお嬢様はつぶやいた。 「とっても嫌な予感がします。でも……」 ネットより増田に立ち入る者、すべての希望を捨てよ 増田女学院のモットーが彼女の背中を後押しする。 室内にはレシプロソー(電動ノコギリ)を両手にたずさえたポニーテールのお嬢様が無言で立っていた。 彼女の得物は短いノコギリの分数千回におよぶ高速前後振動によって、 小さな力でも硬く大きなものが楽々解体できるかなり禍々しい代物だ。 しかも、ちょっとカッコいい。 対するセミロングお嬢様の武器はお召し物の中から取りだしたるSGP鋼管25A(B1)-500L、2本! 二刀流であることは同じだが、文明度では大きく水を開けられている。 ポニーテールのお嬢様が目だけで笑った気がした。
縦ロールお嬢様は水泳をなされ遊ばれていた。 チェーンブロックはもちろんちゃんと水中に持ち込んでいた(ステンレス製のサニタリー仕様のものを使用しています)ものの、 自慢の縦ロールは水に濡れて元気がない。 他のお嬢サバイバル部員にとっては狙い目である。 「ごきげんよう。おかくれあそばせっ!」 案の定、飛び込み台からスク水のお嬢様が濡れロールのお嬢様めがけて水面に飛び込んできた。 彼女の得物はエアーニードルスケーラー(スパッタ取り)。 圧縮空気の力で一秒間に五千回のジャブを鉄の針が繰り出す、 熱水生物群集のスケーリーフットならともかく、乙女の柔肌には使ってはいけない道具である。 電動組と違って圧縮空気のエネルギーを使っているため水中でも使用が可能だ。 「あわわ……泡はあわ」 スク水お嬢様はそう思っていたのだが針周辺から漏れ出す圧縮空気の泡がすさまじく、 あっという間に視界はゼロに。 「何をなさっ
「死ぬがいいです。貴方の敗因は、その無駄に華美な縦ロール!」 おかっぱお嬢様の得物であるヒルティのコンクリートドリルが縦ロールお嬢様の高慢な顔面に突き出される。 紙一重でかわしたはずの一撃は、自慢の縦ロールを巻き込み、頸骨をへし折る……かに思われた。 「オホホホホ!」 縦ロールお嬢様のもう一方の縦ロールが雨後の竹の子の勢いで地面に突き刺さり、ドリルへの頭部の巻き込みを阻止した! 「なんですって!」 「その程度のトルクでわたくしのおぐしを巻き取ろうなんて無謀でしってよ!」 ガジャララララララッッッン!! 縦ロールお嬢様のチェーンブロックがおかっぱお嬢様の首に巻きつき、細身の体を鉄骨の梁に吊るしあげた。 おかっぱお嬢様リタイア。 残り10人!! 次回 http://anond.hatelabo.jp/20160408204006
ギィユィイイイイイン ギャギャギャギャギャガッ 三つのモーター音がこだまし、火花と不協和音を奏でる。 サンダー(ディスクグラインダ)を腰だめに構えたおさげお嬢様と、 インパクトドライバを二刀流に突きだした丸メガネお嬢様が対峙する。 と、サンダーの刃が磨耗したことを察知したおさげ様は 間合いを取り、得物を逆さまにした。 追撃を図る丸メガネお嬢様に回転したまま外された刃が ぴょーんと 竹とんぼの長閑さとオオスズメバチの剣呑さを併せ持つ動きで、 飛んでいき、貴重な時間をかせぐ。 「かくなる上は、この金の卵で!」 おさげのお嬢様は黒光りする円盤をふところから取り出した。 「金のた……!?」 丸メガネお嬢様は足を完全に止めた。 意図せず得られた牽制の効果におさげ様は激昂する。 「金の卵ですわよ!正式名称なんだからしかたないでしょうっ!!」 ギュアアアアアアア!!! 高速回転する刃は交差して受けたハイ
「てやぁああっ!」 三つ編みお嬢様が掛け声と共に刈払機(草刈機)を振り回す。 姫カットお嬢様はすばやくみをかわした。 しかし、彼女の武器はインシュロック(結束バンド)。 リーチでは圧倒的に不利である。 間合いの内側に切り込まれるよりも早く、三つ編みお嬢様は次の攻撃を繰り出す。 くるくるとまるで踊っているように、チップソーと身体の共通重心の中心を回り続ける。 だが、いつまでも攻撃を続けていられるものではない。 息切れによってターン制バトルのように、自分のターンが来ることを姫カットお嬢様は冷静に待っていた。 「ステビアよりも甘くてよ!」 三つ編みお嬢様は位置関係を計算していた。 彼女はわざと刈払機を地面に叩きつけ、石つぶてを姫カットに浴びせた(真似しないでください) 「くっ!!」 殺せと言わんばかりに動きを止めてしまった姫カットお嬢様はつぶてから目をガードしたものの、 高周波焼入れを施されたチ
「縦ロールさん」 姫カットお嬢様が欄干に手をついて下々を見下ろす縦ロールお嬢様に声をかけた。 いきなり刺し貫かれないための用心である。 「貴方とここで事を構えるつもりはありませんわ。 それよりあちらをご覧になって」 姫カット様が手のひらで示される方をご覧になると、 お二方のお嬢サバイバル部員が戦端を開こうとしていた。 「手の内を知っておけば、のちのち有利でしてよ?」 「……」 猛者は見えないところで周到なものだ。インシュロック使いのお嬢様も下々を見下ろした。 戦っているのはアセチレン溶断器(切断器)使いのアフロのお嬢様と、 安全帯使いのツーサイドアップのお嬢様だった。 アセチレン溶断器は見てのごとく、精巧な黄銅のノズルから 恐ろしげな蒼炎を吹き出している。 アフロのお嬢様が圧縮酸素のバルブを操作するたびに炎が白く輝き、キュゴーと轟音を吐き出す。 彼女の威嚇は効果的だった。顔に火を向けられれ
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く