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増田アースに関するsugimurasaburoのブックマーク (22)

  • [増田アース]イキイキマンボウ人の社会

    冬眠する増田アース人が宇宙に進出し、増田アースに残った人々が 絶滅した後、極度に汚染された環境が生き残った生物に突然変異を強制した。 その影響もあって、次に増田アースで知性を獲得したのは 水陸両用に進化した魚類類似生物だった。 彼らイキイキマンボウ人には魚類らしい特徴があった。 それは成長にしたがい性別が変化することだ。 動物時代の彼らは身体が大きくたくさんの卵を産める個体が雌をつとめていた。 その習性が反映されてイキイキマンボウ人は社会的地位が高く、 年収の多い個体ほど雌に性転換しやすかった。最初はみな雄で生まれてくるのである。 実際、一度の産卵数が多いので、経済的に豊かな個体でなければ親は務まらない。 雌と結婚した雄も、配偶者からの経済的社会的影響を受けるため、雌に変化しやすい。 イキイキマンボウ人社会における「普通の家庭」は雌同士が大量の雄の子供を育てるものと考えられていた。 そのた

    [増田アース]イキイキマンボウ人の社会
  • [増田アース]増田の明日

    増田アース人の冬眠能力は、モレツ帝国の悲劇があったにも関わらず 不効率であるとして一部の進歩派に攻撃されつづけた。 しかし、時代が下って増田アース人が星間宇宙まで進出しはじめると、 冬眠能力はコールドスリープに応用するためにとても役に立った。 競合する知的生命体にくらべて装置をかなり軽量化できたのだ。 宇宙飛行士の一部は、冬眠能力を殺して身体を酷使しなくなった代わりに 冬眠能力を強引に使って身体を酷使しているだけだと感じていたが。 何故そこまでしなければならないのか、実際にやっている人たちにも 分からないのだから、増田アース社会に答えの出せるはずもなかった。 簡易コールドスリープ中も増田アース人の生理機能は部分的に働きつづけ、 その結果、うんこをカチカチにした。 寝起きのキャプテンが冬眠能力の社会問題について考え込んでいたのも 便器に跨がっていたからである。 だが、ひねり出せるのは哲学で

    [増田アース]増田の明日
    sugimurasaburo
    sugimurasaburo 2017/07/17
    あとで読み返す。
  • [増田アース]蛮丁のみた夢

    むかしむかし、モレツ帝国勃興前。増田アースのある国に、蛮丁と呼ばれる大王がいた。 彼には言語能力に問題があり、意味不明の一言しか発することができなかった。 この時代はまだ文字もなかったから、絵と語調だけで家臣に意図を伝えるのである。 蛮丁はあるとき不思議な夢を見た。 自分は奇妙な暑苦しい格好をしており、四角い白い箱の前で娘がしゃがみ込んで作業していた。 「!?」 その姿に何やら衝撃をうけた蛮丁は寝起きに急いで絵を描くと、 「パンティー!」 と大臣たちに絵をつきつけて娘を探させた。 草の根を分けて捜索された絵に似た娘はなぜか蛮丁の意図を正確に察することができた。 彼女は蛮丁の夢に従って、よくわからない作業をさせられることになった。 この娘のすごいところは夢の意味不明な行動に意味を見つけ出して、ついには文字なき国に書類処理を導入したことであった。 「パンティー(昇進だな)!」 こうして娘は位を

    [増田アース]蛮丁のみた夢
    sugimurasaburo
    sugimurasaburo 2017/07/11
    "パンティー"をNGワードにしていたから気付かなかった…。
  • [増田アース]ある天文学者の主張

    増田アース外知的生命体を捜索するにあたって、ある天文学者は以下のようなことを主張した。 「我々の例から考えて生命が知性を養うためには冬眠に迫られるほどの 気候の変化が不可欠である。 我々は冬眠前の記憶を確実に持ち越すために文字が発達させたのであるから。 だから増田アース外知的生命体を捜索するためには、極方向からみた惑星からでる人為的な電波が 公転の周期にあわせて変化するところを観測できればいい。 さしあたりは公転面をこちらに向けている連星系を 惑星の公転面もこちらに向けていると仮定して連続的に観測してみるべきだろう」 彼の考えには冬眠をしない知的生命への差別意識が内包されていたが、 まったく自覚がなかった。 増田アース人が冬眠することについては下記で既出 https://anond.hatelabo.jp/20170204174627

    [増田アース]ある天文学者の主張
  • [増田アース]第一次増田アース大戦の決着

    テイジー同盟成立以来ずっと続いてきたともいえる 増田アース最初の世界大戦は思わぬ形で集結した。 地軸がこけた。 以前書いたように増田アースに大きな月はない。 そのため、地軸は傾きを安定させるウエイトに欠け、大きく変動する定めにあった。 モレツ帝国の成立時にはすでに傾きを増しはじめていた地軸は、 戦争中も少しずつ少しずつ傾いていき、ついに文明の限界を超えた。 「帆テント銛に御所貝しか掛からねえ!くそ!!」 鯖鰈漁に出た漁師が悪態をつく。成立時点から漁業への依存が強かった増田アース人の文明は 海の生物相が変化したことにも大きな打撃を受けてしまった。 ダメージが大きかったのはモレツ帝国のほうで、 やっぱりそれは冬眠を捨てていた悪影響だった。 最初から無理をしていた人々は、さらなる無理に耐えられなかったのだ。 同盟との恒常的で大規模な戦争関係もやはり痛かった。 生産量の低下に輸送をはじめとする社会

    [増田アース]第一次増田アース大戦の決着
  • [増田アース]赤道の防人

    モレツ帝国とテイジー同盟が接触したとき、国力においてモレツ帝国は圧倒的な優位に立っていた。 その差を埋めた要素の一つは、強制的な冬眠打破によりモレツ帝国内部で社会不安が増大していたことだ。 特に過酷な赤道地帯勤務に不満をもつ兵士は多く、反乱の温床になっていた。 赤道地帯での勤務にはセックスアピールとなる長い毛を短く刈らねばならないことも彼らの不満を強めた。 これではテイジー同盟を征服するどころではない。 仮に征服に成功しても遠征軍がそのまま反乱軍と化すことを帝国政府は危惧せざるを得なかった。 一方のテイジー同盟は語り継がれてきた帝国の脅威を一体感の糧にした。 それだけではなく、一年中仕事をせざるをえない赤道地帯の防人を 健康に活動させるための方策を生み出した。 これは高山地帯を冬の代わりに利用するものだった。 冬眠が必要な兵士はかわりばんこに高山に登り、長く深い眠りにつくのだ。 こうしてテ

    [増田アース]赤道の防人
  • [増田アース]増田アース料理:御所貝ベースの増田南蟹鍋

    材料(二人前) 御所貝:一網打尽 増田南蟹:二杯 野菜:700g ニダンバッタ:二匹 しょうゆ:塩分控えめに 酒:無理強いしない みりん:ほどほどに 塩:これでもかと 実の部分がまったくない御所貝ですが、がんばればダシにすることは 可能ですので、増田南蟹とあわせて鍋にしていただいてみましょう。 まず御所貝をよく洗い、御所貝同士のつながりを明らかにします。 牛刀をもちいて接続部をたたききります。このとき体の殻を傷つけないように。 水800ccを張った鍋に入れて弱火に掛けていきます。 アクとかはまったく出ないのでとる必要はありません。 沸騰したら強火で炎上させ、塩をたっぷり入れてやります。 殻がくぱぁしたところで御所貝をすべて取り出し、調味料を加えます。 この間にニダンバッタの足をもぎ素焼きにします。 慎重に正中線で両断します。このとき、爆発に注意しましょう。 綺麗に二つに分かれたら、さらに

    [増田アース]増田アース料理:御所貝ベースの増田南蟹鍋
  • [増田アース]ノーパソフタツボシ

    名前から想像できるようにテントウムシの一種である。 文明が発展してから発見された変わった種であり、 丸ではなく四角に近い形状をしている。 そんな羽根を揃えて開く様子から昆虫学者によって「ノーパソ」に喩えられた。 なお、模様の星が2つの物が最初に発見されただけであり、 同種には5つ星や7つ星の模様違いも存在する(亜種ですらない)。

    [増田アース]ノーパソフタツボシ
    sugimurasaburo
    sugimurasaburo 2017/01/12
    星28個のニジュウヤホシテントウが好きです(今Wikipediaで調べた)
  • [増田アース]ニダンバッタの奇妙な生態

    送りバントが上手そうな名前の虫、ニダンバッタには秘密の技があった。 なんと空中でさらに跳躍、というか進路を変えることができるのだ。 着地地点を読んだ天敵が空振りしている隙に逃げる算段である。 名前にバッタとつくが羽根のない虫であるニダンバッタは空中で動くため羽根の代わりに、 「うんこ」を利用している。 具体的には大質量の「うんこ」を高速で肛門から射出することで反作用を得て、 空中疾走するのだ。 そのためにニダンバッタの腸内では特製の化学物質が調合され、 緊急時に分泌されたそれらが反応することで爆発する。 この化学反応はニダンバッタの仲間が「おなら」として、天敵を撃退する目的で使っているものを応用していた。 そのためニダンバッタを追いつめた天敵は四散したうんこを正面から浴びることにもなりかねなかった。 実際、爆発の破壊力はすさまじく。うんこだけではなく、内臓の一部も飛び散っている。 まるで地

    [増田アース]ニダンバッタの奇妙な生態
  • [増田アース]陸上胎生動物の誕生

    増田アースにおける陸上胎生動物の歴史は奇妙な形ではじまった。 そもそも、陸上から水中にもどった肺呼吸生物が一生を水中で送る場合、 胎生を獲得することが必要となる。 そうでなければ生まれた瞬間に溺れてしまうからだ。 たまたま海退に取り残された彼らが再上陸を果たす形で増田アースの陸上胎生生物は誕生した。 前足はヒレの形で残っていたが、後ろ足は退化が著しかったため、 彼らが四足歩行に戻ることは困難だった。 代わりに立派な尾が橇の役割を果たして前足に引きずられる体の抵抗を減らした。 その際に胎児が押しつぶされる危険があるため、そいつは背泳ぎの形になった。 陸にあがった海竜が仰向けになりやけくそになった人みたいに ぶんぶん前足を振り回して尻尾の轍を残して移動する。 そんな奇妙な光景が現出する。 優勢な卵生陸上生物がいない新しい陸地に生まれたことが彼らに幸いした。 尻尾の轍は代々深く堅くなっていき道に

    [増田アース]陸上胎生動物の誕生
    sugimurasaburo
    sugimurasaburo 2016/12/25
    NHK「プラネットアース」と増田アースの復活日が同じとは、何かの因縁を感じる……。/↑プラネットアース、面白くて45分では物足りなかったですね。90分はほしいところでした。
  • [増田アース]寒鰤屋紀の発明

    遙か後世に寒鰤屋紀と――アマチュア地質学者の職業から――呼ばれる時代において 海底を這い回る生物たちは穴を深く掘る能力を獲得した。 その理由については餌をえるためや身を隠すためなどがあげられるが、 忘れてはならないのは、うんこの問題である。 寒鰤屋紀に初めて現れた捕者は、海底をのろのろ這い回る生物をねらうときに 海中に拡散するうんこの粒子をたどった。 彼らもまだ目を獲得していない時代であり、このようなセンシング能力が非常に有効であった。 うんこの痕跡を次々とたどっていけば必然的にのろまな獲物をみつけることができる。 未来でも通用する狩猟の初歩テクニックである。 このような死活問題にたいして、被捕者の一部は海底に穴を掘り、 そこにうんこをする方法をひりだした。 これでうんこの粒子拡散は格段に減り、彼らは狙われにくくなった。 捕者が別の方法を開発するまでの一瞬のことではあったが……。 そ

    [増田アース]寒鰤屋紀の発明
    sugimurasaburo
    sugimurasaburo 2016/11/17
    どうして増田アースを置き去りにしたの?どうして新連載を始めたの?(あ、向こうと混ざった…)
  • [増田アース]増田アース

    増田アースにも寄生虫が存在する。いや、寄生獣か! そいつは煮ても焼いても放射線を浴びせても真空に暴露しても殺すことができず、 あらゆる増田アースの生物に張り付き、張り付いた仲間の上にも張り付く。 多重寄生は最大で九層にも達する。 相手のサイズにかまわずうじゃうじゃ寄生してくるため、 寄生された生物が見えなくなってしまう事もままある。 寄生される生物にできることは寄生虫間のコミュニケーションを断つことのみで、 それもお友達の寄生虫の間では抜け道がある。 まさに最悪最強のパラサイトであった。 奴らの名前をブクマムシという。 長年ブクマムシに悩まされてきた増田アース人は莫大な費用を投じて虫下しを開発した。 「博士!」 「できたぞ、これが増田アースだ!!」プシュー! ブクマムシは三秒で増田アースへの耐性を手に入れた。 http://anond.hatelabo.jp/20160919160142

    [増田アース]増田アース
    sugimurasaburo
    sugimurasaburo 2016/09/25
    殺虫剤増田アース(ブクマ非表示)しても多重寄生(メタブ)で復活できますしね。最近は多重寄生のほうがブクマムシが多くなるという…。
  • [増田アース]お嬢鯖の謎

    海の生物には性転換をするものが多い。 鯖鰈に遠縁で恍惚魚類に属するお嬢鯖も性転換をする生物と考えられるが、 雄状態を確認されたことが一度もないという特徴をもつ。 研究者たちは最初、単為生殖やチョウチンアンコウみたいな矮雄の存在を疑った。 しかし、お嬢鯖に雄状態が存在することは脛毛の濃さからも明らかである。 生殖細胞が卵子だけではなく、精子になることも確かめられている。 どうやらお嬢鯖は外の目が少しでもあると雌に性転換してしまうらしい。 特に漁船のネットに絡め取られたお嬢鯖はまたたくまに全てが雌化するという。 研究者の中にはお嬢鯖は観測された瞬間に雌であることが確定する 漁師論的な魚であると冗談めかして言うものまで表れた。 雄のお嬢鯖探しは今も地道に続けられている。 http://anond.hatelabo.jp/20160918224022

    [増田アース]お嬢鯖の謎
    sugimurasaburo
    sugimurasaburo 2016/09/25
    三毛猫と錆猫はほとんど雌ですが、鯖猫は雄も雌もいますね(コメントに困って無理矢理ネコに結び付ける)
  • [増田アース]御所貝の興亡

    御所貝は貝と名前がついているが、軟体動物ではなく、腕足類の仲間である。 腕足類は翼型と形容される非対称の殻をもっており、 この殻で水流をコントロールすることでザコナメクジウオの死骸などの 栄養分を口元に招き寄せる。基的に動かない生き物だ。 水流の強さや餌にあわせて彼らの形状は最適化されており、 一種の不労収入で生計を立てていた。 まさに自然の風洞実験による産物である。 御所貝と呼ばれる貝たちはその最終進化系であり、 単体ではなく群生の相互作用によって水流を高度にコントロールしていた。 互いが互いの口元に水流を呼び込むことでWIN-WINの関係を築く、 長い箸でごちそうをべる天国みたいな関係。そうして海底の「御所」を広げる ――と言えば聞こえはいいが、現実には複雑な自然を相手にしているゆえに、 位置によって得られる利益には格差があり、面倒くさい序列が存在していた。 新入りの御所貝は古参の

    [増田アース]御所貝の興亡
    sugimurasaburo
    sugimurasaburo 2016/09/18
    最近は何を以って御所貝と言うかは研究者によって異なり、使う人間によって定義がバラバラになってしまったので、統一見解が待たれるという。
  • [増田アース]月のない海

    増田アースに大きな月はない。たまに近傍小惑星が捕獲されて小さな月になる程度である。 すると何が起こるかと言えば、潮汐の原因が恒星に限定されるため、 潮の満ち引きのタイミングが単調になる。 海岸の地形にも影響されるが、零時と十二時より少し後の時間がいつも満ち潮になるのだ。 しかも、二つの天体の引力が重なることがないため、大潮や小潮などの変化も存在しなかった。 海の生き物は潮の満ち引きに影響されて産卵などをおこなっているのだが、 潮汐の単純な増田アースでは、これも単調にならざるをえなかった。 結果的に生物活動のタイミングが被って海の中は幻想的な大混乱になる。 素数ゼミ的な回避方法はあるものの、それだけではいかんともしがたいところがあった。 結局、ベントスたちの産卵と放精、巣立ちのタイミングが被りまくり、過度に雑種が誕生しやすい環境になっていた。 増田アースに大きな月がないことは種の多様性にとっ

    [増田アース]月のない海
    sugimurasaburo
    sugimurasaburo 2016/09/13
    しまった、セルクマ2ゲットどころか3週間遅れとは…。
  • [増田アース]その時、地殻が動いた

    キャプテンうんこが宇宙漂着した時代の増田アースには大陸地殻がなかった。 しかし、それは陸地がないことを意味しない。 代わりに同年代の海洋地殻同士がぶつかりあってできた陸地がわずかに存在した。 プレートテクトニクスの発達した惑星であれば、年老いた分重く厚くなった海洋地殻の方が沈み込むのだが、 若い増田アースでは同年代の厚さの似通った海洋地殻が多く存在した。 彼らはマグマオーシャン時代にあった対流の慣性に押されて、 あるいは冷却にともなう増田アースの収縮の力を受けて、 押し合いへし合うことを強制されていた。 ジャバラのごとき、黒い地殻衝突現場では山が陸地となり、谷に海水が進出し、入り組んだ地形を形作っていた。 地殻変動によってたくさんの割れ目が岩盤にはしり、海水と新鮮な岩石が反応して水素を生成した。 あるいはモリモリと熱水噴出口の煙突が成長する。 新しい栄養源をもとめていた宇宙漂流最近の一部は

    [増田アース]その時、地殻が動いた
    sugimurasaburo
    sugimurasaburo 2016/08/14
    プレートの上でブクマカオフ会やれば全国を回れる!/周りも動くからだめか…。
  • [増田アース]敗者復活

    海中における最強者の地位から転落したアノマロカリス類似生物の仲間は、その体格をどんどん小さくしていった。 最盛期には2mに迫っていた最大種の体長は完全に海サソリの餌に落ち着く頃には30cmを下回っていた。 それでも生きている限りは生きていかなければならない。 不運にも触腕をもたずに生まれてきたあるアノマロカリスモドキは 先祖伝来の高速性をひたすら逃げることに利用して生きてきた。 ある時、彼女は雑魚ナメクジウオの群による海面の暗さから方向を見失って 海サソリから逃れ、海面を割って空中に飛び出してしまった。 そして、複雑な生物で初めて空を飛ぶ動物になった。 水中で培われた高速性に、遊泳に優れたフォルム、三次元運動を処理するのに慣れた頭脳が アノマロカリスモドキの飛行(滑空)を支援した。地面効果も揚力を補った。 空飛ぶアノマロカリスモドキの姿はまるで宇宙船のよう。あるいはモビルアーマーであった。

    [増田アース]敗者復活
    sugimurasaburo
    sugimurasaburo 2016/08/09
    これがスカイフィッシュのご先祖様…。
  • [増田アース]ナメクジ海にかえる

    陸上で繁栄を極めた種の多くがするように、雑魚ナメクジの仲間も一部が海への回帰を試みた。 当時の海中は節足動物的な動物の先祖にあたる動物がブイブイ言わせていた時代。 アノマロカリス類似生物と海サソリ類似生物が仁義なき生態系の頂点争いを日々繰り広げており、多くの種が戦々恐々としていた。 海サソリモドキがアノマロカリスモドキの触腕をハサミで押さえ、 尻尾のトゲでマウントパンチする戦法を発明すれば―― そのために、海サソリモドキの尻尾の可動域は地球の陸サソリ並になった ――アノマロカリスモドキは捕獲を避けるために高速化を押し進め、 触腕を二の長い角と化す。 そして発達させた視力で遠くから猛ダッシュし、マウント海サソリを串刺しにした。 雑魚の雑魚ナメクジがこの戦いに参入できるはずもなかった。 だが、彼らの存在は生態系の頂点争いに決定的な役割を果たすことになる。 海上では雑魚ナメクジの気温調節能力は

    [増田アース]ナメクジ海にかえる
    sugimurasaburo
    sugimurasaburo 2016/08/04
    あ、これ地球の歴史だったんだ…(今気づいた)
  • [増田アース]我らをめぐる元素

    C「よう久しぶりだな兄弟。この前、海洋プレートごとマントルに引き込まれて以来だから、かれこれ7000万年ぶりか?」 H「再会するときはダイアモンドになっているんじゃなかったのか」 C「うっさい。地上でナメクジ共のうんこになりまくるよりはマシだい」 P「ガスになって脱出するチャンスがあるCはまだ恵まれている……」 N「俺なんて、せいしが入ってきたせいで、おならになったと思ったら、今度はせいしが出て行っておしっこだぞ」 C13「お前らはまだいいよ。あいつら何度も何度も短期間で俺のことを使い回しやがって……」 H「熱帯雨林のC同位体か」(上層で電離して宇宙に飛ばされそうになったとは言いにくい雰囲気だな) C13「チクショーメ!」 Si「おっぱい、ぷるーんぷるーん!!」 C12・C13・元C14「「偽乳はだまってろ」」 O「うるさあい!!おまえら全員デトックスしてやる!うんこになるより肛門になるほ

    [増田アース]我らをめぐる元素
    sugimurasaburo
    sugimurasaburo 2016/08/03
    次はFe,Al,Ni,Cr,Cu,Znでお願いします!/(内容と関係ないブコメすみません)
  • [増田アース]ナメクジーワールド2

    賢いエスカルゴが創造した調和は、捕者の赤いドラゴンではなく、 賢いエスカルゴ内部からの改革者によって乱された。 すなわち、ちょっとだけ余分に黒いうんこをする新種の誕生である。 この腹黒いエスカルゴは耐暑性をもっていて、余分に黒いうんこで環境温度を最適のものより高くすることで、 相対的に暑さに弱い賢いエスカルゴたちを駆逐した。 時を同じくして北の陸地では余分に白いうんこをする酷薄なエスカルゴが誕生していた。 彼らはもちろん耐寒性をもっていて、我慢大会で同種を打ち破った。 こうして似通った生存戦略で分布を広げた二種類のエスカルゴはついに温帯で激突した。 腹黒いエスカルゴが黒いうんこをひれば、酷薄なエスカルゴは白いうんこをひる。 汚いスプラトゥーンのオセロで、両者は互いに消耗しきり、 僻地にしぶとく生き残っていた雑魚ナメクジが体色を灰色に固定して漁夫の利をえた。 殻のない彼らが増えれば手のひら

    [増田アース]ナメクジーワールド2
    sugimurasaburo
    sugimurasaburo 2016/07/30
    食事中に読んじゃった…/(内容と関係ないブコメすみません)