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ブックマーク / kkbt2.hatenadiary.org (7)

  • なぜビジネス文脈でデジタルやデータが流行っているのか - β2

    世の中でいえば、amazonやフェイスブック等のデジタル系とされる企業が目立ってデカくなっているからとか、AIみたいにできることが増えている感じがするから、というのがあると思う。 でも、事業というものを真面目に考えてみるとデジタルやデータ活用というところにはビジネス一般に通じるよい事業のポイントがあったみたいだ。 ものすごく雑に言うと、事業というのは、仕入れて、売ることで成立している。売ることに関しては、どれだけお客さんに「価値があるなあ」と思ってもらえるかどうかが重要で、ここにはモノの良さだけでなく心理的な満足感やワクワク感も混ざってくる。 問題は仕入れるところで、たいていこれは企業の内側の話であるが、この領域に関しても一般的に言ってこれができればうまくいくという条件みたいなのがある。その条件は「使いまわせること」「やればやるほどうまくなること」である。おっさんぽく言うと時間・空間に向か

    なぜビジネス文脈でデジタルやデータが流行っているのか - β2
    suginoy
    suginoy 2018/01/05
  • 戦略とはなんなのか - β2

    「どこに絞り込みますか」というお題になると、たいてい議論は止まりがちになる。多くの人は、「絞らなくていいではないか」と心の底で思っている。ターゲットを決めましょうと言われても、全員でいいではないか、という話になる。 自分もこれは大いに思い当たる。大学を選んだ時も、就職先を選んだ時も、「対象が幅広く、可能性が開けていること」を考えていた。絞り込みたくないのである。後戻りができないし、別のところに可能性があったのではないかと、あとから後悔したくないという気持ちがある。 英語の戦略系の読み物では、よく「フォーカス」と出てくる。絞り込みのことだ。経験から言っても、外資系はよくフォーカスを意識する。なぜこんなに彼らは絞り込みを重視するのだろう。ひとつの仮説は、海外では人種や生活レベルがバラバラで、考えていることもバラバラ、いちどに全員を相手に支持されることは難しいと考えていることだ。そういう意味では

    戦略とはなんなのか - β2
    suginoy
    suginoy 2015/05/08
    “彼らは時間軸で考えているということだ。最初はどこかに絞り込むかもしれないが、そのあと勢いがついて領域が広がっていくことをイメージしている。だから彼らは絞り込むポイントを入念に探す。”
  • やらせるとまかせるはことなる - β2

    やらされ感があって嫌だというのはよく聞くけど、任され感があって嫌だというのは聞かない。逆に任され感は嬉しいという文脈で使われていることのほうが多いイメージだ。 仕事を頼むときに、「やらせる」のと「任せる」というのは何が違うか。 やらせるときには、あとで自分がチェックして改善することを無意識に考えている。良くいえば、まずは相手が自分の頭で考えてもらって、上がってきたものを直す過程で指導もできるという感じだ。なんだか寛容でできる上司っぽくてよく聞こえる。でもこれは間違いだ。実際は上司として「事前に色々考えるのが面倒くさい」とか「指示して漏れや間違いがあったら怖い」のがほんとうのところだ。 任せるとなると、頼む側の振る舞いはかなり変わってくる。 精神的に、胆力がないとなりたたない。すごく変なもの、ダメに思えるものがあがってくるかもしれない。大外しするわけにはいかないから、業務の背景、結果として実

    やらせるとまかせるはことなる - β2
  • 格好良くなくても美しいこと - β2

    大切にする、という考え方は古くて新しいものだ。そして、こいつはおもしろいことに伝染する。 九州に出張したとき、ちょっと必要があって特急に乗った。シートは革張りだった。これは、と思って少し驚いたけれど、前に見たある記事を思い出した。 とにかく不良が多い町らしく、最初は革張りのシートなんて傷つけられるって大反対だったんですが、とにかくやってみましょうよということで作りました。結果的にはとても綺麗につかわれています。子供達はずっと賢くて、大人達が気でつくったものには傷つけません。俺たちの町にこんなすごいものがあるって思ってくれるのです。プラスチックで作ったりするから傷つけたりするんですね。(地球大学クリエイティブ 第3回 水戸岡鋭治「旅の経験をデザインする」 | TAMALOG) それで、連想するのはこういう話。 人間は「豊かなものをたくさん使うこと」は"格好よく"、「不足しているものを大切に

    格好良くなくても美しいこと - β2
    suginoy
    suginoy 2012/08/04
    「時間をかけて丁寧に作られているかどうかは、ある範囲のものであれば我々は直感的に感じ取ることができる」
  • 無料ユーザーは従業員である - β2

    しばらく前にこういう格言を聞いて、ずっとひっかかっていた。 「もしあなたが無料でそのサービスで使っているなら、あなたは客ではなく商品なのだ。」 無料でサービスを使うというのはいったいどういうことなのだろうか。たとえば自分が何か「無料のサービス」を開発する場合、ユーザーのことをどう考えればいいのだろうか。 ときおり、無料サービスのユーザーサポートがひどいとかなんとか、話題になったりする。無料で提供しているのだから文句を言うなという意見もあるし、実ユーザーとして損害を被っているという視点もあるし、どう考えるのがいいのか。上の格言によれば商品なんだから、商品そのものに向かってサポートは必要ないということだろうか。 たぶん、無料ユーザーというのは客ではない。ただし、格言にあるような商品でもない。実際は従業員だと捉えるのが、もっとも合理的ではないか。その時、ユーザーがどのような労働をしているのか、と

    無料ユーザーは従業員である - β2
  • 因果の逆転、アジャイル、小さく回すこと - β2

    うれしいから笑うのではなく、笑うからうれしく感じるのだ・・・こういう話が大好きだ。あたりまえだと考えていた因果関係が逆転する。意外な驚きがあって、そのあと納得する。どこかで「自然は因果に関心を持たない」という表現を見た気がするけれど、因果関係は人間の解釈にすぎないのだというふうに考えると、いろいろとおもしろいことを発見できたりする。 因果といえば、仕事まわりで気になった因果の転回があった。 こういう人がターゲットだと想定して広告を送るのではなく、反応する人がターゲットなのだ。この考え方はおそらく「広告をつくる」とか「プランニングする」という作業の意味を劇的に変えてしまうと思う。(ペイドメディア 〜その「手売り」する価値〜 - 業界人間ベム) ブログを書いている人なら自然に納得できる論だと思う。書き続けていると、自分が書いている内容に興味がある人が寄ってくる。無理に読者を広げようと思って煽っ

    因果の逆転、アジャイル、小さく回すこと - β2
    suginoy
    suginoy 2011/09/27
    「考えて作るのではなく、作ることによって考える」「何回も繰り返すためには、コストも時間もかかる。だからこそ、できるだけ小さく始めなければいけない」
  • 消費と投資が紙一重 - β2

    家族も自宅もない身ではあるけれど、最近、むしょうに別荘なるものが欲しくなっている。もともとTumblrというサービスで、世界中のキレイなインテリアを集めていたのだけど、せっかく集めたのだから自分もそういう空間を作ってみたいなあと思ったのがきっかけだ。こうなると夢が広がってきて、床はこうして、壁はこうしてと・・・別荘なのだから工事中でも帰れなくて困ることもないし、お手製サグラダ・ファミリアをやってやろうという気分になってくる。 それで、自分の予算にはまるくらいの激安な物件を見に、ちょっと田舎に行ってきた。70〜80年代くらいに開発された別荘地は、今や持ち主も高齢化して、出入りも少なくじゃっかん寂れてしまっている。管理している人も、自分みたいな比較的若い人が新陳代謝を起こしてくれることを期待しているようだ。別荘アイデアは悪くない。 見て回っていて気になったのは、「別荘おじさん」の存在である。古

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    suginoy
    suginoy 2011/08/03
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