自己批判(じこひはん、Self-criticism)とは、自分の行いや考え方の誤りを自ら見つめなおして、反省することである[1]。ただし、度重なる自己批判は「こうあるべき」「ねばならない」という自縄自縛的な思考に陥りがちで、後述の通り、自分を追い詰めてしまうことによる抑うつ状態やうつ病発症を招く危険性をはらんでいる[2]。 共産主義[編集] 自己批判させられるチベット人女性(1958年) 共産主義においては、自分の「誤り」を「自発的」に認め、公開の場で自分自身を批判する事を指す。各国の共産党や当初の武装革命を支持した革新組織などで行われ、中国では自己批判に加えて、集団で糾弾して吊し上げること(総括と呼ばれた)が行われた[3]。 共産主義運動では、時に「自己批評」セッションによって自らのイデオロギーの誤りを書かせたり口頭で声明を出すことで、党内の新たな信念を肯定することとなった。 これはソ連