じつは「DQ」シリーズの中で、個人的にいちばん記憶が薄いナンバリングが『DQII』だった。ロンダルキアへの洞窟がつらい、ボスがベホマを使うといったシステム面での難度の高さは記憶にあるものの、ストーリー自体は勇者の子孫が討伐に行くというぐらいで、3人の関係性も初対面なのか幼なじみなのかもわからず、全体的にふわっとした印象だった。 それが今回のHD-2D版の中では、キャラクターの性格や勇者たちの関係性が細かく丁寧に描かれていることにまず驚いた。同じ勇者の子孫といっても性格も違えば、旅の目的や、魔王討伐にかける思いの重さも異なる少年少女。いっしょに笑って泣いて、ときには衝突しながらも本音をぶつけあい、絆を深めていく。顔見知り程度だった幼なじみの関係から、かけがえのない仲間になっていく過程が丁寧に描かれており、気づけば全員箱推しに。旅の終わりは本当に寂しかった……。一生旅をしていいんだよ? 性格が

