東北大学や宇宙航空研究開発機構(JAXA)による共同研究グループは、国際宇宙ステーションの日本実験棟である「きぼう」において実施した実験で、キュウリの根が微小重力下においては水分の多い方向に向かって伸びることを明らかにした。 【こちらも】国際宇宙ステーション内で飛び回るボール型ロボット、JAXAが映像公開 宇宙(微小重力下)において植物を育てたら、根はどちらに伸びることになるのか。素朴な疑問ではあるが、地球上で微小重力環境を作り出すのは容易ではないので、これまでなかなか解き明かされることのない問題であった。 ちなみに地球上の、通常の環境において植物の根はどう伸びるのかというと、重力に従って下に伸びる(これを重力屈性という)のは当然のことであるが、水分の勾配に応答して、水の多い方向に伸びるという性質を持っている(これを水分屈性という)。 当然のことながら、微小重力下では重力屈性が発現せず、水
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