新素材の開発は機能が優れていたり省エネルギーにつながるなど注目される分野ですが、実用化されるまでには20年から30年かかるなど長い開発期間を要すると言われています。 そこで今回、名古屋大の研究グループは開発プロセスを短縮するための人工知能を活用した技術を開発しました。装置内部を可視化することで、多様なパラメーターの選択を効率化することにつながったとしています。 時間がかかるプロセス開発 新しい機能をもった新素材の開発はさまざまな産業分野での応用が期待され、多様な分野でのブレークスルーにつながることも多々あります。 新素材を開発するステップは大きく2つの段階に分けることができます。1つ目は、材料設計や探索です。つまり、何らかの機能をもったり省エネルギーにつながるなど「役立つ」物質の設計です。 そしてもう一つのステップは、その物質を合成するための「プロセス開発」です。材料開発は長い研究期間が必
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