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ブックマーク / jp.ign.com (51)

  • 『ゼルダの伝説 知恵のかりもの』の“用意されたコンテンツをすっ飛ばす楽しさ”に感じる矛盾

    『ゼルダの伝説 知恵のかりもの』(以下「知恵のかりもの」)をクリアした。結論からいえば楽しいゲームだった。とはいえ、気になるところもある。「ゼルダの伝説」シリーズの総合プロデューサーである青沼英二は、「見下ろし型ゼルダのアタリマエ」を見直すと語っていたが、私は作から旧来の「アタリマエを見直す前のシリーズ」の態度も感じとれた。 これは確かに見下ろし型ゼルダとして新鮮なのだが、ときに矛盾も感じられるようなものでもあった。 「高さを操作できる見下ろし型ゼルダ」が常識を破壊する 「知恵のかりもの」は、謎の裂け目に飲み込まれたハイラル王国を救うため、ゼルダ姫が冒険をするアクションアドベンチャーゲームである。 ゼルダ姫はリンクと異なり通常は剣を振り回すわけではないので(岩や箱は投げるし、剣も振れないわけではないのだが)、仲間の「トリィ」から借りた力により、さまざまなオブジェクトや敵を「カリモノ」とし

    『ゼルダの伝説 知恵のかりもの』の“用意されたコンテンツをすっ飛ばす楽しさ”に感じる矛盾
  • 須田剛一、「誰もがMetacriticのスコアを気にしすぎ」なせいでゲーム開発が型にはまりつつあると語る

    「ノーモア★ヒーローズ」のディレクターで知られる須田剛一が、ゲームのコミュニティはMetacriticなどのサイトのレビュースコアを「気にしすぎる」との考えを明かした。 グラスホッパー・マニファクチュアのCEOを務める須田は、「バイオハザード」の生みの親である三上真司とともにGamesIndustry.bizの取材に応じ、その不満を打ち明けた。須田は、より高いレビュースコアを切望するあまり、ゲーム開発が型にはまりつつあることを懸念していると説明。多くの企業が、その定型に合わないプロジェクトに関心を持たないのかもしれないと述べている。 グラスホッパー・マニファクチュアのCEOを務める須田剛一は、「Metacriticのスコアを気にしすぎる」人が多いと考えている。 「誰もがMetacriticのスコアに注目しすぎていますし、気にしすぎだと思います」と須田は言う。「Metacriticで高いスコ

    須田剛一、「誰もがMetacriticのスコアを気にしすぎ」なせいでゲーム開発が型にはまりつつあると語る
    sunagi
    sunagi 2024/09/15
  • 映画『きみの色』レビュー 長編アニメーションで短編アートアニメをやろうとする挑戦とその結果

    この内容なら上映時間は50分前後でよかった。間違いなく山田尚子監督がこれまで作ってきた『けいおん!』から『リズと青い鳥』までに培ってきたものの総決算だし、また作家として次のステップへ進もうと表現の挑戦をしているのもわかる。映画館で観なくては体験できないシーンも多い。 しかし僕には上映時間101分がちょっと冗長に感じられた。ふと映画の途中で隣の席に座る短い髪の男を見るとウトウトとしていた。これは挑戦を生かしきれていなくて、『リズと青い鳥』でやったことからあまり前進できていないせいかもしれない。それなら挑戦したい部分を凝縮して短くまとめたほうがタイトな完成度になった(『ルックバック』が公開されたいま、80分を切るアニメート中心の中編アニメはやりやすくなりそうでもあるが)。 その挑戦とは何か。映画館で編の前に『鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎 真生版』と『ふれる。』の予告編が流れたのだが、それらと『きみ

    映画『きみの色』レビュー 長編アニメーションで短編アートアニメをやろうとする挑戦とその結果
  • 「ゼルダの謎解きが嫌い」だったのに『ゼルダの伝説 知恵のかりもの』を楽しみにする理由

    2024年6月18日のNintendo Directでは、ハード末期にも関わらずさまざまなNintendo Switchの新作が発表されて驚いたが、なかでも『ゼルダの伝説 知恵のかりもの』は特に注目が集まるタイトルであった。 『ゼルダの伝説 知恵のかりもの』は、斜め見下ろし視点の「ゼルダの伝説」(いわゆる2Dゼルダ)シリーズ作品である。主人公はリンクではなくゼルダで、さらに作でも従来のシリーズのアタリマエを見直しているという。 「ゼルダの伝説」シリーズは、従来の構造を見直して大きく舵を切った『ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド』が爆発的な人気を得たうえ、その続編である『ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム』もまた期待を越えるヒット作となった。 『ゼルダの伝説 知恵のかりもの』はまだPVが公開されたばかりだが、それでも2Dゼルダの新しい進歩が見られそうで、興奮を抑えきれない

    「ゼルダの謎解きが嫌い」だったのに『ゼルダの伝説 知恵のかりもの』を楽しみにする理由
    sunagi
    sunagi 2024/06/20
    『渡邉卓也』
  • 『Stellar Blade』X『NieR:Automata』特別対談! キム・ヒョンテとヨコオタロウの共通したゲーム哲学とは?

    2024年4月26日、PS5向けに発売予定の『Stellar Blade』。ディレクターを務めたキム・ヒョンテ氏は作を開発する上で、スクウェア・エニックスによる『NieR:Automata』が大きなヒントになったと以前のインタビューで語っている。 滅亡した地球を舞台に、女性の戦士が剣を振るうアクションという意味では、ユーザーにとってもそのインスピレーションは見て取れるだろう。一方で、実際に手に取ってみると極めてオリジナリティの高い作品であることもプレビュー記事で詳しく紹介している通りだ。様々な作品からインスピレーションを受け、それを元に独自のアプローチで斬新かつ高水準のゲーム体験に落とし込んでいるのだ。 キム氏が代表である韓国・ソウルのゲーム開発スタジオSHIFT UPにて、『NieR:Automata』のディレクターを務めたヨコオタロウ氏との対談が実施された。クリエイターとしての共通点

    『Stellar Blade』X『NieR:Automata』特別対談! キム・ヒョンテとヨコオタロウの共通したゲーム哲学とは?
  • Tsushimaよ、これが日本の答えだ!『Rise of the Ronin』を2時間プレイした感想

    今から約4年前、侍を主人公にした米国産の超大作『Ghost of Tsushima』が発売された。時代劇のような世界観でオープンワールドを駆け巡る作は素晴らしいゲームだった。「これが海外で作られるとは、悔しい」といった意見が日の開発者から漏れるほどだった。 コーエーテクモのTeam NINJAが送る『Rise of the Ronin』を約2時間プレイして、私はついに、日の答えを見たような気持ちでいる。 勘違いしないでほしいのは、『Rise of the Ronin』が『Ghost of Tsushima』のフォロワーではないということだ。作はそもそも『Ghost of Tsushima』の発売前から開発されており、ゲームプレイのベースとなるのはあくまでTeam NINJAらしい戦闘アクションだ。 しかし、横浜・江戸・京都とその周辺を自由自在に冒険できる浪人の旅は、『Ghost o

    Tsushimaよ、これが日本の答えだ!『Rise of the Ronin』を2時間プレイした感想
  • パクリと言われる『パルワールド』が描いてしまった「ポケモンにないもの」

    ポケットペアがリリースした『パルワールド』がとてつもない人気だ。発売4日で600万を売り上げ、Steamの同時接続者数は184万人を越えた(執筆時にSteamChartsで確認)。なんとこれはSteam歴代2位の記録である。もはや日で流行るのみならず、世界的なムーブメントになりつつある。 しかし、同時にこの作品に対する反発も目にする。作はポケモンのような生き物「パル」を労働させたり、銃を持たせることができる。挙げ句の果てにはプレイヤーがパルを直接攻撃できてしまうのだ。嫌がる人がいて当然だろう。 そして、作を受け入れ歓迎する人のなかには「ポケモンに求めていたものが『パルワールド』にはあった」という意見もある。確かに『パルワールド』は問題を抱えているのだが、同時に「ポケモンにないものを描けてしまった側面」も存在する。 とにかく進化しないポケモンと、そこを無理やり突破してしまった『パルワ

    パクリと言われる『パルワールド』が描いてしまった「ポケモンにないもの」
    sunagi
    sunagi 2024/01/24
    パルワールド論争に渡邉卓也が参戦!! でも今回の記事はまるっと同意できた。硬直化してたポケモンゲームに対するカウンターとしてパルワールドが非常にうまくいったこと、どちらも大事なのは今後だということ。
  • 『ドラクエ』堀井雄二×『倉庫番』今林宏行×『かまいたちの夜』我孫子武丸:鼎談<過去探求編>人工知能時代へ向けて往年の「コマンド入力式ADV」を振り返る

    人類の情熱に終わりはない。探求心と技術の進化が、新時代のゲームの幕開けを告げている。昨今の人工知能の台頭はビデオゲームのストーリーテリングに大きな革新をもたらす可能性を示唆している。それはしばしば歴史が示してきたように、アドベンチャーゲームが先陣を切るだろう。 アドベンチャーゲームは、プレイヤーに物語体験を提供し、謎解きや探索を通じて物語の世界を紡ぎ出すジャンルとして長らく愛されてきた。しかしこれまでの制約を超えて、プレイヤーの行動や選択に応じてダイナミックに変化する未来のアドベンチャーゲームはどのようなものなのだろう。 そもそもアドベンチャーゲームは出発点から人工知能と縁が深いものだった。最初のアドベンチャーゲーム『Adventure』(1976年)は、初期のチャットボット・プログラムを参考にして作られており、ゲームの背後にAIがいるかのようにプレイヤーに感じさせようとしていた。最初のア

    『ドラクエ』堀井雄二×『倉庫番』今林宏行×『かまいたちの夜』我孫子武丸:鼎談<過去探求編>人工知能時代へ向けて往年の「コマンド入力式ADV」を振り返る
  • 「ゼルダ」が達成できなかった「オープンエアのストーリーテリング」を達成した『Outer Wilds』――2023年を振り返る個人GOTY:お茶缶

    2022年の個人GOTYはその年に発売していないゲームばかりになってしまったけれど、2023年は当に豊作だったので、そもそも10を選出することにとても苦労した。ここに選出しなかったものも含めて、面白いゲーム当にたくさんあった。 けれど、それでも結局、2023年の私の脳内は「ゼルダ、ゼルダ、ゼルダ」だった。私が最も好きなゲームシリーズである「ゼルダの伝説」の最新作であり、世界的な高評価を受けた『ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド』の続編である『ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム』がついに発売したのだから、仕方がない。 発売前も、発売後も、他のゲームを遊んでいるときも、記事を書いているときも、新たな「ゼルダ」をどのように受け止めるかということでいっぱいだった。とにかく、TOP10は以下の通りだ。 『Outer Wilds』 『ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キング

    「ゼルダ」が達成できなかった「オープンエアのストーリーテリング」を達成した『Outer Wilds』――2023年を振り返る個人GOTY:お茶缶
    sunagi
    sunagi 2023/12/28
    お茶缶さんの2023年GOTYがOuter Wilds。ティアキンと比較して超えてると。/またかよと思われようが多分Outer Wildsは今後ゲームのストーリーテリングの話をする時、永遠に出てくると思う。それぐらい革新的なことをやってる。
  • 『ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム』開発者インタビュー:物語上で重要なあの設定やクラシックゼルダへの回帰などについて訊く

    『ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド』は、シリーズをリフレッシュするために必要だったと言われることが多い。しかし、いまだにオリジナルの根強いファンもいる。「風のタクト」と「時のオカリナ」にいい思い出があり、たとえリニアだったとしても、いろいろとややこしい体験をした日々に戻ることをいとわない人々だ。 これについてNINTENDO64で初めて3Dになったときから「ゼルダの伝説」シリーズにたずさわってきた青沼英二氏は「やっぱり人間の心理としては、今ないものを欲しがるという傾向があると思います」と語る。 特に青沼氏は、ゲーム、そして「ゼルダの伝説」シリーズのこれまでの進化についてどのように考えているか、自身の観点から語ってくれた。 「作でプレイヤーが自分で選んでいる道というのは、誰かに与えられた一道ではないかもしれないけど、自分で見つけ出す一道なわけですから、同じようなことだと思うんで

    『ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム』開発者インタビュー:物語上で重要なあの設定やクラシックゼルダへの回帰などについて訊く
  • 「ゴエモンのようでゴエモンでない少しゴエモンなゲーム」はなぜ注目されないのか?『豆狸のバケル』から見る半端なゲームの悲哀

    2023年11月30日に発売されたNintendo Switch向けソフト『御伽活劇 豆狸のバケル ~オラクル祭太郎の祭難!!~』(以下、『豆狸のバケル』)は、グッド・フィールが開発した3Dアクションゲームである。そう、元「がんばれゴエモン」のスタッフが立ち上げた会社が、まさしくかつてのゴエモンのような新作ゲームを作ったのである。 筆者にとってもグッド・フィールは今でも印象深いデベロッパーで、『ヨッシークラフトワールド』はかなり楽しんだ。もちろん、幼いころ「がんばれゴエモン」シリーズを遊んだこともある。特に好きなのは『がんばれゴエモン2 奇天烈将軍マッギネス』だ。友人とサスケを奪い合ってミニゲームをやり込んだものである。 さまざまな層にリーチしそうなゲームであり、ゆえに『豆狸のバケル』もいくらか注目を集めるはず……と思っていたのだが、想像より反響が少ない。ほかの人気作と発売時期が被ったとい

    「ゴエモンのようでゴエモンでない少しゴエモンなゲーム」はなぜ注目されないのか?『豆狸のバケル』から見る半端なゲームの悲哀
    sunagi
    sunagi 2023/12/11
    正直、キャラデザに魅力がないよ。ヤエちゃん級のキャラが必要だった。それにゴエモン世代を狙い撃ちにしたいなら、3Dじゃなくて2Dアクションにするべきだったんじゃないかなあ。ゴエモンの黄金期ってSFC時代でしょ。
  • 『スーパーマリオRPG』レビュー 優れたリメイクにひそむ「あのころにもどりたい」という後ろ向きな情動

    1996年に発売された『スーパーマリオRPG』がNintendo Switchでリメイクされ、私は発売日からむさぼるように遊んだ。楽しかった。しかし、クリアすると心に冷たい風が吹いたかのようであった。 スーパーファミコンの名作がリメイクされて、なぜ素直に喜べないのだろうか。リメイクとして間違いなく良質なのに、どうしてそんな気持ちになるのだろうか。幼いころに何度も遊んだRPGが蘇ってうれしいのは間違いないのに。 昨今はビデオゲームもリメイクやリマスターが多く、過去のさまざまな作品を遊びなおす機会が増えた。それは喜ばしいことなのだが――ノスタルジアはときに毒にもなりうる。 当時の雰囲気はそのままに、まさしく解像度が上がったリメイク 『スーパーマリオRPG』は、スーパーファミコンで発売された同名タイトルのリメイク作品である。グラフィックは3Dに一新されているが、ゲームシステムやふざけた雰囲気もし

    『スーパーマリオRPG』レビュー 優れたリメイクにひそむ「あのころにもどりたい」という後ろ向きな情動
    sunagi
    sunagi 2023/11/21
    わかる。フルプライス取るわりに、FF7みたいに展開まで変えるようなリメイクに比べたら保守的すぎるんだよな。令和に出すならもうちょっとノスタルジー成分以外の何かを見せて欲しかった気がする。前に進もうぜ人類
  • 40年にわたってゲームの遊び方を変えてきた伝説のクリエイター! 鈴木裕ロングインタビュー

    鈴木氏といえば『スペースハリアー』、『アウトラン』、「バーチャファイター」シリーズや「シェンムー」シリーズなど、セガに在籍していた時代に数多くの名作を生み出した。1985年の「ハングオン」で史上初のバイク型筐体を生み出し、1993年の『バーチャファイター』で世界初の3D格闘ゲームを作り、さらに1999年の『シェンムー 一章 横須賀』でオープンワールドの先駆けと呼ばれるようになったゲーム体験で世界中のゲーマーを驚かせた。『サイファイ』が2006年に中止されていなければ、タッチ操作をアーケードに普及させた第一人者にもなっていたかもしれない。ひとりのクリエイターはいったいどのようにしてこれだけ異なる体験を生み出し、そのたびに「先見の明」を発揮してゲームの遊び方を変えることができたのだろうか。IGN JAPANは同氏のスタジオであるYSNETに赴き、詳しくインタビューした。 セガ時代の鈴木裕氏。

    40年にわたってゲームの遊び方を変えてきた伝説のクリエイター! 鈴木裕ロングインタビュー
  • 【ネタバレコラム】私が『ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム』のエンディングを許せない理由

    ついに『ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム』をクリアした。5月12日の発売日からまる4カ月、飽きることなく毎晩のようにプレイを続けて、寄り道もたっぷりと楽しんで、120時間をかけてハイラルの大地、空、そして地底をまんべんなく冒険した。 ※作のエンディングについて語るので、稿にはネタバレがばりばり含まれる。できればクリアしてから読みにきてほしい。 記事タイトルからもわかる通り、私は『ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム』のエンディングに不満を抱いている。だが、それについて詳しく語る前に、ゲームそのものを高く評価しているという点に触れておきたい。稀にみるほどの傑作であり、2023年にこれを超えるゲームはなかなか出てこないだろうと思っている。 ストーリーも「ゼルダの伝説」シリーズのなかでは興味深い方で、特に1万年以上前の時代へタイムスリップしてしまったゼルダ姫の描き方は

    【ネタバレコラム】私が『ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム』のエンディングを許せない理由
    sunagi
    sunagi 2023/09/24
  • なぜ『Starfield』のNPCは心が死んでいるように見えるのか?その理由をゲーム開発のプロが解説

    『Starfield』をプレイしていて、どうしてNPCの心が死んでいるように見えるのかと疑問に思ったことはないだろうか? その理由を、あるゲーム開発者が解明してくれたようだ。 キャラクターアーティスト兼テックアーティストのディレイニー・キングはXへの投稿で、『Starfield』のキャラクターの目に関して興味深い考察を繰り広げ、彼らが作り笑いをしているように見える理由を説明した。 「ドラゴンエイジ」や『ゴッド・オブ・ウォー』といったタイトルに携わったキングによると、『Starfield』のキャラクターの笑顔には、「デュシェンヌ・スマイル」(物の笑顔)を生み出す要素である、眼輪筋の収縮が見られないという。眼輪筋が収縮しない笑顔は、心からの表情というより、嘘をついているか便秘にでもなっているように見えるそうだ。ドラマ『ザ・ボーイズ』を見ている人なら、アントニー・スター演じるホームランダーがこ

    なぜ『Starfield』のNPCは心が死んでいるように見えるのか?その理由をゲーム開発のプロが解説
  • 宮崎駿の引退説をジブリ幹部が否定 すでに次回作を構想中だと明かす

    スタジオジブリ最新作『君たちはどう生きるか』は、宮崎駿の最後の作品になると長い間噂されてきたが、それは事実とは異なるようだ。 『君たちはどう生きるか』(英題:『The Boy and the Heron』)の上映が行われたトロント国際映画祭にて、スタジオジブリ広報・学芸担当スーパーバイザーの西岡純一はCBC Newsに対し、82歳の宮崎は現在もたくさんのアイディアを持っており、毎日出社していると明かした。 これが引退作になるのか、と問われた西岡は「世間ではそういう噂もありますけれども、人は全然そう思っていなくて、今も次のアニメーションの構想をもう考えているんですよ」と返答。「だから、毎日、今も会社に来て、“次のアニメーションをどうしようか”ということを言っていますから、今回は引退宣言はしません」と語った。 "次のアニメーションの構想をもう考えているんですよ。毎日、今も会社に来て“次のアニ

    宮崎駿の引退説をジブリ幹部が否定 すでに次回作を構想中だと明かす
    sunagi
    sunagi 2023/09/10
    宮崎駿は引退すると言ったが宮﨑駿(﨑はたつさき)に改名したっぽいから引退しないでいいのかも
  • 「しん次元!クレヨンしんちゃんTHE MOVIE」はなぜ議論を呼んだのか?野原一家が見せた平成の欺瞞と敗北

    記事には、『しん次元!クレヨンしんちゃんTHE MOVIE 超能力大決戦 〜とべとべ手巻き寿司〜』のネタバレが含まれる。 「クレヨンしんちゃん」の新作映画であり、劇場用作品としては初めて3DCGで制作された『しん次元!クレヨンしんちゃんTHE MOVIE 超能力大決戦 〜とべとべ手巻き寿司〜』について、さまざまな意見が飛び交っている。 実際に私も作を鑑賞して、もやもやしたものが後に残った。映画館を出て、エスカレーターを降りながら私はこのもやもやの理由を考える。この映画は『ドラゴンクエスト ユア・ストーリー』と同じ轍を踏んでいるのではないか、というところまで考え、映画館のエスカレーターを降りながらスマートフォンの電源を入れる。画面に現れたニュースを見て、私はハッとする。それは、2025年の大阪万博のパビリオン建設が難航しているというニュースだった。見出しを読んで、私はこのもやもやの最も

    「しん次元!クレヨンしんちゃんTHE MOVIE」はなぜ議論を呼んだのか?野原一家が見せた平成の欺瞞と敗北
    sunagi
    sunagi 2023/09/02
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  • 『Starfield』は良作どまりか、それとも歴史に残る傑作か? 海外レビューまとめ

    ベセスダによる大作RPG『Starfield』のレビューが解禁された。並ならぬ期待を抱えていた作だが、IGN JAPANのレビューでは見事に10点満点を獲得している。まずはレビューを担当した渡邊卓也による総評を引用しよう。 『Starfield』の広い宇宙には毛色の違うさまざまな惑星・派閥・人物が存在しており、プレイヤーには複数の選択肢が与えられている。自分の好きな存在になって、闇と光であふれる宇宙を自由に味わうことが可能だ。過去作からのブラッシュアップのみならずまったく新しい宇宙を提示しており、まさしくベセスダ式オープンワールドRPGの最高傑作である。 「ベセスダ式オープンワールドRPGの最高傑作」としているわけだが、同社が「Fallout」シリーズと「The Elder Scrolls」シリーズの開発元であることを思えば、要するに歴史に残るほどの傑作であるということだ。 IGN JA

    『Starfield』は良作どまりか、それとも歴史に残る傑作か? 海外レビューまとめ
  • 広大な宇宙の膨大な出会い ベセスダ式オープンワールドRPGの最高傑作 『Starfield』レビュー

    『Starfield』は非常に期待されている大作だ。 「The Elder Scrolls」シリーズや近年の「Fallout」シリーズを手掛けるBethesda Game Studiosの完全新作であり、ディレクションはもちろん著名なゲームクリエイターのトッド・ハワードが担当している。 優れたゲームになるのはまず間違いない。では、どの程度素晴らしい作品になるのか? その答えは「ベセスダ式オープンワールドRPGの最高傑作」である。 ※レビューを執筆するにあたってのプレイ時間は40時間程度となっている。これは『Starfield』のすべてを味わい尽くすのには足りないものの(すべてを体験するには数百時間が必要なゲームである)、レビュー解禁までの非常に限られた期間でメインクエストのクリアと探索をおこなったものであることを留意してほしい。プレイ環境はPC版である。 キャラ・クエスト・派閥・戦い方も

    広大な宇宙の膨大な出会い ベセスダ式オープンワールドRPGの最高傑作 『Starfield』レビュー
  • 『ピクミン4』をクリアして生まれた「ピクミンっていったいなんのゲームなんだろう?」という謎

    茂は「ピクミン」シリーズについて、「こんなに面白いのになぜもっと爆発的に売れないんだろう?」と思っていたという。爆発的に売れない理由に関しては、ひとつ心当たりがある。 筆者は『ピクミン3』からシリーズに入門したのだが、スタッフロールを見終えたあと「これってどういうゲームなんだろう?」と思ってしまった。そして『ピクミン4』をクリアしたあとも「ピクミンっていったい何を目指しているゲームなんだろう?」と考え込んでしまった。 『ピクミン4』に関してはNintendo Switchで発売されたわけで、過去作と比べればかなりの販売数が記録されると思われる。ファミ通.comによると国内パッケージ版のみで初週40万を越えており、DL版を含めればすでに国内で100万近くを売り上げている可能性もある。 今回は売れそうだとはいえ、「ピクミン」シリーズの“掴みどころのなさ”は、外から見ている人を誘う際に大

    『ピクミン4』をクリアして生まれた「ピクミンっていったいなんのゲームなんだろう?」という謎