全5回の予定で,アセンブラによるプログラミングを解説します。アセンブラを理解すると,コンピュータを見る視点がぐっと深くなります。この連載では,私が「なんでキャット」という猫の姿になり,担当のTデスクと一緒にアセンブラの世界をご案内しましょう。 矢沢 久雄/グレープシティ なんでキャット(以下,キャット):Tデスクはどんなプログラミング言語ができるのニャ? Tデスク:C言語とJavaです。 キャット:な~んだ,高水準言語だけだニャ。アセンブラはできないのかニャ? Tデスク:今どきアセンブラを使っている人なんてほとんどいませんよ。 キャット:確かにそうだけど,アセンブラを知っていれば,コンピュータの理解が深まり,高水準言語で記述するプログラムの品質も向上するんだニャ! Tデスク:どうしてですか? キャット:たとえば,「obj」というオブジェクトが持つ「myField」フィールドに10を加える処
![第1回「レジスタ」を知るとCPUの細かな処理が見えてくる](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/bed39b5962a5d552c95b6d796db8f55e72d32943/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fxtech.nikkei.com%2Fimages%2Fn%2Fxtech%2F2020%2Fogp_nikkeixtech_hexagon.jpg%3F20220512)