行政区再編を進める浜松市は5日の市議会特別委員会で、天竜区以外の新たな2区の名称について、市民公募の上位で条件を満たした各5案に、行政区画等審議会の意見などを踏まえた数点を加え、最大各10案を新区名の候補として選択式の市民アンケートを実施する考えを説明した。 市が挙げた5案は仮称A区(中、東、南、西区と北区の一部)が「奏(かなで)、灘、曳馬野、渚、青」。B区(浜北区と北区の大部分)が「緑、みどり、万葉、橘、青葉」。特別委はこれらを含めて最大各10案で市民アンケートの選択肢を検討するとした市の説明を了承した。 市が公募前に示した「一体感や協調に配慮して選定する」との方針に沿い、「特定の地域を想起させる」「固有名詞を使っている」など六つの除外条件を設けて選んだ結果、A区では応募数の上位18位までが除外される結果となった。 この点について、特別委の委員から「市民の意見を尊重したと言えるのか」など