この数年人工知能バブルかってぐらい人工知能関連本が出まくっていて、最初の頃は律儀に一冊一冊読んでいたもんだが、だんだん飽きてきた(そりゃ読みまくってるんだからそうだ)。やれ人工知能に仕事が奪われるだとか奪われない仕事はなんだとかの話は定番だが、定番すぎてそうそう新しい解釈が出てくるわけではない。消える仕事は消えるし、残る仕事の分野もだいたい明らかになってきている。 とはいえそれでも読んでいると「おお、これは視点が良いな」と思えるものもあり、そういうのは読んでいて楽しい。その書き手はやっぱり基本的には専門的な知識を持っている人たちだ。認知ロボット工学者であったり、AI研究所に勤めていたり、機械学習の専門家だったりする。最後のはまた特殊事例といえるが、本稿ではそうした人工知能本飽きた僕の中で記憶に残っている本をいくつか紹介してみようと思う。 まずは基本的なところを教えてくれる一冊 シンギュラリ
著者の杉田さんに献本して頂いたので拝読しました。 PHP エンジニアのための WordPress 本 タイトルにあるとおり、普段フレームワークなどを使って Web システムを開発している PHP エンジニアのための WordPress 本です。 ユーザとして WordPress を利用するのではなく、PHP エンジニアとしてどのように扱うのか、どのように付き合うのか視点で書かれているので、興味深く読むことができました。 序盤で、おおっと思ったのが、第 2 章です。WordPress のインストールにの次に紹介されているのが、いきなり、WP_DEBUG をはじめとしたデバッグモードに関する定数、Debug Bar プラグイン、コマンドラインツールの WP-CLI、そして開発用仮想環境を構築する VCCW という流れになっています。 PHP エンジニアが、WordPress を触るための環境構
ジュンク堂書店池袋本店で開催された「このコンピュータ書がすごい」に参加してきました。 gihyo.jp www.youtube.com Youtubeで当日の動画が公開されていますが、2時間半の長丁場です。 総合ランキング まずはジュンク堂書店池袋本店の2016年売上総合ランキングから。上位陣の殆どは、2015年と変わらず。その中で上位に食い込んで来ているのが、機械学習系とPython本。確かに勢いありましたよねぇ 総合順位 書名 書影リンク 1 人工知能は人間を超えるか 2 たった1日で即戦力になるExcelの教科書 3 スッキリわかるJava入門 第2版 4 ゼロから作るDeep Learning 5 リーダブルコード 6 イラストで学ぶ ディープラーニング 7 暗号技術入門 第3版 8 入門Python3 9 いちばんやさしいWordPressの教本 4x対応 第2版 10 マスタリ
翔泳社は「ITエンジニアに読んで欲しい!技術書・ビジネス書 大賞2017」(ITエンジニア本大賞)を開催。ITエンジニアの投票を集計した結果選ばれた技術書、ビジネス書の各ベスト10を発表しました。 ITエンジニア本大賞の主催は翔泳社ですが、投票の対象となったのは出版社や刊行年を問わず、この1年を振り返っておすすめしたい技術書、ビジネス書全般です。 実際にベスト10に入った書籍の出版社は技術評論社、オライリー、日経BP、インプレス、オーム社、NHK出版、ダイヤモンド社など多岐にわたり、主催の翔泳社の本は1冊にとどまっています。 ベスト10の上位6冊については、同社が2月16日に都内で開催する「Developers Summit 2017(デブサミ2017)」において書籍の著者、編集者、翻訳者などによるプレゼン大会が開催され、そこで行われる最終投票によって大賞が決定されます。 技術書部門ベスト
【2020/1/9更新】2020年版もあります, こちらもよろしくおねがいします! 【2018/12/24追記】最新版を公開しました!「Python本まとめ・2019年版 - Webとデータ分析を初心者が仕事にするまで - Lean Baseball」 ※2017/12/24 最新版をこちらに上げました、この内容は古いのでこちらを見ていただけると幸いです🙇♂️ Pythonの学び方と,読むべき本を体系化しました2018〜初心者から上級者まで こんにちは.野球(とグルメ)の人です. 会社と仕事はメッチャ楽しいのですが,今日はそれと関係なくPythonの話題を久々に.*1 昨年から,「AI(えーあい)」だの「でぃーぷらーにんぐ」だの「機械学習」といったワードとともにPythonを覚えようとしている方が多いらしく, 何から学ぶべきか 何の本がオススメか 簡単に覚えて僕もいっちょ前に「えーあい
この記事は 2016年 Schoo Advent Calendar の18日目の記事です。 今日はSchooと特に関係ないですが、2016年の圧倒的Pythonブームを、出版された書籍を中心に振り返り、タイプ別Python系オススメ本をエンジニアが勝手に選んでみたいと思います。 2016年はすごい一年だった こちらはAmazonで「Python」を検索した結果ですが、ほとんどが2016年に発売されたものです。 2015年12月に発売された O’Reillyの「入門 Python3」を皮切りに今年だけで、有名出版社などから10冊以上発売されているのを観測しています。 なぜなのか これは肌感ですが、やはりデータ分析、機械学習の人気に引っ張られる形で、それらをやるならPythonらしい…!ということが認識されてきたのが大きい理由ではないかと感じています。 例えば Caffe, Theano, T
偉大なプログラマーから学ぶ!プログラミングの考え方を学べる良書9冊とは! プログラミングの考え方を学べる良書まとめ。プログラミングをするには、ネットワークやアルゴリズムといった知識が重要です。偉大なプログラマーが自分の経験や知識を書物として残しています。優秀なプログラマーを目指す人は必見でしょう。 テックアカデミーマガジンは受講者数No.1のプログラミングスクール「テックアカデミー」が運営。初心者向けにプロが解説した記事を公開中。現役エンジニアの方はこちらをご覧ください。 ※ アンケートモニター提供元:GMOリサーチ株式会社 調査期間:2021年8月12日~8月16日 調査対象:2020年8月以降にプログラミングスクールを受講した18~80歳の男女1,000名 調査手法:インターネット調査 本稿は、CodingDojoのブログ記事を、CodingDojo Blogより了解を得て日本語翻
読んだことあるものについて、いくつか抜粋でおすすめしてみますね。 リーダブルコード 圧倒的大差で1位を獲得したのは、『リーダブルコード』。 良いコードを書くために必要な基本的な知識が詰まった良書ですね。 リブセンス社内でも、他のエンジニアのデスクや本棚などいろいろな場所で、この特徴的な青い背表紙を見かけます。 ランキングには入らなかったけれど『コードコンプリート』もよろしければどうぞ。 Team Geek 良いものを作るには良いチームであることが必要だ。 「だったらどうしたら良いの?」が書かれた本。 結局、決まりきった絶対的な方法はなく、問題解決のためにはお互いを尊敬して、諦めずにコミュニケーションを取り続ける必要があるんだと感じました。 たまに読むと大いに反省したくなること請け合いです。 ハッカーと画家 良いソフトウェアを設計、デザインするハッカーのマインドが散りばめられたエッセイ。 「
この春からプログラマーとして働くようになりました。今まで色々と開発系の勉強を中心にしていましたが、最近はもっぱら高校数学を独学しています。 勉強しようと思ったきっかけ、教材として使っている『長岡の教科書』の紹介について書いていきます。 勉強しようと思ったきっかけ まず前提として、僕は高校を中退しています。空白期間を経て情報系の専門学校に入ったのですが、その際に取った高認も、英語だけを受験して取得したという経緯もあり、高校以降の勉強の知識がごっそり抜けてしまっています。 その後、専門学校に入ってから基本情報技術者試験を受験することになったのですが、そこで出てきた集合や対数、数列といった知識が全くないため(Σってなに状態)、数学の知識の欠如を感じたものです。 なんとなく数学コンプレックスを抱えたまま過ごしている折に、2014年10月発売のWEB+DB PRESS Vol.83のインタビューにて
自分で何かWebアプリを作るときにデザインも自分である程度満足いくレベルのものをできるようになりたくて、今年に入ってからいくつかデザインの本を買いました。 感想と勉強になったことをまとめてみます。 ノンデザイナーズ・デザインブック ノンデザイナーズ・デザインブック [フルカラー新装増補版] 作者: Robin Williams,吉川典秀出版社/メーカー: 毎日コミュニケーションズ発売日: 2008/11/19メディア: 単行本(ソフトカバー)購入: 58人 クリック: 1,019回この商品を含むブログ (107件) を見る 定番・・・なんですかね。どこかでデザイン初学者向けにオススメされていたのをみて買ってみました。 とても教科書っぽいです。ただ文章は程よく砕けていて読みやすく、理論をベースに実際の例をたくさん挙げて説明されているのでとっつきやすいです。 特に参考になった章:7章 Usin
ITエンジニアに読んでほしい!技術書・ビジネス書 大賞 2016 「編む庭」のほぼ裏番組になってしまいますが、明日はデブサミ2016で、翔泳社さんの「ITエンジニアに読んでほしい!技術書・ビジネス書 大賞」のプレゼンセッションがあるのでした。 今年は参加してないのですが(告知後に確認したら協賛お願いのメールが埋もれてました…。対応せずに大変失礼いたしました)、せっかくなので今年の技術書ベスト10になってた各書籍についてコメントしてみます。 『ITエンジニアのための機械学習理論入門』 ITエンジニアのための機械学習理論入門 作者: 中井悦司出版社/メーカー: 技術評論社発売日: 2015/10/17メディア: 単行本(ソフトカバー)この商品を含むブログ (2件) を見る ふだんはLinuxとかクラウドっぽい書籍を書かれいてる中井さんの書籍です。ちょっと意外ですが、本書では機械学習についての理
※この記事は銃・病原菌・鉄の概要を書いたものですので、詳しいことは実際に本を買って読んでいただけると良いかと思います。名著ですので、人生で一度読んでおくことをお勧めします。 文庫 銃・病原菌・鉄 (上) 1万3000年にわたる人類史の謎 (草思社文庫) 作者:ジャレド・ダイアモンド草思社Amazon文庫 銃・病原菌・鉄 (下) 1万3000年にわたる人類史の謎 (草思社文庫) 作者:ジャレド・ダイアモンド草思社Amazon はじめに なんで、スペイン人のピサロは圧倒的に少ない人数でインカ帝国を征服できたんだろう。 それはスペイン人が、銃と鉄、そして何よりアメリカ大陸にはない病原菌とそれに対する耐性を持っていたからですよ。 じゃあ、なんで、スペイン人はそれを持っていたの?銃と、鉄を発明できたの?病気に対する耐性を持っていたの? ヨーロッパ人はインカ帝国の人より、人種的に勤勉だったり病気に強か
はじめに こんにちは、エンジニアのあさりです。今回は、AdminJSというNode.jsのフレームワークを用いて簡単に管理画面を実装する方法を紹介します。 AdminJSとは? AdminJS は、Node.js アプリ […]
はじめに 私はiOSアプリのフロント側を趣味や仕事で開発しています。 そんな中、時折聞かれるのが「iOSアプリってどうやって開発するの?」という質問です。答えは千差万別だと思うのですが、僕がもう一度最初からやり直すとしたら、フロント側についてはこうやるだろうなというのを書いていきます。また、この記事では、「プログラミングができるようになる」ではなく、「iOSアプリが開発できるようになる」を主眼においています。 こういった記事は他にもあって、個人的にオススメはこの辺りです。 これからiPhoneアプリを作ろうと思ってる人に正月休みを使って読んでみてほしい書籍 アンドロイドだけど参考までに Androidアプリ開発を独学で学ぶ人への効果的な勉強法 大原則 まず、プログラミングの話をする前に心構え的として語っておきたいことがあるので短めに書き連ねたいと思います。 1. 巨人の肩に乗るという意識
2015.10.29 ITニュース Kaizen Platform, Inc.など複数の企業で技術顧問を務めている伊藤直也氏。同氏が自身のブログ『naoyaのはてなダイアリー』をほぼ1年ぶりに更新したのが、界隈で話題となっている。 伊藤直也氏(From GitHub_naoya/myprofile) そのエントリテーマは「プロダクトマネジャー」について。Twitterでつぶやいていた内容をまとめられたことをきっかけに、筆を取ったという。 >> プロダクトマネージャーについて – naoyaのはてなダイアリー ここ最近、伊藤氏の下には、顧問契約を結ぶ企業以外にも相次いで相談が寄せられていた。その大半が、「良いプロダクトを作るために、開発体制を整えたい」という内容だ。 こういった問い合わせに対して伊藤氏は、「良い開発体制を作れば、それだけで良いプロダクトができるわけではない」と話し続けてきたと
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