メール、SNS、TwitterのようなWebサービスが急拡大すると、莫大な量のログやメッセージが一気にサーバーに流れ込む。この巨大なデータのフローやストックは、サービスが拡大する過程では不可避であり、喜ばしい反面、大きな脅威となる。そのため通信やクラウド関連のエンジニア達の間では「Big Data」と呼ばれ、将来を占ううえでの最大級の関心事となっているようだ。 先駆者であるGoogleやAmazonなどは、Big Dataに直面することをいち早く予見し、独自のデータベースを核とするクラウド環境を開発して対応した。彼らのサーバーがダウンせず、顧客がほぼ不満無く利用し続けられているのも、この先見性と技術力があったればこそ。しかし、このBig Dataとの戦いは、すでに彼らだけの世界にとどまるものではない。世界中でベンチャーを中心に、Big Data対応のメールシステムやデータベースの開発が始ま